CV:堀江由衣
プロフィール
誕生日 | 10月15日 |
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血液型 | AB型 |
身長 | 148cm |
スリーサイズ | B70W54H76 |
※金子彰史氏のツイートより。
※恐らく死亡時のもの。
人物像
姉と共に民族紛争や領土問題の戦禍に翻弄され続け、難民として過ごした過去を持つ。
マリアや暁切歌、月読調らと共に、アメリカの聖遺物研究機関F.I.S.にてフィーネの魂の器たる存在を見つける観測対象「レセプターチルドレン」として扱われていた。
シンフォギアへの高い適合係数を示し適合者となるが、穏やかな性格の持ち主であった為、ギアの力を戦いに用いることに抵抗を覚えていた。
また、セレナの適合によってレセプターチルドレンたちへ急遽パッチテストが実施され、マリア・調・切歌が装者として選出されたという経緯がある。
来歴
戦姫絶唱シンフォギアG
フロンティア事変勃発の6年前、機械装置を介して起動した完全聖遺物ネフィリム(アルビノ・ネフィリム)の事故を収束すべく、エネルギーベクトルを操作する特性を持った絶唱を放つ。
暴走するエネルギーを操作し、ネフィリムを蛹状の基底状態にリセットするも、絶唱のバックファイアと燃え盛る炎に撒かれ、その直後に瓦礫の落下に巻き込まれてマリアの目の前で命を落とした。
享年13歳。計算すると天羽奏と同い年か1歳下である。(下の余談の項目も参照のこと)
彼女の優しい歌声はマリアの心を癒し、セレナの笑顔こそがマリアの決意を支える拠り所になっている。
最終決戦の際には、彼女の幻影がマリアの元へ現れ、彼女が本当に望むものを見つめ直すきっかけを与えている。
戦姫絶唱シンフォギアAXZ
マリアの記憶の中の存在として登場。
戦姫絶唱シンフォギアXD
イベント「イノセント・シスター」開始に伴い実装。装者の中では最後となり、間に先史文明の巫女やら自称英雄やらOTONAやらを挟んでの参戦となった。
(ちなみに配信当初より実装が内定されており、タイトルコールにも姿が描かれていたのに参戦が遅れた理由は、アニメで戦闘シーンがないかつゲーム中でもボス等で出てこない=モーションの流用が出来ないという事情があったため。先述の3人や、奏や393はモーションの流用が利いた為早いうちに実装することができた)。
最初はTVで着ていたレオタードのような服装だったが、やがてマリアに買ってもらった私服を新たに着るようになる。
本作で主に登場するのは「二課がルナアタックで壊滅している」世界のセレナ。かつてのネフィリム暴走事故でこの世界のマリアが命を賭して守ったため生き延びたが、怪我の治療のため7年間コールドスリープ状態にあった。このため本来なら20歳前後のはずが、事故当時の13歳のままになっている。また、この世界ではナスターシャ教授が五体満足の状態で生きており、保護者を務めている。
本作ではあまり描写されなかった彼女の人柄が明らかになっている。誰にでも穏やかで礼儀正しい態度で接し、基本的には名字でさん付けで呼んでおり、本来は年下である調と切歌にもさん付けで呼んでいる(「暁さん」、「月読さん」等、翼は名前でさん付けで呼んでいる場面がある)。姉であるマリアのことが大好きであり、彼女を慕っており、彼女に対して甘えん坊なところがある。
一方で、薄倖そうな見た目に似合わずかなりわんぱくでアグレッシブな性格であることが判明。報告のために戻ったマリアたちにこっそりついてきたのを皮切りに、序盤は書き置き一枚だけ残して勝手にS.O.N.G.世界に渡ってしまうことがたびたびあり、その度にナスターシャ教授に叱られている。幼い見た目が武器になるのを知ってか知らずか、どんな世界でものびのびと活動しており、『夜空を舞う怪盗姉妹』ではノリノリで怪盗をやり、『ロストサンクチュアリ』では宝探しを実況したりと、戦い以外の任務だとめちゃくちゃはしゃぐ。挙句の果てには、切歌のプリンを勝手に食べたりマリアの寝顔をこっそり撮ると言ったいたずらっ子な一面も見せた
TVアニメ放送時のBD/DVDのCMでも出番が欲しいと嘆いていたが、本当にそう言いだすのかもしれない。
ファーストコンタクト以降は装者全体の妹としてのポジションにおさまり、また、同じく一人で世界を守る者同士で奏とも意気投合している。
