曖昧さ回避
この項目では日本の二輪メーカー・川崎重工業(川崎重工業モーターサイクル&エンジンカンパニー)及び、2021年に分社化して新会社となったカワサキモータースの、特に二輪車関連にをメインに記述する。
その他の意味については以下の項目をご参照のこと。
KHI全体について→川崎重工業
KHI以外の「Kawasaki」について→カワサキ
川崎重工業
日本の機械メーカー。前身は日本海軍の金剛型超弩級巡洋戦艦「榛名」を建造した川崎造船所。
pixiv上では同社製のバイクが取り上げられることが多いが、船舶(含む潜水艦)、飛行機、鉄道、橋梁・・・も手がけており、早い話が陸・海・空全ての乗り物を手がけるメーカーである。
また建設機械も手がけており、ユーロトンネルを掘削した掘削機11機のうち2機は川崎製である。
ちなみにバイク業界ではライバルである本田技研工業やヤマハ発動機も、多少のジャンルの差異はあれど、手広すぎるほどに様々なエンジン付き機械を手掛けている(当該記事参照)のが興味深い。
そして二輪部門は川崎重工内で唯一、一般の消費者に商品を提供する部門でもある。
バイクメーカーとしてのブランドイメージカラーは緑(主にライムグリーン)で、全日本ロードレースで長らく鳴らしたディーラー系チームも「チームグリーン」を名乗っている。
日本四大メーカー中唯一MotoGPの最高クラスでのチャンピオン経験はない(中小排気量クラスでならある)が、市販車に近い状態で戦うスーパーバイク世界選手権では2020年まで6連覇という圧倒的な強さを誇っている。
よく知られている「カワサキか…」のコピペから、漢のバイク!すぐ壊れるし直せない!素人は帰れ!というイメージでネタにされたり擬人化されることも多いが、それはすでに過去のお話。
若者にプチ二輪ブームを起こすきっかけとなったNinja250、二輪車としては史上初のスーパーチャージャーを搭載したNinjaH2シリーズ(←令和2年度の文部科学大臣表彰・科学技術賞を受賞)、4気筒・250ccの超高回転4ストロークエンジンを現代に復活させたZX-25Rなどはその良い反例で、今は消費者の埋もれているニーズを掘り起こしたり革新的なエンジンを採用することで新たな市場を切り拓く、現代で最もチャレンジングでクールなバイクメーカーの一つとなっている。
カワサキモータース
これまで「モーターサイクル&エンジンカンパニー」と称し、社内カンパニー制だった二輪部門が2021年10月1日をもって分社化、「カワサキモータース株式会社」として新たに出発することとなった。
ブランドシンボルマーク(CIマーク)は「川」をモチーフとし、古くは1870年の旧川崎造船所時代から使われ、2015年発売のNinja H2Rのカウル先端にも配された、2007年までの川崎重工の社章、通称「リバーマーク」を採用している。
かつては1960年代から使用されていた通称「フライングK」と呼ばれる二輪部門のシンボルマークがあったが、現在は川崎重工全体のCIマークとして使われている。ある意味ではあるが、現在は川崎重工がフライングK、二輪部門がリバーマークを使用しているという逆転現象となっている(ただし川崎重工の一部子会社でもリバーマークを使用している企業もいくつかある)。
関連タグ
Kawasaki
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