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概要
大張正己が監督、キャラクターデザインを務めたハイクオリティエロティックアニメーション・戦う変身美少女エロアニメ。
その出自と作風故にイラストのほぼ全てがR-18。
女学院に通う少女 神宮寺萌奈が、おっぱいとアソコがまる出しの高性能パワードスーツのスーパーヒロイン「月下の聖騎士 エンジェルブレイド」に変身。「エンジェル・ソード」を持って、悪の組織「ダーク・マザー」と戦う。
第1シリーズ『エンジェルブレイド』は、バニラより2001年12月14日から2003年4月11日まで全3巻で発売された。第2シリーズ『エンジェルブレイド パニッシュ!』(ANGEL BLADE PUNISH!)は、新レーベルのミューズ(MUSE)より2004年12月29日から2005年9月9日まで全3巻で発売された。新シリーズとなり、第1作では謎に包まれていた真実が明かされる内容となっている。物語は未完結であるが、続編は2016年現在でも出ていない。2002年にはデジアニメ・コーポレイションよりアダルトゲーム化された。
声優は全て非公開だが、パッケージ裏に赤字で「豪華声優陣多数出演!」と書かれており、実際有名なあの声優やあの声優と思しき声がする。
第一期の総集編『アルティメットエディション』は品薄の状態が続いていたが、2017年11月にモザイクリニューアルバージョンが発売された。
更に2019年12月、『エンジェルブレイド パニッシュ! アルティメットエディション モザイクリニューアルバージョン』が発売。
ストーリー
西暦20XX年の近未来、地球環境の大きな変化で人類は高度文明を維持しながらも、シティナンバーを持つ無数の都市国家に分立して暮らしていた。
その一つシティナンバー96に突如、悪の組織・暗黒の母(ダークマザー)率いる浮遊古城が出現した。スチームが立ち込める闇の中で、彼らダークマザーの怪人は少女達を狙い暗躍を開始する・・・。だがその時、月の光を背に素肌を露にした天使の姿が浮かび上がった。そのシルエットこそ、少女達を守る正義の女神。シティの人々は彼女をこう呼ぶ、エンジェルブレイド!
登場人物
<エンジェルシステムのスーパーヒロイン>
エンジェルシステムにより、高性能パワードスーツのスーパーヒロインに変身する。
・神宮寺萌奈(じんぐうじ もえな) / エンジェルブレイド
大張氏のキャラとしては異例のロリ体型のヒロイン。
女学院に通う控えめで純真な性格の少女。変身後は性格と外見が大きく変化する。
グラマラスな美女に変化していく様を余すことなく見せ付ける変身バンクは圧巻の一言。
変身後は凛とした勇ましい性格になり「エンジェル・ソード」を手に悪の組織「ダーク・マザー」に立ち向かう。
当初は無意識に力を解放しており、半ば二重人格のような状態であったが、己の宿命を受け入れたことで真の力を解放、必殺技:アルティメット・ダイナミックを披露した。
外見以外は至ってまともな変身ヒロインだが、コスチューム(パワードスーツ)は乳房・股間を完全に露出した過激なエロ衣装である。
変身中はほとんど気にしておらず、専用大型バイク「モトブレイダー」にほぼ四つん這いのライディングフォームで跨って公道を爆走し、後続車両の男性ドライバーに鼻血を吹かせていた。
一応、市街地で戦闘になった際、民間人達にまじまじと見つめられた時は申し訳程度の恥じらいを見せた。
・菱崎シャイア(ひしざき シャイア) / エンジェルエンダー
人気のあったアイドル歌手で、金色の長髮が特徴。エンジェルシステムの力により、「エンジェルエンダー」に変身できる。エンジェルブレイドのプロトタイプであり、蹴り技が得意。
超人学園ゴウカイザー の登場人物と同姓同名でOPでもよく似た姿に変身しているが、本編ではその姿で活躍しない。所謂OP詐欺である。
変身後のエンジェルエンダーは口元まで覆ったフルフェイスメット、胴体部分を覆うものが何もないなど、エンジェルブレイド以上にけっこう仮面を意識させるコスチュームである。
・エルフィ・エルフマン / エンジェルバレット
