概要
原作はアニメ作品『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズ。
2017年06月26日より配信中のスマートフォン向けゲーム。
正式名称は『戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED』。
※XD=エクスドライブ
2017年01月06日(金)18時から公式HPにて事前登録の受付が開始。
登録者数の増加に応じてゲーム中で使用可能なアイテムがプレゼントされる。
運営による最終目標値は30万人に設定されており、同年6月19日(月)時点で遂にこの目標が達成された。
また、公式HPにおける事前登録の他に、事前予約メディア「予約トップ10」「ゲームギフト」「Lobi」でも予約を受け付けられていた。
2019年12月10日よりPC版の事前登録が開始される。
2020年2月19日より配信開始。
2020年6月1日にはDMMGAMES版の事前予約が開始された。
基本情報
ジャンル | シンフォニックバトルRPG |
---|---|
企画/制作 | 株式会社ブシロード |
開発/配信 | 株式会社ポケラボ |
音楽 | Elements Garden |
対応OS・機種
OS | iOS・Android™対応 |
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iOS | iOS8.4以上/iPhone5s・iPad Air・iPad mini4・iPodtouch 第6世代以降 |
Andoid | Android4.4以上をインストールした端末 |
あらすじ
時系列は第3期『GX』の魔法少女事変解決後。
これまで静寂を保っていた完全聖遺物「ギャラルホルン」が突如として起動。
その能力で主人公達が暮らしている世界が並行世界と繋がってしまう。
並行世界と繋がってしまった事で発生した超常現象による事件を解決する為、シンフォギア装者達は「ギャラルホルン」の力で並行世界を渡り歩くことに。
そこで彼女達を待ち受けているのは、新しい出会い・新しい力・そして新しい脅威。
並行世界を舞台に新たな戦いが始まる。
ストーリーモード
第3期までの原作アニメのストーリーを追体験できる「メインクエスト」。
毎月新しく更新される今作オリジナルの「イベントクエスト」。
登場人物の日常を描く「サイドクエスト」。
装者達の強化を目的とした「強化クエスト」の4種類で構成されている。
イベントクエスト
詳細は戦姫絶唱シンフォギアXDのイベントクエスト一覧を参照の事。
戦姫絶唱シンフォギア3.5
サブタイトルは「アレキサンドリア号事件」。
第3期『GX』と第4期『AXZ』の間の出来事であり、アニメ第3.5期と呼べる物語。
戦姫絶唱シンフォギア4.5
サブタイトルは「XV prequel(意味:前日談)」。
第4期『AXZ』と第5期『XV』の間の出来事であり「アレキサンドリア号事件」と同様にアニメ第4.5期と呼べる物語。
ギャラルホルン編
本作重要アイテム「ギャラルホルン」に関与した全キャラクター総出演の長編クエスト。
全4章構成。
特定期間しか遊べないイベントではなく、今作のゲーム要素の1つとして実装。
サイドクエスト
後述の「メモリアカード」の内容を元にした、各話数分程度のミニシナリオ群。
本編では十二分に見られない日常風景やキャラ同士の絡みを楽しむ事が出来、上述のイベントクエストから派生したものもある。
用語
ギャラルホルン
今作のキーアイテムである完全聖遺物。外見はカラフルな法螺貝。
当時発掘チームを率いていた櫻井了子によって発見され、発見当初から起動状態だった。
こちらの世界からこぼれた可能性が生んだ並行世界と、こちらの世界とを繋げる特性をもつ。
並行世界側で異変が生じたときのみ発動し、完全聖遺物でありながら一切の制御も干渉も受け付けない。
一度繋がった並行世界に対しては、異変が収束した後でも渡ることが出来、イベントでは一度行った並行世界へ再び訪れている。
