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チャリオットの編集履歴

2021-12-06 04:24:03 バージョン

チャリオット

ちゃりおっと

馬車の一種。戦闘用に用いられ「戦車」とも訳される。

概要

古代について書かれた文章で「戦車」とあればチャリオットのことと見て間違いない。

近代兵器としての戦車(自動車)は「チャリオット」ではなく「(バトル)タンク」である。


馬車に兵士を2名から4名乗せて戦闘を行う。

乗車した兵士の弓矢などによって攻撃を行うほか、大型のバリスタを搭載したものも存在した。

紀元前の時代にはほぼユーラシア全域で使用された。

高い機動力を持つものの、車輪に乗っているという関係上、段差や急な高低差は対応しづらく、小回りも効かない。

結果、鐙の発明や遊牧民由来の技術普及により騎兵が台頭すると、兵器としてのチャリオットは廃れていくことになる。


だが、後にこの形態は自動車たる戦車が派生していく段階で、歩兵戦闘車として蘇ることになる。


その後チャリオットは競技レースという形で現代に残っており、騎乗者は古代とは違い一人乗り用の馬車部分に乗り込み座席に座った状態で馬を操っている。現代ではトロットレースと呼ばれ主にスウェーデンやフランスなどで大会が開催されている。レースでは一般に知られている競馬とは違い速歩と呼ばれる速足で走り、競馬のように走った場合は失格となる。速足ではあるもののその速度はかなり早く、馬によっては競馬用に調教されている馬が走らないと追いつけない場合もあるほど。


日本でも繋駕速歩競走の名前で馬券発売を伴うトロットレースが行われていたが、現在では調教の難しさや騎手の負担、馬場の整備の手間などが嫌われてすっかり廃れてしまい、北海道の一部でアマチュア草競馬の種目の一つとして開催されているに留まる。現在ではレースを行えるだけの技術を持つ騎手が、多く見積もっても日本に数十人しかいないといわれている。


過去にはアメリカなどで馬の代わりにバイクを使った「バイクチャリオットレース」なるものも開催されていた。出走者全員が古代ローマ兵士の衣装に身を包み、古代式の馬車に乗り(場合によっては複数の)鉄の馬を駆るその光景はまるでSFのよう。



神話・伝説におけるチャリオット

指揮官といった位の高い人物も乗る物であったためか、神話上の神々や英雄にもチャリオットを使用するものがある。戦車を引く獣が馬以外になっている例もある。

特にインド・ヨーロッパ語族の神話では太陽神の乗り物とされる事が多い。

インド神話

スーリヤクリシュナミトラユディシュティラアシュヴァッターマン

ギリシャ神話

ポセイドンヒッポカムポス)、キュベレーライオン)、ネメシス(グリフォン)、ガラティア(イルカ)、ヘリオスアルテミスパエトンアキレウスエリクトニオスヘラクレス(御者はイオラオス)、ウィクトーリア

北欧神話

フレイア)、トール山羊)、ゲフィオン(ウシ/トラクターのような鋤を装備している)

ローマ神話

ソール

アブラハムの宗教

エリヤを天に連れていった炎の戦車、ユダヤ教神秘主義におけるメルカバー

ケルト神話

『eirr(戦車を持つ戦士)』と称され、ケルトでは地位の象徴になる。

eirrという語は「戦士の中でもより階級の高い」、「エリート中のエリート」、「エリート戦士達」という意味でも使われており、戦車を所有しているケルトの戦士は超がつくエリートとされる。また、ケルトは戦士社会であったため車輪に鎌、車体にトゲがとりつけられた、かなり攻撃的な戦車に乗っている。

同神話最強格の英雄クー・フーリンは神話中ではセングレンやマッハという名馬に牽引されたチャリオットに乗っていたと語られている。

その他

アレクサンダー大王(ゴルディアスの牛車)


曖昧さ回避

同名のものに以下のものがある。

  1. タロット大アルカナの一つ。→戦車(タロット)を参照。
  2. ブラック★ロックシューター』の登場人物。→チャリオット(B★RS)を参照。
  3. UTAU」の音源及びキャラクター。→チャリオット(UTAU)
  4. マジカルドロップ」の登場人物。→チャリオット(マジカルドロップ)
  5. その他、店名や独立記事の無いオリジナルキャラクターの名前。

関連タグ

シルバー・チャリオッツ クアドリガ

ばんえい競馬 ベン・ハー

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