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アークエンジェル(ガンダムSEED)の編集履歴

2020-11-18 18:36:36 バージョン

アークエンジェル(ガンダムSEED)

あーくえんじぇる

アークエンジェルとは「機動戦士ガンダムSEED」に登場する戦艦である。

名の由来となった大天使についてはアークエンジェルへ。


概要

機動戦士ガンダムSEED』シリーズに登場する地球連合軍所属の強襲機動特装艦。

大西洋連邦オーブ連合首長国の国営企業・モルゲンレーテ社が共同で開発した。

原型は地球連合宇宙軍で使用されるコーネリアス級輸送艦と、オーブ連合首長国で使用されるイズモ級宇宙戦艦。ザフトが有するMSに対抗すべく、開発されたG兵器の運用母艦としてオーブの資源衛星・ヘリオポリスで極秘裏に開発・建造された、アークエンジェル級のネームシップである。

本来の艦長や要職に就く筈だった高官たちがザフト・クルーゼ隊によるMS奪取及び戦艦破壊の強襲作戦により死亡したため、建造に携わった技術士官であるマリュー・ラミアス大尉が急遽、艦長の任に就いた。

本作戦に巻き込まれたヘリオポリスの民間人:キラ・ヤマトとその友人たちの助けもあり、クルーゼ隊や他の多くの部隊の追撃を潜り抜けるも、キラは戦闘中にイージスと相打ちとなり行方不明となってしまう。キラを欠いた後は連合本部のあるアラスカに辿り着くも、コーディネーターたるキラの助けで生き残ってきたことから、反コーディネーターを掲げるブルーコスモス思想の強い高官たちから「コーディネーターに犯された汚れた艦」と見なされ、ザフトの大規模作戦「オペレーション・スピッドブレイク」の囮にされてしまう(囮とされた理由は他にもあり、例えば当時2番艦のドミニオンの建造が進行していたことや、MS開発が進んだ現状アークエンジェルは連合にとって必要ではなかったこともある)。だが、行方不明となっていたキラがザフトから奪取したフリーダムを引っさげて復帰。援護を受け、命からがら難を逃れる。

その後は連合上層部への不信感から、原隊への復帰ではなく、撃沈の危機を救ったキラと共にオーブに保護を求めた。(所謂、脱走艦)

しかし、束の間の平穏も連合のオーブへ突き付けた理不尽な要求を拒否したことで開かれた戦端によって終わりを迎えた。どちらかの殲滅を唱える連合でもザフトでもなく、ナチュラルとコーディネイターの共存を唱えるオーブ陣営として戦っていく事を決めたのである。


第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦を戦い抜いたことから「不沈艦」の異名が付いた。

その戦果だけでなく、三隻同盟の所属艦としての活躍から連合・ザフトの両軍に大きな影響を与えた模様で、連合では後継艦と思われる「ガーティ・ルー級」、ザフトでは性能や運用目的などが似通った「ミネルバ」が建造されている。


C.E.73では水中潜行能力も加わって更に万能艦に。

長く潜行・潜伏など閉鎖空間に長時間滞在する必要があった為、誰の発案かは不明だが「天使湯」なる温泉が新設されたり、艦内食にも「きつねうどん」など新メニューが加わるなど、オーブ色豊かに様々な改良がなされた。

艦の運用面においても、殆どの席のコンソールから大半の操作が可能になり、CIC要員が少なくても運行が可能になった。


略称は「AA」。艦名は、天使の階級である「大天使」に由来。

アークエンジェルの特徴である艦首両舷から前方に突き出した脚部状のMSハッチから、ザフト軍には「足つき」と呼ばれた。


同型艦

アークエンジェル級二番艦ドミニオン

同型艦として二番艦に「ドミニオン」が存在する。

性能はほぼ同一であり、差異は艦体の形状に変更点(ブリッジのレーダーパネルと主翼部のプロペラントタンク)がある程度。



艦のデータ

艦籍番号LCAM-01XA
分類強襲機動特装艦・アークエンジェル級一番艦
全長420m
推進機関レーザー核融合パルス推進
装甲材質ラミネート装甲

レーザー核融合パルス推進

アークエンジェルの主推進器。ヘリウムペレットを推進器内の燃焼室にてレーザー起爆させ、その爆縮の際に発生した核融合プラズマの膨張作用を利用した核融合ロケット。作動にはペレット起爆のために相応のエネルギーが必要であるうえ、熱量によって敵に索敵され易いリスクもある。アークエンジェルはVTOLノズルも持っているため、大気圏内外での飛行が可能である。