第2シリーズのみ登場。萌奈の前に現れた謎の少女。片言の日本語を話す。褐色の肌で、眼鏡。エンジェルシステムの力により、謎の女戦士「エンジェルバレット」に変身できる。二挺拳銃を持って、「虚空の聖銃士」の異名がある。一切素性を隠している。
・本編未登場
新たな戦士として『エンジェルレイピア』『エンジェルダガー』『エンジェルアックス』のデザインが発表されており、pixiv上でもこれらをモチーフにした作品が投稿されている。
いずれも第一巻の時点で登場している人物が変身するものと設定されているが、本編中では実現しておらず存在について言及もされていないので、『不採用が確定したボツ案』の可能性も否定は出来ない…つうか、作品そのものが未完のまま停止している現状では採用も不採用も大差ないのだが。
<シティナンバーガーディアンズ>
シティナンバー都市を守る警察組織。
・不動あやめ(ふどう あやめ)
シティナンバーガーディアンズの婦人警官でくノ一。高い身体能力を有し、潜入捜査の時に赤いマスクを付けた正義のスーパーヒロイン・くノ一の姿に変身する。
・知念エミリィ(ちねん エミリィ)
シティナンバーガーディアンズの婦人警官。署長の実の娘である。
<暗黒の母(ダーク・マザー)>
ファントム・レディが率いる悪の組織。浮遊古城が本拠地。幹部級の構成員は女体ベースの両性具有即ちふたなりであり、陰茎から破壊光線を発する。ファントム・レディの母乳の供養を頼まれた、大量の怪人・魔物を有する。
悪の組織「ダーク・マザー」を操る女首領。エンジェルブレイドの真の力を使い、強大なパワーを持って、エンジェルシステムを操ろうと企んでいた。配下の女幹部の失敗には容赦ない。戦闘中に何故かエンジェルブレイドに対して萌奈の名前を呼ぶ。第2シリーズ最終話より素顔を表すが、その真意と正体は不明。
巨大な乳房からは絶えず母乳があふれ出ており、怪人たちの生命を維持すると共に更なる進化を促すものであるらしい。
・ジオグラッド
ダークマザーの怪人。
人間に変身した状態で活動し、少女たちを襲う際は半獣人の正体を露にする。
遺伝子内に人間に酷似したパターンが含まれており、理論上は人間との交配も可能であるらしい。
固体名が出ているのは『カメレオンシザー』のみだが、他に蛸や亀・魚を思わせる容姿の者が確認されている。
・カリン
ファントムレディを『お母様』と呼ぶ。実際に親子関係にあるのかどうかは不明瞭だが、ファントムレディの乳房から直接授乳している描写があるのはカリンだけである。
また他の幹部たちはファントムレディからの攻め(責め)を受けるシーンがあるのに対し、カリンの濡れ場は響香を責めたてるもののみであり、一線を隔した存在であることを伺わせる。
エンジェルシステムの戦士たちとの戦闘は行っていないため、その力量は定かではない。
・ネイルカイザー
ダーク・マザー幹部の一人。エンジェルブレイドの正体を探っている。またエンジェルブレイドとは対等のパワーを持つ程の大幹部。
主人公のライバル枠でありながら直接の決着にはいたらず、『アルティメットエディション』で新作シーンが収録された。
記憶の改竄を匂わせる描写がある。後にファントム・レディが企てる「祝祭」に参加させられるが、実は響香が救出されると同時にネイルカイザーも連れ出されている。その後の消息は明らかになっていないが…
・クローエ将軍&イレーナ大佐
角を持ち、鎧(逆ビキニアーマー)をまとう幹部クローエ将軍と、『逆レオタード』ともいうべきデザインのセクハラ軍服をまとい眼帯をしたイレーナ大佐のコンビ。
大佐は将軍の副官として常に同行しているが、任務遂行上の役割なのか、プライベートにおいてもパートナーなのかは不明。
共にナースに扮装し、エミリィと聖流を陵辱。ブレイドとエンダーに敗北する。
『パニッシュ』第一話では失敗の責任を問われファントムレディに責めを受け、更なるお仕置きとして『闇の快楽、魂の昏倒』を与えられた結果、『祝祭』の最中に泥人形のような姿を現し、ネイルカイザーを動揺させた。
ただしこの『祝祭』が具体的にどのような目的で行われ、どのような結果をもたらすものかは明らかでなく、クローエとイレーナが実際に死亡(あるいは消滅)したのかも定かではない。