装者であれば並行世界の方からも訪れることができるため、奏やセレナが本編世界にたびたび遊びに来ている。
ゲーム中で最初に発動したのは片翼の奏者イベント時となるが、その前にも二度並行世界と繋がったらしい。
一度目は天羽奏が秘密裏に解決。二度目はネフシュタンの起動実験=ライブ事件のときであったため、とても対処することが出来ず、結果として甚大な被害を生んだ。
尚、並行世界に行くことができるのはシンフォギア装者のみとなっているが、現段階でその詳しい理由は不明。
並行世界へと渡ると、到着した場所に元の世界とのゲートが発生する。(ビジュアルは今のところ存在しないため、ゲートがどのような形状であるかは不明)
エルフナインの見立てでは「並行世界間を乱しかねない脅威」に対する、一種の防衛機構も有している模様。某エピソードでは、ある者が自身を手にその機能の「悪用」を謳った途端拒絶反応を示しており、装者たちを"特例"としてその世界へ呼び寄せる事まで行っている。
心象実験(○○型ギア)
本作の特徴の一つで、詳細は○○型ギアを参照の事。
システム
前述の通り今作のジャンルは「シンフォニックバトルRPG」と言う独特な物であり、一言で言えば「歌にノって必殺技で無双する」との事。
バトルはリアルタイムオートバトルであり、プレイヤーが介入可能なのは事前準備・スキルや必殺技の発動・楽曲の切り替え等の数少ない機会のみ。
味方パーティーは3人1組。
元ネタのアニメシリーズの内容を反映して各キャラクターに装備したキャラクターソングがBGMとして流れる。
ただし、弦十郎、緒川、フィーネ、ウェル博士、オートスコアラー、アダムの9人のみキャラクターソングを持たないためアニメ版の一部BGMが専用曲となっている。
- シンフォギアカード
各キャラクターに装備させるアイテムであり「シンフォギアをカードにした物」。
入手方法はガチャやイベント等で、制作発表会での仮名称は「装者カード」。
装備したカードによってバトルキャラの外見及び使用出来る必殺技が変化する。1人のキャラクターにつき1枚装備可能。
このカードのイラストは全て新しく書き下ろされた物であり、何らかの要因でカードが「覚醒」するとイラストも変化する。もちろん一期の時のカードもあるが、絵柄はG以降のものとなっているため印象が異なる。
余談だがネフシュタンの鎧verのクリスも”シンフォギア”カードだったりする。
後にフィーネが実装されたが、分類を装者と聖遺物とに分けただけで名称自体に変更はなかったので、このまま通すらしい。
- 極Lv
各シンフォギアカードをバトルに使用していくことで上昇していくレベル。
レベルが上がっていくと専用ボイスの開放やサブシナリオの追加のボーナスを獲得できる(カード性能に変化は無い)。
極LvMAXにするには何百回と戦闘しなければならず、サブシナリオ全開放には極LvMAXのカードが何枚も要求され、更にボイスは全カード個別に設定されているという、凄まじい労力が求められる正真正銘のやりこみプレイヤー向け要素。
- メモリアカード
シンフォギアカードと同様に各キャラクターに装備させるアイテムで、パラメーター上昇の効果がある。
一部レアリティの高いカードには様々なシチュエーション(日常成分多め)が書き下ろしイラストで描かれており、そのシチュエーションに沿ったサブシナリオが付随している。
なお、アニメ本編では見られなかったカップリングでのイラスト・シナリオも多数確認されている。
1人のキャラクターにつき最大2枚まで装備可能。入手方法はガチャやイベント等。
制作発表会での仮名称は「サポートカード」。
- ミュージックボックス
プレイヤーが収集した楽曲を納めておくシステム。
楽曲の強化もここで行う。
- キャラクタールーム
解放されたキャラクターボイスや立ち絵を振り返る機能。
キャラクターをタップするとボイスが再生されるのはホーム画面と同様だが、一定回数タップすると新たな衣装が解放される。
ただし、メインシナリオ進行に伴う衣装はクリアまで解放できず、コラボイベント衣装は開催期間でないと解放できないので注意。
- 楽曲
「シンフォギアシリーズ」の代名詞と言える数々の"歌"の総称。様々な条件を満たす事でミュージックボックス内に解放されていく。
