概要
東南アジアに位置する国家で、多数の島々で構成されている。
火山が多い国でもあり、クラカタウ島の火山は19世紀に島の大半を吹き飛ばす大噴火を起こし、数万人いた島民が全滅したと云われている。
東南アジア諸国連合(ASEAN)の盟主とされ、本部もジャカルタにある。
ただでさえ人口の多いアジアの中でも特に人口が多い国であり、世界有数の人口を誇る。
中東の宗教と思われがちな日本のイスラムイメージからすると意外に思われるが、世界最大のムスリム人口を抱えるイスラム大国である。
民族
多民族国家であるが、その大多数はマレー系民族であり、彼らがインドネシア人の直系の祖先で、原マレー人と新マレー人の2種類に分けられる。
他にも、約300の民族がおり、住民の内、ジャワ人45%、スンダ人14%、マドゥラ人7.5%、沿岸マレー人7.5%、その他26%、中国系約5%となっている。
インドネシアは公用語であるインドネシア語と、掲げられた『多様性の中の統一』というスローガンの下で、多民族がまとまって一つの国家としての形を保っており、このことからインドネシア人の多くは、基本的に他人に対しても寛容であるとされ、また南国特有の性格の明るさや、怒ることはあまり良くないことと考えられている思想もあってか基本はおだやかな気質とされる。
日本企業の雇用主からも、とても従順で真面目によく働いてくれると言われており、また歴史的経緯から親日国家でもあるため、日本人に敬意を表して接する人も多く、これらの事情から日本人とインドネシア人は非常に相性がよいとされ、インドネシアを開発拠点として最良の場所と考えている日本企業も多い。
しかし、戦争において日本兵から過酷な扱いを受けたインドネシア人も少なくないので、やはり戦争の話をする際は注意が必要になる。事実「ロームシャ」「ケンペー」「バカヤロー」の3つはインドネシア語として残っており、特に「バカヤロー」が最も知られている事実は、人前で罵倒されることを屈辱と考えるインドネシア人にとって苦々しい記憶が確かに存在した証拠でもある。
とはいえ、国の治安は比較すると日本ほど良くはないため(世界的に見るとまだ良い方だが)、犯罪には十分注意する必要がある。また時間感覚がかなり違い、おおらかな気質から時間にはルーズな人が多いとされる。
父系・母系を共に親族とみなす『双系社会』であるため姓がない人もいる(スカルノ、スハルトなど)。
日本との関係
- INAXの現地法人はインドネシアの国のコードがINAであることから同表記の旧ロゴを未だに使っている。
- ジャカルタ近郊の通勤輸送は、日本国内で使用されなくなった鉄道車両の多くを使用している(都営地下鉄・東急・JR・東京メトロ・東葉高速鉄道)。
関連タグ
関連キャラクター
マダラカジン/タコギャング(仮面ライダー(新))※改造地がボルネオ島。
南ことり(ラブライブ!)※どういうわけか現地のフライドチキン屋でマスコットキャラになっている。
デヴィ夫人:初代大統領・スカルノの第3夫人
9月30日(1965年のこの日に軍事クーデターが発生。⇒9月30日事件 - wikipedia)