ラミネート装甲

アークエンジェルの主装甲で、発生した熱エネルギーを装甲全体に伝導させ拡散し無効化する。熱と運動を利用したビームに対し無類の頑強さを発揮するが、排熱が追い付かないと装甲全体が同時に瓦解する危険性もある。


トリクル太陽光発電

装甲に備えた変換率80%の太陽光発電パネル。ニュートロンジャマー下においては民間のインフラとしても有用だが、普及はヤキン・ドゥーエ攻防戦の後となった。


プラズマブースター

アークエンジェルの船体の大きさから、マスドライバーに乗らないためオーブ脱出時に装備された。ローエングリンの発射によって発生した前面の真空状態と磁場(ポジトロニック・インターファライアンス)を利用し、艦体表面にプラズマをブーストさせ一つの誘導体に見立てて推進させる。


カタパルト

艦載機の発進は機体を弾体に見立ててローレンツ力によって磁場射出するリニアカタパルトを採用する。そのため磁場誘導レールを持つが、アークエンジェルは地上での運用も想定しているため、MS用ステップが取り付けられている。

このハッチ開口口はコーネリアス級宇宙補給艦と同規格になっており、艦同士を180度逆転させて自動物資搬入システムでケーブル接続することで、本艦や同型艦との補給を円滑に行う事ができる。


武装

近接防御火器システム75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
艦橋後方ミサイル発射管対空防御ミサイル「ヘルダート」
艦尾大型ミサイル発射管
  • 艦対艦ミサイル「スレッジハマー」
  • 対空防御ミサイル「コリントスM114」
  • 大気圏内用ミサイル「ウォンバット」
  • 対空榴散弾頭ミサイル
多目的射出機
  • 「アンチ・ビーム爆雷」
  • 「信号弾」
  • 「フレア弾」
副砲110cm単装リニアカノン「バリアントMk.8」
主砲225cm連装高エネルギー収束火線砲「ゴットフリートMk.71」
特装砲陽電子破城砲「ローエングリン」

対空防御ミサイル「ヘルダート」

艦橋付近に装備。ニュートロンジャマーが拡散した世界であるために電磁波の反復による照準に信頼性がないため、レーザー光を目標に照射して誘導する方式をとる。


75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」

アークエンジェルに装備されたCIWS。対艦ミサイルに対し自動で起動し、弾幕を形成して迎撃する。

地球連合・オーブでは普及品となっており、MSにも採用された。

陽電子破城砲「ローエングリン」

アークエンジェルの両舷に装備される。反物質である陽電子を粒子ビームの中に収束させ、電磁投射させる事で対象を破壊する。反物質は物質と触れる事で対消滅を引き起こし、γ線(光)に転化される。この際に放射線が環境を汚染する恐れがある(大気も物質であるため、反物質と対消滅する)ので地上での使用は倫理的制約があったが、後に汚染の少ないモデルへ換装されている。また、発射前にチェンバーによって陽電子をチャージする必要があるため、その時間が短いと十分な威力が得られないうえ、ビーム収束の観点から力場による防御壁で対抗される事もある。特装砲と呼ばれるのは実験装備であるため。


搭乗員

機動戦士ガンダムSEED

メインブリッジ(艦橋)

ポジション氏名階級
艦長マリュー・ラミアス大尉(15話~少佐)
操舵士アーノルド・ノイマン曹長(15話~少尉)
副操舵士トール・ケーニヒ二等兵
通信担当ロメロ・パル伍長(15話~軍曹
カズイ・バスカーク二等兵

CIC(Combat Information Center=戦闘指揮所)


パイロット

MSパイロットキラ・ヤマト少尉
MAパイロットムウ・ラ・フラガ大尉(15話~少佐)
(※)戦闘機パイロットトール・ケーニヒ二等兵

(※)29話,31話のみのスカイグラスパー2号機のパイロット。


整備兵


その他

庶務担当フレイ・アルスター二等兵
その他カガリ・ユラ・アスハ22話~25話まで乗艦
その他レドニル・キサカ22話~25話まで乗艦。オーブ軍特殊空挺部隊の一佐

31話にてMIA(Missing In Action=戦闘中行方不明=戦死)


31話にて捕虜

MSパイロットディアッカ・エルスマンザフトに階級はなし。紅服

34話にて離艦(移動)命令


38話~

メインブリッジ(艦橋)