レセプターチルドレンの中では誰よりも高い素質を持ちながら、闘争本能や経験が足りないことから苦戦することも多いが、マリアたちF.I.S.の家族や新しい仲間たちに影響され、「なるべくみんなに頼らず、自分の世界は自分で守れるように強くなりたい」という思いが芽生えていく。奇しくもその姿は「弱さからの脱却」を目指していたかつての姉に似ている。
戦士としての彼女の根幹にあるのは、主人公・響にも似た、助けたい相手を絶対に諦めない頑固さを孕んだ優しさである。
余談だが、立花響にとっては唯一反発されたり敵対すること等がないまま仲間になった装者となっている。
イノセント・シスター
コールドスリープから目覚めて間もないため姉の死については知らされておらず、他のレセプターチルドレンとともに他の研究所にいると聞かされていた。目覚めた後は日本のF.I.S.の研究所に所属し、唯一の装者として世界を守るため一人でノイズと戦い続けていた。
カルマノイズへの対抗策としてネフィリムが再び起動する事になるもやはり制御は上手くいかず、ネフィリムと交戦していたところ、本編世界からやってきたマリア達に助けられる。彼女を本当の姉と思っており、マリアもナスターシャ教授の頼みから本当の事を知らずにいた。なお、前述のようにこっそり後を追って本編世界に訪れたが、同じルナアタックが発生した世界でもあったため、別世界に来たと気づかず、単に別の場所に転移しただけと思っていた。
事件終盤でカルマノイズを取り込んだネフィリム・ノヴァの強さに圧倒され、さらに事件の黒幕に真実を暴露されるものの、マリアを傷つけられ、絆を否定されたことに怒り、絶唱を発動する。
実はマリアと対面した時から雰囲気の違い等から違和感を感じており、「自分の知っている姉さん」とは別人であることは薄々察しており、ナスターシャにそのことを訪ねたことで真実を知ることとなった。再会したマリアに甘えていたが、内心では平行世界の別人として拒絶されることを恐れていた(この時、マリアも同じようにセレナの姉として振舞う資格があるのかと恐れていた)。
そして彼女を止めるために絶唱を発動したマリアとの姉妹による絶唱によってXDに覚醒、姉妹の絆によってネフィリム・ノヴァを倒す。
事件解決後は奏同様、たびたび本編世界に訪れるようになった。そのためマリアに対しては姉に対する感情表現がさらに強くなり、また、メモリアカードに対する他の奏者にも後述の未来と調のために後述のリディアンの制服を借りたり、響と共にイベントにやっていたワインのブドウ踏みに挑戦する、2019水着イベントで泳げないことに対して奏に相談するなど全員良き妹分としてとらえてくれている。
また、2019年に登場された「水着ギアイベント」で泳ぎが苦手という意外な設定が判明したほかメモリアカードではリディアンの制服(未来のお古の制服を借りた物)も披露した。
end-of編では、謎の敵の襲撃を受け装者がセレナのみという事もありナスターシャの指示で姉達の世界に援軍を望みに行こうとするが、敵を差し向けたキョウによってFIS本部が襲撃を受けキョウが着けている聖遺物によって強化された義手と義足によって大ダメージを受ける。同じ頃S.O.N.Gで同じ敵に対応してたマリアは、発令所でお癇に障る様な感じでセレナになにか起きたことを悟り、その後S.O.N.Gも襲撃したキョウによってマリアの耳にも入り冷静さを失うが、S.O.N.Gに加勢してた奏の仲間である錬金術師のキャロルの口から各並行世界にドゥプリゲイターを配ってた大人セレナ達が援軍に来たことで事なきを得たと言う情報が入っている。
使用ギア:アガートラーム
ネフィリムの暴走を制御する際に、セレナが纏ったシンフォギア。F.I.S.出身者の中では唯一LinkERを必要としない。「G」では元になった聖遺物が明かされず「白銀のシンフォギア」と呼ばれていた。
姫騎士然としたマリアに比べ各部に花びらのような意匠を持ち、妖精を彷彿とさせる。
ギアはペンダントとして形は残ったものの、破損によって起動する事は出来なくなった為、マリアが形見としている。
また、彼女の絶唱はエネルギーベクトルを操作するという立花響のそれと似た特性を持ち、攻撃的な特性を一切持たない防御特化の絶唱であったとされる。
最終決戦の際、マリアが「奇跡」を起こして起動させたのを最後に大破するが、魔法少女事変にてエルフナインの手によりイグナイトモジュールを組み込まれ修復、マリアが正式に引き継ぐことになる。
