概要
イベント開催期間:2016年4月27日(水)23:40~5月18日(水)13:59
復刻版:2018年9月5日(水)~9月19日(水)
『Fate/GrandOrder』の期間限定イベントの1つ。
『Fate/Zero』とのコラボイベントで、原作者である虚淵玄が自ら執筆したオリジナルストーリーとなっている。
また、イスカンダルが期間限定キャラとして実装され、さらに百貌のハサンとエミヤ(アサシン)が恒常で実装された。
2018年には、復刻版『Fate/Accel Zero Order -LAP_2-』として再実装。
こちらでは、ディルムッド・オディナ(セイバー)が追加実装された。
タイトル名の由来は衛宮切嗣が得意とする魔術『固有時制御・二重加速』から。
ストーリー
特異点Fより10年前の過去にあたる冬木市に現れた新たな特異点。
その時代、冬木は第四次聖杯戦争の最中にあった。
エルメロイⅡ世を案内役にレイシフトすることとなったマスター。
第四次聖杯戦争における特異とは何なのか。
真相を探るための闘いが始まる・・・。
イベントの仕様
「空の境界/the_Garden_of_Order」と同じミッション形式。
課題をクリアしていく事で、報酬と次のストーリークエストの開放を行う。
収集アイテムの「印章」は、サーヴァントの基本クラスと同様に7種類に分かれている。
ドロップ数は特攻サーヴァント及び特攻礼装を装備する事で増加する。
なお、初回と復刻版で仕様が変わっており、初回は同クラスの印章が増加したが、復刻版では優位なクラスの印章が増加するようになっている(例:セイバーならば槍の印章に対応。なお、バーサーカーはどちらも狂のみに対応)。
エクストラクラスは、狂は共通で増加し、ルーラー・ムーンンキャンサー・フォーリナーは3騎士、アヴェンジャー・アルターエゴは4騎士、シールダーは全クラスの印章がそれぞれ増加する。
また、クエスト開放アイテムとして「魔術鉱石の欠片」「海魔の足」「暗殺者の仮面」「至宝の杯」の4種類がある。こちらはアイテム交換やミッション・クエストのクリア報酬で入手可能で、指定数集める事で新たなフリークエストが開放される。
特攻サーヴァント
クラス | 対応サーヴァント |
---|---|
セイバー | アルトリア、ジル・ド・レェ、ディルムッド |
アーチャー | ギルガメッシュ、子ギル |
ランサー | ディルムッド |
キャスター | 諸葛孔明、ジル・ド・レェ、天の衣 |
ライダー | イスカンダル、アレキサンダー |
アサシン | エミヤ、百貌のハサン、呪腕のハサン |
バーサーカー | ランスロット |
エクストラクラス | アンリマユ |
※増加数は一律+3個。アンリマユは全クラス対応。
特攻礼装
名前 | イベント効果 |
---|---|
至るべき場所 | 全クラスの印章ドロップ数+2個 |
目醒め前 | 対応クラスの印章ドロップ数+3個 |
月霊髄液 | 対応クラスの印章ドロップ数+3個 |
恋知らぬ令嬢 | 対応クラスの印章ドロップ数+2個 |
セルフ・ギアス・スクロール | 対応クラスの印章ドロップ数+1個 |
※最大開放でさらに+1個。
登場キャラクター
時間遡行者
サーヴァント
マスター
その他
関連イラスト
関連動画
復刻版-LAP_2-
余談
『Grand Order』の世界線における初めての聖杯戦争は2004年の冬木が最初とのことであり、それ以外で開催された事はないという。つまり『Grand Order』の世界線とFate/apocryphaの世界線同様に、第四次聖杯戦争は起こっていない。
遠坂時臣、言峰綺礼、雨生龍之介といったマスターたちも原作通りにいるようなのだが、主人公と対面する前に龍之介は退場し、時臣と言峰はずっと穴熊を決め込んでいたのでストーリーに直接登場しない。
(言峰綺礼か概念礼装のイラストで登場している。)
Fate/zeroのコラボイベントであるが、ストーリー面においてはFate/staynightのHeaven's_Feelルートの要素がかなり強く出ててきており、ある意味においては10年も早まった冬木の聖杯戦争の終焉を描いた物語であるともいえる。一部の要素はFate/apocryphaを思わせるものも。
また、コラボイベントという特性を活かして、ジャンヌやフィンと言った回想に登場したサーヴァントや第五次聖杯戦争の面子で戦う事も出来、中にはジャンヌ三姉妹で旦那を迎え撃ったマスターもいたとか。(第五次の面子では、呪腕のハサンが特攻対象に選ばれている。前述のHFルートの要素を組み込んだゆえだろうか?)
特異点である為、本来の歴史は変わらない。ただこの世界線ではかなり多くの人の運命が変わっている。
厳密に言えばFate/zeroとFate/staynightの第四次聖杯戦争の世界線か微妙に違う、矛盾点(特にセイバーや言峰綺礼に関して)の部分もに含まれている為 、公式としても『stay night』は『Zero』の続編ではなく、あくまで似た事があったパラレルという扱いなので注意されたし。
間桐陣営やケイネス陣営など原作では救われなかったメンツは救われている一方で、遠坂陣営は全くと言っていいほど救われていない。
- ケイネスに関しては、ギャグ時空を除けばこれが唯一の生存例。
- ただし、あくまで聖杯戦争を生き残っただけなので、やはりなんらかの原因で死亡する事も考えられる。
- というかケイネスの死+ロードエルメロイII世誕生はもはや人理定礎レベルといっていい程のお約束…というか一種の呪いで、第4次聖杯戦争が起ころうが、起こらまいが、Fate寄りでは無い世界だろうがこうなってしまうようである。
- 間桐陣営に関しては、間桐臓硯は蟲蔵を蹂躙されて退場している。奇しくもApocryphaの要素も含んだ末路。
- 遠坂陣営の救われなさについては、遠坂葵は例外。ただ、これが仮に正史になった場合、遠坂時臣の生存が予想される為、その後の遠坂凛の性格が(悪い意味で)大幅に変わってしまう可能性が見られる。
- 愉悦神父に関しては、その本質をギルガメッシュから諭されず、冬木の大災害も発生しないため、Apocryphaの世界線同様に、自分の資質について迷いと葛藤が続く事になるだろう。あるいは、別の世界線同様の外道化へと目覚める切っ掛けを残している。詳細は言峰綺礼の項を参照。
- ただ、彼に「この世全ての悪」の存在て知らない、心臓を撃たれるも、契約していた質をギルガメッシュを通して流れ込んだ聖杯の泥を心臓代わりに蘇生しを経験しもない。
- 衛宮士郎は大災害を経験しないことで人生が根本的に変わる。切嗣に引き取られないことからセイバーの出会いもなく、したがって聖杯戦争と縁があるかどうかも怪しいため、英霊になる事はないだろう。恐らく性格はカプセルさーばんとやApocryphaに近くなるものと思われる。
なお第四次聖杯戦争の異聞とはいえ、アンリマユは何故か前のマスターの記憶があるなど、不可解な点も多い。
同じ都市をモチーフとした特異点Fとの関連は不明。この時代の遠坂亭に当たる場所が特異点Fの爆心地に当たるのだが、本来死ぬ筈のケイネスや遠坂時臣が生き残ってしまった件、アインツベルンの技術が原典より進んでいた件とどんな関連があるのかは謎である。異聞と銘打っているのでもしかしたら…。