『祝祭の生贄には、愛しい者を供するのが習わし…怖れることはないわ、ネイル。混沌から来た者が、混沌に戻るだけのこと…』
・ウイドウ
『パニッシュ』第二話・第三話で登場した新たな幹部。
精神操作の能力を持ち、シャイアに同行していた撮影スタッフを支配下に置くことでシャイアとあやめを拘束、公開陵辱を行う。
通信を介してのファントムレディとのやり取りから、ダーク・マザーの内情の複雑さが垣間見える。
・ラッシュ&スレッジ
ウイドウの配下で、2人の筋肉男。
第1シリーズのジオグラッド怪人軍と異なり、戦闘時は衣装のみが変化し、獣人化などの変化は見られない。
クローエに対するイレーナのような、幹部補佐もしくは幹部候補のような立場であると推測される。
<その他>
・天明院聖流(てんめいいん セイル)
才色兼備の生徒会長で、全校生徒の憧れの存在だった。ネイルカイザーは彼女がエンジェルブレイドの正体と疑っていた。
・葉澄
萌奈の学友。萌奈と合わせて『学園きっての貧乳コンビ』(葉澄本人・談)。
エンジェルシステムともダークマザーとも関わりが薄く、蚊帳の外に置かれたままフェードアウトした(立ち位置的にはエルフィに食われた感がある)…と、思われたのだが…
・マイナ
萌奈の母親。故人ということになっている。
エンジェルブレイドの変身アイテムには彼女の意識が内蔵されているらしい。また萌奈の変身後の(つまりエンジェルブレイドの)容姿は、マイナのものがベースになっているようである。
・響香(きょうか)
萌奈の保護者。学園内でカフェを経営している。左目の目尻にある泣き黒子が特徴。
母を亡くし父も失踪して天涯孤独となった萌奈を引き取った遠縁のおばさま…
というのは表向きで、実験体として萌奈の父親(らしき男)と連絡を取り合っており、エンジェルシステムの鍵を握る女性。
カリンに拉致され激しい陵辱を受けた後、ブレイドらに救出され入院。
・立花ハヅキ(たちばな ハヅキ)
アイドル。
・イサト
詳細は全く不明。
劇中の描写から推測できる範囲では、萌奈の父親でありエンジェルシステムの開発者。萌奈を響香に託し、自身はエンジェルシステムを完成させるための研究に専念していた。妻であるマイナを『暗黒の呪縛から解き放つ』ことを悲願としている。シャイアからは『おじさま』と呼ばれており、響香は彼に想いを寄せているようである。
響香が拉致された際、彼も負傷して倒れたところをカスミに発見される。
その後の動向は不明なままだったが、『パニッシュ』第三話のラストで葉澄らしき人影を伴い響香の病室に姿を見せている。
スタッフ
監督:愚麗闘破裏・大張正己(第1シリーズ)/大籠之仁(パニッシュ=第2シリーズ)
アニメーション制作:スタジオG-1NEO・フロントライン(第1シリーズ)/旭プロダクション(パニッシュ=第2シリーズ)
過去に大張が手がけた作品(特に超人学園ゴウカイザー)のキャラクターに容姿や名前が似た人物が多数登場する(例:ネクロカイザー←→ネイルカイザーなど。さらにネクロカイザーの本名は…)。
細部が違っているので、スターシステムととるべきか他人の空似と見るべきかは意見の分かれるところ。
関連タグ
同ジャンルの作品との比較
主人公の変身システムの扱い(首のハート型アクセサリーで起動する、敵味方両陣営にとって重要な機密として争奪戦が繰り広げられる)、敵組織の主要メンバーが女怪人で占められている点などがキューティーハニーと、
主人公を含むヒロインたちのコスチュームデザイン(顔を隠して体隠さず)、無関係な女子生徒が嫌疑をかけられ教師に陵辱される展開などはけっこう仮面と類似している。
また、製作者つながりで他作品のキャラやそっくりさんが登場するのも、ダイナミック系作品で多用されるパターンである。
その他、VIPER(PCゲーム)において2003年時点で進行していたメディアミックス企画『VIPER Z3』のためにデザインされた『強化スーツのヒロイン』が、エンジェルシステムのそれと酷似している。
外部リンク
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