ポジション氏名階級
艦長マリュー・ラミアス(地球軍的には)脱走兵
操舵士アーノルド・ノイマン(地球軍的には)脱走兵
通信担当サイ・アーガイル(地球軍的には)脱走兵
MS・MA管制担当ミリアリア・ハウ(地球軍的には)脱走兵

CIC(Combat Information Center=戦闘指揮所)

索敵担当ジャッキー・トノムラ(地球軍的には)脱走兵
火器管制担当ロメロ・パル(地球軍的には)脱走兵
電子戦担当ダリダ・ローラハ・チャンドラII世(地球軍的には)脱走兵

パイロット

MSパイロットムウ・ラ・フラガ(地球軍的には)MIA?
(※)キラ・ヤマト(地球軍的には)MIA
(※)アスラン・ザラザフトに階級はなし。紅服。ザフトから離脱 (ザフト的には脱走兵)
ディアッカ・エルスマンザフトに階級はなし。紅服。ザフトから離脱 (ザフト的にはMIA)

(※)43話以降はフリーダム,ジャスティスの専用運用艦であるエターナルに移動。


整備兵

整備主任コジロー・マードック(地球軍的には)脱走兵

38話にて自主退艦

通信担当カズイ・バスカーク(地球軍的には)脱走兵

機動戦士ガンダムSEED DESTINY

メインブリッジ(艦橋)

ポジション氏名階級
艦長マリュー・ラミアス軍服の徽章は一佐仕様。正式な軍属からも一佐
操舵士アーノルド・ノイマン軍服の徽章は三尉仕様。正式な軍属からも一尉
副操舵士アンドリュー・バルトフェルド26話までの軍服の徽章は一佐仕様
オペレーター担当ダリダ・ローラハ・チャンドラII世軍服の徽章は不明
MS・MA管制担当ミリアリア・ハウ27話にて再乗艦。軍服の徽章は不明

パイロット

(※)MSパイロットキラ・ヤマト軍服の徽章は三尉仕様。
(※)アンドリュー・バルトフェルドムラサメの専用機有
(※)カガリ・ユラ・アスハストライクルージュ有
(※)アスラン・ザラザフトを離脱。48話以降はエターナルに移動

(※)キラは39話で一時離艦、48話以降エターナルに移動。バルトフェルドは26話で離艦、エターナルに移動。アスランは38話にて保護、48話以降はエターナルに移動。カガリは41話で退艦、以降はオーブ本国にて活動。


整備兵

整備主任コジロー・マードック軍服の徽章は不明

保護

元ミネルバMS管制担当メイリン・ホークアスランと共にザフトを離脱。48話以降はエターナルに移動

艦載機

機動戦士ガンダムSEED

GAT-X105 ストライク(31話で一度破壊された、37話までオーブにて修復されていた)

TS-MA02mod.00 メビウス・ゼロ

FX-550 スカイグラスパー×2

GAT-X103 バスター

ZGMF-X10A フリーダム(43話以降、エターナルに移乗)

ZGMF-X09A ジャスティス(43話以降、エターナルに移乗)

MAW-01 ミストラル×6


機動戦士ガンダムSEED DESTINY

ZGMF-X10A フリーダム(34話で破壊された)

MBF-02 ストライクルージュ(39話に破壊され、エターナルに収容された)

MVF-M11C ムラサメ(アンドリュー・バルトフェルド専用機)

MVF-M11C ムラサメ×10

FX-550 スカイグラスパー

ZGMF-X20A ストライクフリーダム(48話以降、エターナルに移乗)

ZGMF-X19A インフィニットジャスティス(48話以降、エターナルに移乗)

ORB-01 アカツキ

ZGMF-XX09T ドムトルーパー×3


関連イラスト

オーブの不沈戦艦 アークエンジェル


関連タグ

機動戦士ガンダムSEED 機動戦士ガンダムSEED DESTINY

マリュー・ラミアス ムウ・ラ・フラガ ナタル・バジルール アーノルド・ノイマン

ジャッキー・トノムラ ダリダ・ローラハ・チャンドラII世 ロメロ・パル コジロー・マードック

ミリアリア・ハウ サイ・アーガイル トール・ケーニヒ カズイ・バスカーク

フレイ・アルスター トリィ ハロ

キラ・ヤマト アスラン・ザラ ラクス・クライン カガリ・ユラ・アスハ

ディアッカ・エルスマン メイリン・ホーク


アークエンジェル

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