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林家たい平の編集履歴

2022-01-03 14:00:43 バージョン

林家たい平

はやしやたいへい

日本の落語家。笑点のメンバーの一人。

概要

1964年12月6日生まれ。

本名は「田鹿 明(たじか あきら)」

埼玉県秩父市出身。

7代目林家正蔵の一門(通称「根岸の林家一門」)で、林家こん平に師事する。


武蔵野美術大学卒業という経歴を持ち、自分の高座を収録したCDには自ら挿絵を描いている。

大学時代に落語サークルに入会し、廃止寸前だった同サークルを復活させている。

当初は「落語」というもの自体が分からずコントや漫才で繋いでいたが、人間国宝・五代目柳家小さんの『粗忽長屋』を聞いて感動し、本格的に落語の研鑽に打ち込んでいった。

1988年に海老名家への住み込みの条件を飲んでこん平に弟子入りし、若手時代を過ごしていく。


2004年9月に師匠のこん平が入院・休演したのに伴い、同年12月26日に笑点の仮メンバーとして初登場。そして2006年5月14日の40周年スペシャル後、5代目三遊亭圓楽と師匠のこん平の同時卒業及び桂歌丸の5代目司会者就任に伴い、正規メンバーとなった。ちなみに翌週の5月21日には春風亭昇太が新メンバーとなっている。


笑点の一コーナーである「若手大喜利」及び兄弟番組の「BS笑点」「笑点Jr.」から昇進。

上記の2004年12月26日放送の若手大喜利の優勝賞品が「こん平の代役として大喜利に出演する権利」だったため、師匠・こん平のいた席を射止めんと張り切るも、空回りが過ぎて座布団の数が伸びなかった。

この時司会だった春風亭昇太も「こん平師匠の弟子であるたい平にレギュラーの座を射止めてほしい」と願っていたため、苦肉の策として他の出演者の座布団をことごとく没収するという歌丸ジェノサイドも真っ青の荒業を使い、どうにかたい平をレギュラーの座へと導いた(当時の公式サイトの記録)。


笑点での主なネタは「物真似(動物や芸能人、アニメキャラなど多岐に渡る)」「オカマネタ」「恐妻ネタ」「花火ネタ」だが、一番はなんといっても三遊亭小遊三と繰り広げる「大月秩父戦争」であり、初出は2007年末の年忘れ大喜利3問目である。また、座布団運びの山田隆夫をいじってはどつかれたり飛び膝蹴りを食らう。これは、こん平から受け継がれた物といえるが、歌丸が司会者に就任して以降は一度座布団を没収されてから、没収された座布団+1枚の座布団を獲得するケースが多くなっている。

また、こん平の病気卒業によりメンバーになったことから「師匠に毒を盛った」などと言われるネタもある(それに加え、掛け持ちで出る形になった「BS笑点」の若手大喜利では「一人だけ地上波行った裏切り者」といじられていた)。これを使っていたのは主に三遊亭楽太郎(後の6代目円楽)だが、程なくして今度は5代目圓楽が脳梗塞に倒れたためやり返されるようになる。このように楽太郎(6代目円楽)がたい平いじりに使うネタはなぜかことごとく楽太郎にブーメランする


2006年10月18日、CD『芝浜ゆらゆら』で歌手デビューした。(江戸落語家で歌手としてレコード・CDを出している人物はあまりおらず、それも落語協会所属落語家に集中している。代表的な人物としては初代・林家木久蔵[現:林家木久扇]、たい平の師匠である林家こん平。また柳亭市馬がプロの歌手として活動。なお上方落語家には、笑福亭仁鶴笑福亭鶴光月亭可朝などの例が多いが、これは上方落語の興業形式が江戸落語と異なることに由来している)。


最近テリー伊藤を弟子に取ったが、自分より歳も年期も上なところに自由奔放でいうことを聞いてくれないのだが、肝心の芸は達者とあって強くは言えず、色々と手を焼いているとのこと。

テリー伊藤は芸能人特別枠扱いらしく、正規の弟子は色物の林家あずみと息子の林家さく平の2人だけ。

以前は林家なみ平の高座名をつける予定で取った見習いが居たが、落語協会の年齢制限に引っかかったためにたい平門下への弟子入りが出来ず、圓楽一門会である好楽一門へ入門した。


