「君たちですか?我が3WAにあだなす輩は」
モモタロス「テ、テメェは!?」
「仮面ライダー……レイ」
CV:山本匠馬
概要
劇場版「魔界城の王」に登場。変身者は白峰天斗(しらみね たかと)。
モンスターハンター組織の「3WA(ワールド・ワイド・ウィング・アソシエーション)」がキバの特性を研究して開発したライダー。イエティをモチーフとしている。基本カラーは白。レイキバットが白峰の腰に出現したベルトに取り付くことで、システムが装着され変身が完了する。
同じ人造ライダーであるイクサ同様、テクノロジーが結集されたメカニカルスーツだが、基本構造はベルトのレイキバットがエネルギーを循環・管理し、身体の各部に装着されたパワージェネレーター・人造魔皇石で増幅するというキバの鎧と同様のものである。キバとともにファンガイアをはじめとしたモンスターの力もフィードバックされており、このレイには冷気属性が備わっているため、掌からは零下200℃の冷気を発射することも可能。後に普通の人間では変身できない事が判明した。
ベルトに装着されたレイキバットがウェイクアップフエッスルを吹くことで、普段両腕に過剰に巻かれた封印鎖(カテナ)を開放し、巨大な人造魔皇石を3つ仕込んだ巨大な鉤爪ギガンティック・クローが出現する(変身直後に装備されることもある)。
また、劇中では使用されなかったが、肩の爪「ブロウニングショルダー」は伸縮自在の槍になり、近づいて来た敵対対象に対して刺突攻撃で反撃をする。
氷系のライダー故に炎は苦手かと思いきや、鎧がドラン族の物を参考にしている為に雪山のみならず、灼熱の環境下でも自由に活動できる。また、戦車砲の直撃を食らってもダメージを与えられることはない。
スペック
身長 | 205cm |
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体重 | 87kg |
パンチ力 | 17t |
キック力 | 8t |
ジャンプ力 | 30m |
走力 | 100mを5秒 |
必殺技
ブリザードクロー・エクスキュージョン
レイキバットが放った「ブリザードミスト」で標的の足元を氷結させた後、ギガンティック・クローで切り裂く。
レイキバット
「行こうか、華麗に激しく!」
白峰のパートナーで、レイへの変身ツールとなっている小型ロボット。
詳しい事はこちらの記事を参照。
その他作品での活躍
コミカライズ版
テレまんがヒーローズに掲載された劇場版のコミカライズ版で登場。
レジェンドルガに苦戦するキバとイクサの前に現れ、ブリザードエクスキューションでレジェンドルガを撤退に追い込む。
3WA所属で名護啓介の元同僚という役割は一致しているが、最大の差異は最後までキバの味方という点である。さてコミカライズ版のラストは続きは映画で楽しんでくれ!!といった感じで終わっているが、どう考えてもこの展開の続きは映画では見られない。
仮面ライダーディケイド
仮面ライダーディエンドに歌舞鬼と共にカメンライドされて登場。ラッキークローバーを相手に戦うが、ディメンションシュートの糧となってしまった。
ネット版にも登場。
仮面ライダーウィザード
ネット版に登場。白い魔法使いに間違われる。そんでもってソラには『キバの劇場版にしか出てないマイナーライダー』扱いされるという憂き目に。一応ディケイドに出てる事に関しては突っ込んだら負けである。
マイナーとは言いつつも、後のジオウを含めれば出番は意外と多めなのだが。
仮面ライダージオウ
EP44にてスウォルツ/アナザーディケイドに召喚される形で登場。G4・ダークゴースト・風魔と共にグランドジオウとゲイツリバイブに襲い掛かった。
EP46で再びジオウ達の前に現れ、ゲイツリバイブやウォズギンガファイナリーと対決。最後はゲイツリバイブ剛烈の「のこ切斬」でダークゴースト諸共吹き飛ばされ敗北・消滅した。
召喚ライダーとはいえ、ジオウ本編にはキバやイクサなどが登場していない為、そういう意味ではジオウ本編に登場した唯一のキバ系統のライダーである。
余談
同じく劇場版仮面ライダー555に登場する仮面ライダーサイガとは、「ボスライダーの副官」「お互い普通の人間じゃない」「井上作品のライダー」という点では境遇がよく似ている。しかし、サイガの方は2号ライダーであるカイザを倒したのに対し、こちらは2号ライダーであるイクサに倒されている。もしかしたら、2号ライダーが劇場版の副官ライダーを倒すという事例を、遠回しで『仮面ライダーキバ』の作品という形で果たしたかのようにも捉えられる。サイガとレイは2号ライダーを倒したか、もしくは倒されたかというある意味紙一重のライダーなのかもしれない。
関連タグ
仮面ライダーキバ 魔界城の王 劇場版限定ライダー ダークライダー
仮面ライダータイガ:初登場時は敵か味方か不明瞭だったライダー繋がりで、「ダークライダー」「氷属性」「爪型武器を使用する」「奇襲攻撃を得意とし、不意討ちや裏切りといった卑怯な戦法が多い」「真っ向勝負ではほぼ成す術も無い打たれ弱さを見せている」などの点が共通している。