各楽曲にはレベルや個別の効果が設定されており、キャラクターに様々な恩恵を与える上、装備させなくても効果があるので、持ち曲が増えれば増えるだけ戦いを有利に進められる。
原作のアニメ同様、バトル中には各キャラクターに装備した楽曲が流れる。
バトル開始時にはリーダーに設定したキャラクターが装備している楽曲が流れるが、バトル中に画面右下の各キャラクターアイコンをタップすると、流れる楽曲が変化し選択したキャラクターに恩恵が与えられる。
ちなみに装備出来るのは1人1つで、各キャラクターが歌い手を担当した楽曲だけである。
- 歌唱石
アイテムを購入する為の今作における仮想通貨で、課金要素。
事前登録者数に関係したキャンペーンにおけるプレゼントにもこれが採用されている。
- バトルアリーナ
日本全国に点在する他のプレイヤーと対戦する事が出来るシステム。
ポイント制によるランキング形式かつランク帯があり、課金アイテム等が配られる。
初めは相手が弱体化した状態で戦うのだが、連勝を続けていくに従い強化されていく。
どの段階で撤退するかがポイント。
- チャレンジカップ
上記バトルアリーナの亜種といえる対戦システムで、特殊ルールの下不定期開催される。
アリーナと違い敵の弱体化補正が無いためかなり手強いが、そのかわりスタミナ回復アイテムが無尽蔵に手に入るためポイントは稼ぎやすい。
報酬はガチャチケット。
- 緊急出動イベント
他のプレイヤーと共闘して突然出現した「強敵」を倒す事を目標にしたシステム。
いわゆるレイドバトルである。
順位報酬もあるが、第1回以降目立った景品は無い。
そのため存在意義が下記の剛敵イベントと被ってしまっている。
- アドベントバトル
謎の強敵カオスビーストと戦うバトルコンテンツ。
HP無限の敵とこちらが全滅するまで戦い、与えたダメージに応じてポイントを得られる、一種のスコアアタック形式となっている。尚、参加は1日2回まで。
最大5人出撃可能でコスト制限も無いため、自軍の最強パーティーで戦うことができるが、ターン経過で敵のステータスが跳ね上がるため永遠に戦い続けることはできない。
亜空間の移動中に戦闘、というとWILDARMSで同じシチュエーションがあったため、もしかしたら一種のパロディかもしれない。
出てくる敵は今作のキーアイテムであるギャラルホルンと関係があるようだが…?
- 剛敵イベント
その名の通りボスキャラクラスの強敵と戦うイベント。
ストーリーは特になく、シンフォギアカードやメモリアカードの強化素材等を稼ぐイベント。
登場人物
シンフォギア装者
聖遺物使用者
雪音クリス(ネフシュタンの鎧Ver.)
メックヴァラヌス
錬金術師
オートスコアラー
ノーブルレッド
アヌンナキ
敵サイドのみ
ネフィリム・ノヴァ
その他
システムボイスとして収録。
その他のキャラクターは基本的にCVがないが、シナリオパートには登場する。
オリジナル要素
前述のif展開及びサブシナリオの他に、装者全員に新たな必殺技が用意されている他、if展開に付随したオリジナルのシンフォギアが登場。
制作発表会では和風のギアを纏ったクリス・調・切歌のラフイラストが公開され、オープニングアニメーションで公開されている。
アニメ本編にて、一部例外を除き、必殺技及びカットインを持たなかった響に、固有必殺技及びオリジナルのカットインフレームが用意される予定。
その他にも、蹴り技や遠距離攻撃系必殺技等の新要素も追加される模様。
※情報出典⇒「シンフォギアXD公式ブログ第3話」
※カットイン例⇒「YouTubeでのサンプル動画」
今作で使用される楽曲は、これまでの既存曲だけでは無く、今作オリジナル曲も含まれる。
第1弾として天羽奏(CV:高山みなみ)の新曲「逆光のリゾルヴ」が下記の試遊体験会で先行公開された。
歌唱曲
- 主題歌『UNLIMITED BEAT』
※なお、この曲は2016年12月21日(水)から発売中の12thアルバム『NEOGENE CREATION』に収録されている。
後に放送されたAXZでは11話の挿入歌として使用される。
