バクガメス
ばくがめす
データ
他言語版の名称
| 英語 | Turtonator |
|---|---|
| イタリア語 | Turtonator |
| スペイン語 | Turtonator |
| フランス語 | Boumata |
| ドイツ語 | Turtonator |
| 韓国語 | 폭거북스 |
| 中国語 | 爆焰龜獸(繁体字)/爆焰龟兽(簡体字) |
概要
初登場はポケモンSMで、海外での情報でその存在を確認されたポケモン。国内では公式Twitterで夜中に公開された。
ジジーロンと対の関係になっているため、「サン」バージョンのみで登場する。
コータスとは近縁種で、異なる進化・適応を経た存在。
生息地の火山地帯で摂取した、爆発性のある硫黄を表面に含むトゲトゲしい甲羅が特徴であり、衝撃を受けると甲羅が引火し大爆発を起こすという、戦車に使われるリアクティブアーマーのような性質を持つ。
狩りの際も岩に擬態し、獲物が自分の所に来たところで尻尾で甲羅を叩き大爆発を起こす事で獲物を仕留める事ができる。
腹の穴は爆風を逃がすための通気口であるが急所でもあり、そこを攻撃されると大ダメージを受けてしまう。その弱点をカバーしつつ前述の能力を活かすために、クチートと同様常に後ろを向いて戦うスタイルを取る。
モチーフ
名前の由来は厳密には不明。「爆発」＋「亀」＋「カメックス」などのアナグラムに怪獣らしさを加えた可能性はある。
ストローのような鼻（口ではない）や甲羅の形状から、モチーフはマタマタと判断できる（顔だけなら河童や沙悟浄などに見えなくもない）。
炸裂する灼熱の糞を出すという生態と、亀型のドラゴンという点から、元ネタはタラスクやペルーダである可能性が有力であり、カロス地方で出す予定だったのがボツになった、または間に合わなかったのでは？と考察されることもある。 ヌメルゴンも、ル・カルコルをモデルとしているだろうことから、やはりフランスに縁があるのでは…。
見た目とタイプの(一見した)ギャップはチルタリスに通じる部分があるが、ガルグイユや龍亀、玄武など、亀と龍の繋がりを体現した存在は少なくない。チルタリスの鳥＋龍も同様。
ゲームでの特徴
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
|---|---|---|---|---|---|
| 60 | 78 | 135 | 91 | 85 | 36 |
合計種族値は485。亀のような見た目通り防御が飛び抜けて高く、素早さはかなり低い。
前述の生態故か、図体に似合わず攻撃のステータスはやや低めで、特攻がややある程度。そのため「りゅうのはどう」などをベースにした特殊型として使うのが好ましい。
タイプはレシラム、メガリザードンXと同じだが、一般のポケモンが持っているのはバクガメスが初。ほのお・ドラゴンの複合は半減・無効にされにくく、ドラゴンタイプでありながらこおりタイプと大幅に種類が増えたフェアリータイプを等倍に抑えるなど耐性も優秀。
亀仲間のアバゴーラ同様「からをやぶる」を覚えられる為、上手く積めれば高速アタッカーとしての活躍も期待できる。ただし36という素早さは臆病最速でも130族は抜けないため相手を選んで使いたい。
専用技の「トラップシェル」は相手の物理技を受けた際にダメージを与えるという一風変わった技。バクガメスの弱点であるドラゴン、岩、地面は物理技が多いため、自慢の物理耐久を生かして発動しやすい。
アニメのバクガメス
カキのバクガメス
「ガメーッス！」「ブァシュッ！」
CV:三宅健太
『サン&ムーン』1話目より登場。カキのパートナーで、絡んできたスカル団のしたっぱ達とバトルする際に登場。 したっぱ達が繰り出してきたヤングースやズバット逹を背中の甲羅の爆発で圧倒した他、ほのおタイプのZ技「ダイナミックフルフレイム」を発動し、スカル団のポケモン達を纏めて撃退した。
すぐ熱くなりすぎるカキに振り回されながらも、空回りの多い彼を心配そうな目で見守ったり、自身の甲羅の上で飛び跳ねるホウ&スイに対して困りながらもじっとしていてあげる等、人の良さがにじみ出ている苦労人気質な性格。
大人しくて大柄で速く走れないが、教室でクラスメートの手持ちの小型ポケモン達と無邪気に遊ぶシーンが時々ある為、歳はそれ程他のメンバーと離れていない事が伺える。
初めての手持ち仲間となったアローラガラガラには捕獲前のタイマンバトル相手だったせいで加入後もライバル視扱いを受けている。唯我独尊で喧嘩っ早い性格のガラガラに困るばかりだったバグガメスだが、70話でガラガラがカキと息を合わせられたのをきっかけに、相手の態度はまだ素直ではないがやっと仲良くなる事が出来た。よくガラガラに勢い余って腹部の穴に頭を突っ込まれているものの特に気にしていない。
開始当初は体が大きいこともあってか、他のアローラスクール組のパートナーポケモンに比べると登場回数は少なく、ライドポケモンであるリザードンの方が目立っていた。しかし最近では授業中のカキの隣にいるなど、スタッフ側もなるべく登場させるよう気を使っている様子が窺え、だんだんと目立ち始めている（逆にリザードンはライドポケモンということもあり、授業にかかわりにくいためか減少中）。
12話ではサンオイルかトリートメントのような液体を塗られて喜んでいる姿も見られる。ほのおタイプなので本物のオイルかもしれないが。
標準体重212.0kgなのにカキはソリ競技などの重さが大きく関わるスポーツでガラガラでなくバクガメスのほうを優先して選んでいる。
カキの妹のホシには「バクちゃん」と呼ばれ可愛がられている。
ドラゴンテールは、通常の使用の他、タケシのイシツブテの「ジャイロボール」のように全身を高速回転させて空中を進むこともできる。
ポケモンフェア2017で配信されたLvは30。27の時にゲットされたらしく、覚えている技は「かえんほうしゃ」「トラップシェル」「ドラゴンテール」の3つ。34話ではヴェラの冠を奪ったガラガラへの対抗策として「からをやぶる」を、アローラリーグ準決勝では土壇場で「きあいだま」習得してグラジオのルガルガンを撃破。持ち物はモーモーミルクである。
関連イラスト
関連タグ
亀系ポケモンの仲間
クリムガン・ジジーロン 無進化・鈍足・特殊なタイプと見た目と運用が可能な大型のドラゴン、合計種族値485で共通。とくに後者は対の関係であり、見た目と能力が対照的ですばやさの種族値も同じ。
レイニー・タートロイド 属性は水だが、「背中を見せながら戦う亀」というところで既視感がある。
ガメラ 火炎を使いこなし、「甲羅を着た龍」と形容されることもあり、「ドラゴンテール」の使用方やポケゾリジャンプで見せた火炎を出しながらの回転には、サトシのゼニガメの「ハイドロポンプ」同様、ガメラの回転ジェットを思わせるものがある。
デストロイア 腹にエネルギーの放出孔があり弱点でもある赤い大型の怪獣。
ヒート・ゲンブレム:こちらも炎の亀。