東京大学
とうきょうだいがく
概要
通称、東大。
日本における最高学府として知られているが、現在の最高学府は最も程度の高い学問を学ぶ学校。通例、大学を意味し、東京大学のみを指していうのは誤用とされる。
(補足すると、明治10年(1877)から、明治30年(1897)に京都帝国大学(現在の京大)ができるまでは、東京大学(明治19年からは帝国大学)が唯一の大学で、最高学府だった。(goo辞書より))
キャンパスは本郷・駒場・柏・白金・小石川の5つであり、特に本郷キャンパスにはあの有名な安田講堂と赤門が存在する。
日本の最高レベルの大学であると同時に、日本有数の研究機関でもあり、東大の研究成果がしばしば社会に影響を与えることもある。
東大の入試は最高難度のレベルを誇り、生半可な知識では到底合格なんか出来ないことでも有名である。入試時は6つの科類(文科一類、二類、三類、理科一類、二類、三類)のどれかを受験し、入学後2年間は目黒区の駒場キャンパスで教養課程を学ぶ。
後半の2年(医学部は4年)で希望の学科に行くためには2年生前半の「進路振り分け(通称進振り)」をクリアしなければならず、教養課程のうちも必死で勉強しなければならない。
このため1〜2年の定期試験対策には熱が入れられ、各クラスで試験対策委員が組織され「シケプリ」と呼ばれる対策プリントが作られるのが恒例。
ここで理系文系の分野を変えることも制度上は可能ではあるが、そうすると後々かなり大変な思いをすることになる。
つまり、入学時は何学部何学科に行くかは未定ということになる。
文一は法学部、文二は経済学部、理三は医学部と、この三類は余程酷い成績(但しあくまで東大水準)でなければそのまま進学可能である。
3年以降は殆どの学生が本郷キャンパスに通う。大学院では所属により千葉の柏キャンパスに通学することになる。
学生の人物像
昔は日本全国から優秀な学生を集める最高学府というイメージだったが、今や地方出身の苦学生などほとんどおらず、首都圏の小金持ちの家庭に育った子女が最も多い(それなりの偏差値に育て上げるための塾・家庭教師代や有名私立校の授業料を捻出可能な層ということでもある)。その意味では出身層は割と偏っている。
東大用語
東大生の間で日常的に使われている、独特の用語や言い回し(隠語)が多く存在する。下記の隠語は他の大学でも通用するものも多く、必ずしも東大特有というわけではない。
用語 | 読み仮名 | 意味 | 備考 |
---|---|---|---|
イカ東 | イカとう | 「イカにも東大生」の略。 | 特徴的な身なりや言動から定着したと言われる。 |
イタ語 | イタご | 「イタリア語」の略 | |
銀杏並木伝説 | いちょうなみきでんせつ | 東大新入生の女子が、その年の銀杏の葉が散り切るまでに彼氏ができないと卒業まで彼氏ナシになるという都市伝説の一種。 | |
コリ語 | コリご | コリア語(韓国語・朝鮮語)の略。 | |
シケ対 | シケたい | 「試験対策委員」の略。 | 授業をもとにシケプリを作成するクラス内の担当者。 |
シケ長 | シケちょう | 「試験対策委員長」の略。 | |
シケプリ | - | 「試験対策プリント」の略。 | シケ対のメンバーが授業をまとめて作るプリント。 |
スぺ語 | スペご | 「スペイン語」の略。 | |
チャイ語 | チャイご | チャイナ語(中国語)の略。 | |
ドイ語 | ドイご | 「ドイツ語」の略。 |
こちらも参照。