- 『逆光のリゾルヴ』
作詞:上松範康/作曲・編曲:菊田大介/歌:天羽奏(高山みなみ)
- 『裸になって…夏』
作詞:上松範康/作曲:藤田淳平/編曲:岩橋星実/歌:マリア・カデンツァヴナ・イヴ(日笠陽子)
- 『永愛プロミス』
作詞:上松範康/作曲・編曲:菊田大介/歌:小日向未来(井口裕香)
- 『SAKURA BLIZZARD』
作詞:上松範康/作曲・編曲:末益涼太/雪音クリス(高垣彩陽)
- 『サンタが街にやってくる』
作詞:Haven Gillespie/訳詞:神戸孝夫/作曲:J.Fred coots/編曲:岩橋星実/歌:暁切歌(茅野愛衣)
クリスマスでお馴染みの曲がベースとなっている。
- 『誰かのためのヒカリ』
作詞:上松範康/作曲・編曲:母星治樹/歌:セレナ・カデンツァヴナ・イヴ(堀江由衣)
- 『此の今を生きて』
作詞・作曲:上松範康/編曲:菊田大介/歌:セレナ・カデンツァヴナ・イヴ(堀江由衣)
- 『ご奉仕…メイドモード』
作詞・作曲:上松範康/編曲:末益涼太/歌:月読調(南條愛乃)
- 『疾風迅雷』
作詞:上松範康/作曲・編曲:末益涼太/歌:風鳴翼(水樹奈々)
- 『エンドレス☆サマータイム』
作詞:上松範康/作曲・編曲:岩橋星実/歌:立花響(悠木碧)
- 『逆光のフリューゲル(Ver.双翼のシリウス)』
作詞:上松範康/作曲・編曲:藤間仁/歌:ツヴァイウィング 風鳴翼(水樹奈々) 天羽奏(高山みなみ)
- 『ダイスキスキスギ』
作詞:上松範康/作曲・編曲:岩橋星実/歌:月読調(南條愛乃) 暁切歌(茅野愛衣)
- 『KNOCK OUTッ!』
作詞:上松範康/作曲・編曲:菊田大介/歌:立花響(悠木碧)
- 『永輝 -エイヴィガーブント-』
作詞:上松範康/作曲・編曲:菊田大介/歌:サンジェルマン(寿美菜子) カリオストロ(蒼井翔太) プレラーティ(日高里菜)
- 『双翼のウィングビート』
作詞:上松範康/作曲・編曲:菊田大介/歌:ツヴァイウィング 風鳴翼(水樹奈々) 天羽奏(高山みなみ)
- 『アカツキノソラ』
作詞:上松範康/作曲・編曲:菊田大介/歌:暁切歌(茅野愛衣)
- 『SONG FOR THE WORLD』
作詞:上松範康/作曲・編曲:笠井雄太/歌:雪音クリス(高垣彩陽)
余談
2017年5月6日(土)と7日(日)の2日間、東京ビッグサイトにて行われるブシロード10周年祭内の特設会場にて、どこよりも今作をプレイできる試遊体験会が開催された。
動画撮影こそ禁止されていたが、写真撮影およびtwitterでのレビューは許可されていた。
公式ハッシュタグ#シンフォギアXD試遊体験会も参照されたし。
今作の情報が解禁されたのは2016年9月14日(水)。
そして翌日の15日(木)には東京ゲームショウ2016ブシロードブースにて制作発表会が行われ、その様子はニコ生でも放送された。
制作発表会にて行われた「戦姫閃考ノイズセレクション」のコーナーにて、嘗ての「武士ノイズ」や「バナナノイズ」に続く新たなノイズが登場した。
その名も「クレオパトラノイズ」(水樹奈々氏作)と「ピアノノイズ」(高垣彩陽氏作)である。
水樹・高垣両氏の手書きイラストは今作の公式ツイート(外部リンク注意)にて確認可能。
2017年の東京ゲームショウに連動したイベントクエストで2体ともめでたく実装された。
武士ノイズの同じくブラッシュアップがされており非常にカッコいい。
なお、上記手書きイラストもゲーム中のイベント『未確認アルカ・ノイズ襲来』で晒しあ…披露された。
このアプリについての問い合わせは公式HP右下の「サポート」を利用されたし。
今作で初登場した完全聖遺物「ギャラルホルン」だが、上松範康氏のかつてのツイートで名前だけは出ていた。※情報出典⇒該当ツイートへの外部リンク
公式動画
第1弾PV
第2弾PV
TVCM
オープニングアニメーション
主題歌試聴動画
外部リンク
関連タグ
ギャラルホルン:上記のキーアイテムの元ネタ。北欧神話に登場する角笛。
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