2016年、24時間テレビ39のチャリティーマラソンに挑戦することを発表。師匠こん平の「チャラーン!」を号令にスタートし、見事番組中に完走を成し遂げた。

2017年にはVシネマ『帰ってきた動物戦隊ジュウオウジャー お命頂戴!地球王者決定戦』でゲスト悪役の宇宙マフィアポカネ・ダニーロを演じる。身勝手な金銭価値至上主義者でありながら、手にした扇子葉巻を吸う仕草をしたり、本編の幹部達のコピーを召喚する際に座布団を媒体にしたりと、落語家ならではなネタも取り入れられている。


実は「ぶらり途中下車の旅」で、初代ナレーターの滝口順平と、2代目ナレーターの藤村俊二の代役でナレーションを務めたことがある。


自身がプロデュースしたたい平カレーを販売している。木久蔵ラーメンを展開する木久扇は自身のラーメンが売れなくなることを危惧してか大喜利の中でかなり扱き下ろしていた。(無論ネタの範囲内)

味付けは蕎麦屋のカレーを好む人に好評の味付けらしい。


大月秩父戦争

大喜利内において三遊亭小遊三と繰り広げられる不毛な掛け合い。

どちらも出身地が笑点メンバーの中では田舎とされる場所であることから。笑点メンバーは江戸落語家であり、ほとんどが23区内出身者である。桂歌丸司会就任以降、例外はたい平、小遊三の他、歌丸と昇太のみ(なおそれ以前のメンバーでは、こん平が新潟県チャーザー(千谷沢)村出身で有名だったほか4代目三遊亭小圓遊群馬県出身だった)。ちなみに本業は歌手の山田隆夫台東区

ただ、歌丸は横浜市であり、都外ではあるがかなりの過密商業都市。昇太は静岡市で、比較的田舎だが、一応政令指定都市であり東海道新幹線の駅があることから、太平洋ベルト地区から外れるこの2人の地元が特に目立つことになる。


で、実際は、というと、実は大月市は地方都市としては結構でかい。というのも、大月は中山道の交通の要衝であり、新幹線こそないものの、河口湖方面との分岐点であり、鉄道は中央本線富士急行、高速道路は中央自動車道本線と富士吉田支線の接触点である。首都圏からのアクセスも中央快速線電車がそのまま足を伸ばしてくる。また、現在はリニア山梨実験線の起点であり、将来はリニア駅が設置される可能性も高い。

一方、秩父市は秩父セメントが母体の太平洋セメントの本拠地であるため財政状況はいいが、開発状況は某ド田舎ライフアニメレベル。市中心部以外は限界集落化している部分も多く、南関東3県の中ではかなり厳しい。JR線もなく、西武鉄道が伸びてきているものの、都心部へのアクセスには秩父鉄道に頼らざるを得ない。道路の整備状態も悪い。しかも、埼玉県下であるにもかかわらずNACK5本局が入らず、中継局(77.5MHz)が設置されている。

ただ、全人口では秩父市がトリプルスコアで勝っている。


2つの予言

たい平は、歌丸司会時代に大喜利で2つの予言となる解答・発言をしてしまっている。

1つ目は第2259回(2011年4月3日OA)で「旅館にとって二度と来てほしくない客とはどんなものか」というお題に対し、


「『ダイエット中なの~』と言って、自慢の料理に一切箸を付けない客」


という解答を出したのだが、これは当時既に有り得る話とされていたものの、2010年代後半に入って「インスタ映え目的の注文」「低糖質ダイエットの流行による食品ロスの発生」というかたちで社会問題化した。


もう1つは、第2254回(2011年2月20日OA)において、昇太の回答に歌丸がムッとした様子を見せ、


歌丸「10年後の昇太さんの顔が大変楽しみになってきました」

円楽「見られないからね」

歌丸「うん、そうだと思う

   …………今『見らんないかもね』つったのは俺のことなんだろ?」

たい平「10年後には師匠が亡くなってて見られないから……」


と言ってしまい、円楽ともども座布団全没収の憂き目にあったのだが……

歌丸は2018年に逝去したため、これまた現実のものとなってしまった。


関連映像

芝浜ゆらゆら


関連タグ

桂歌丸 三遊亭小遊三 三遊亭好楽 林家木久扇 春風亭昇太 三遊亭楽太郎/三遊亭円楽 林家三平 山田隆夫 林家こん平


田上明…元プロレスラー。たい平と同じく埼玉県秩父市出身。名前はたい平の本名と一字違い。

アキラ100%…たい平や田上と同じく埼玉県秩父市出身。たい平の中学校の後輩にあたる上に本名もたい平や田上と同じ「アキラ」。



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