アガートラームとは、ケルト神話におけるトゥアハー・デ・ダナーン(ダーナ神族)の王・ヌァザの別名である。この名前は彼の銀製の義手(右腕)を指してつけられたものだが、ギアの仕様は「左腕」が重装となっており、我々が知る伝承と相違が見られるなど謎が多い。
一方、マリアは「G」第13話において、胸元からアームドギアらしき剣を抜刀している。
トゥアハ・デ・ダナーンの四至宝には、ヌァザの剣というものも含まれており、こちらが白銀のギアとなったという可能性もある。
ちなみに金子彰史氏のセルフオマージュ的には、WA2に登場した、英雄アナスタシア・ルン・ヴァレリアの聖剣・アガートラームが元ネタであると言えるだろう。
同名の武器はWA3にも登場するが、マリアとナスターシャのネーミングを考えると、WA2の方が直接の由来と考える方が自然である。
なおCVの堀江氏は同作のドラマCDにおいて姉のネーミング元であろうノーブルレッドを演じていた。
『XD』では姉同様短剣をアームドギアとしている。
XDモード
『イノセント・シスター』にて登場する新形態。
アームドギアが細身の長剣に変化している他、両腰に追加されたバインダーから刃を伸ばして攻撃を行う。
グレイブニルギア
XDクエスト『ギャラルホルン編第2章』で登場したセレナ専用のデュオレリックギア。
第1章で未来が使用した『アイギスの盾』の対となる完全聖遺物『グレイブニル』を使った攻撃特化型ギア。
しかし、制御が難しく暴走を引き起こす(事実、響が同じ完全聖遺物『ミョルミル』を手に入れた時、暴走を引き起こしクリスと未来がデュオ・レリックギアを使い2人がかりで抑えるがやっとだった)危険性があったがこれを解く『ミレニアムパズル』に挑んだエレナが偶然出会った精霊ヴェイグと出会いセレナが持っていた仲間達の希望を信じる力を得てミレニアムパズルの権限を得て発動可能となりまた、奏、切歌、未来、クリス、翼といったデュオ・レリック使用者のように暴走や幻影に飲まれずヴェイグと事実上一体化しているため完全制御が可能となる。
アガートラームの時使った短剣やイベントギアが持っていた杖と異なり全身キューブ状の物を使いなげながら攻撃を行い敵達を圧縮させることが可能になりさらにこれまでと違い空間制御をこなせるため空間で逃げながら攻撃することも可能となる。
精霊ヴェイグは、その後もセレナの中におり、良き助言者としてセレナを見守っている。
イグナイトモジュール
イベントクエスト「呪い照らすヒカリ」で登場したセレナ専用イグナイトモジュール。セレナには前述のグレイブニルギアのようにアルカノイズ対処可能だったが今回のイベントオリジナルの敵(別人だが、その優しさがXVのミラアルクの立ち位置に置き換わっている)によってデュオレリックが使用不可となった代わりに敵の使ったメカの残骸(GXのダインスレイフに相当)を使い疑似的に再現された。そして発動時、響達や姉のマリアのように暴走しかけたが、人を思う気持ちにより発動可能となった。
イグナイトモジュール・ディビエイション
「呪い照らすヒカリ」の終盤で具現化させたイグナイトモジュールの進化版。セレナのたとえ己が犠牲になっても人を救う思いがセレナの持つアガートラームのエネルギーベクトル操作を応用させて奏、未来、セレナの持つアームドギアがXDモードのように武器が大型化したいわゆる決戦特化型超攻撃仕様装備と思える。
使用技
戦姫絶唱シンフォギアXDにて使用されたもの。
技名には妖精の名前が入っている他、姉と同じく「†」の記号が使われている。
- FAIRIAL†TRICK
二振りの短剣をファンネルのように自在にコントロールして敵を切り刻む。
- GREMLIN†ROYALE
XDモード時に使用。バインダーから伸ばした多数の刃でカギ爪のごとく切り裂いた後、バインダーからエネルギー波を放つ。
余談
産まれた年について
実は産まれた年が確定していない。
作中の情報から「2037年に13歳で亡くなった」ということはわかっているのだが、死亡した日付が誕生日の10月15日より前か後かが不明のため、2024年産まれか2023年産まれかがわからないのである。
ちなみに年齢が近い他のキャラの生年月日は
- マリア:2022年8月7日
- 奏:2023年7月28日
- 翼:2025年5月25日
と確定している。
ネット上には「奏とセレナは同い年」と言い切っているサイトが散見され、確かにその可能性もあるのだが、セレナが1歳年下という線も残っている。
翼より年上なのは確定。
今後の情報公開が期待される。
関連イラスト
関連項目
大人セレナ...別の並行世界の自分。