用法
- 「戦線」を意味する軍事用語。
- 「前線」を意味する気象用語。
- タイトーが販売したアーケードゲーム。⇒本項目で説明。
- D.IKUSHIMAが公開したフリーゲーム。
- メダロット魂に登場するデスメダロットの中の一体。
- かつて存在した日本のアニメ製作会社。
- メリアル社のペット用ノミ駆除薬。
タイトーのアーケードゲーム
タイトーが1983年に販売したアクションシューティングゲーム。残機制。
前年に販売された「ワイルドウエスタン」にも用いられた特殊コントローラー「チャンネルスイッチ(正式名称は不明。ダイヤルスイッチやリボルブスイッチとも呼ばれる)」が採用されている。
軍人である主人公を操作しながら前進し、敵司令部(大きな砲台が一個)を破壊するとステージクリア。
操作系は8方向レバーに、前述のチャンネルスイッチ、及びボタン一個。チャンネルスイッチはツマミの着いたボタンで、8方向に回せて、押し込むことでツマミで合わせた方向に向けて攻撃を行えるというもの。これで拳銃による銃撃を行う。
通常のボタンは手榴弾による攻撃で、この放つ方向もチャンネルスイッチの方向に連動する。また、装甲車・戦車への乗車・下車にも用いる。
乗車した装甲車・戦車は被弾してもすぐに下りれば、その爆発に巻き込まれず自キャラの残機は失われない。ただし、下りてからすぐそれに乗れば、何故か被弾は無かったことになり爆発せず再び操作可能になる(おそらくバグで、連打するくらいの感覚じゃないと成功しない)。
チャンネルスイッチであるが、キャラの移動方向から独立して攻撃方向を変えられるという意味に於いて当時は画期的であった。しかし、摘みながら押すことになるため非常に操作しづらかった(それでもゲームはそれなりにヒットした)。同じ効果をもたらすものとして、1985年にSNKが「ループレバー」を発表するがそちらの方が操作感は圧倒的に上である。
多くのパソコンに移植され、1983年にFM-7、PC-8801、MZ-1500、MZ-2000、X1、1984年にPC-6001、PC-98、MSXなど。また1985年にファミリーコンピュータにも移植されているが、流石にチャンネルスイッチを付属する訳にもいかず、いずれも移動方向と攻撃方向が連動したものに改変されている。
ただし、2005年発売のプレイステーション2用「タイトーメモリーズ下巻」版、2017年発売のプレイステーション4用「アーケードアーカイブス」版は、コントローラーにアナログスティックが二本あるため、左スティック(あるいは方向キー)で移動、右スティックで攻撃方向を変えられる仕様となっている。
関連動画
アーケードアーカイブス宣伝動画