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アベコンベ(シンケンジャー)の編集履歴

2022-01-11 21:21:59 バージョン

アベコンベ(シンケンジャー)

しんけんじゃーのあべこんべ

ここでは『侍戦隊シンケンジャー』の敵怪人であるアベコンベについて説明する。(イラスト左側)

「その一件、このアベコンベにお任せ願いやしょう!」

「あっしが、シンケンジャーに!?何てこった!」

CV:檜山修之


データ

【身長】一の目・191㎝→二の目・47.9m

【体重】一の目・94㎏→二の目・21.0t


概要

火車伝承のルーツとされており、上下あべこべの顔の様な、渦巻く雷雲の様な姿を持つアヤカシ。全体的な姿は黒い雷雲がそのまま人の形になった様だが、顔は頭部ではなく腹部にあり、まるで2つのライオンの顔が1つの口を中心として上下に一対ずつ目鼻が付いている形をしている。武装している武器は筋雲重長巻(すじぐものかさねながまき)


本編で最初に登場した筋殻アクマロの配下だが、主君である彼より一足先に登場した。


その能力は両手から撃ち出す針の様な物体を人間と器物に突き刺し、胸部を発光させる事で両者の魂を入れ替えてしまうと言う物。これによって人間の肉体に入れ替えられた器物の魂は、元のそれと同じポーズを取ったまま微動だにしなくなり、逆に器物に入れ替えられた人間の魂はそのまま一切の身動きが取れぬまま、悲鳴を上げても誰にも気付いて貰えない

当然器物が損壊したり腐敗したりすれば、そのまま魂を器物に入れ替えられた人間は何も出来ず、誰にも気付かれぬまま、絶望の悲鳴を上げて死を迎えると言う恐ろしい運命が待っている。

そしてアベコンベ自身も、劇中ではそうやって「器物と入れ替わった他人の命を不意に奪う」と言う人間の弱点を利用し、自身の能力によって物言わぬ器物に魂を入れ替えられた人間が、何も知らない別の人間によってその命を奪われると言う地獄へと現世を作り変えようと目論んだ。

シンケンジャー達もこうした能力で4人が犠牲となったが、その内訳は以下の通り。



本人はこうした自身の悪業に対し、「知ってても知らなくても人殺しは人殺し」と開き直っているのだから極めて質が悪い。加えて劇中で自身の能力から逃れた千明ことはの2人を「残り物」と言い捨てる等、人間を物と同等の存在としてしか見ていない彼の非道な本性が窺い知れる。

アクマロに仕えているかフリーランスかの違いは有れど、やはり彼もまた外道なのだ。


上記の能力以外にも、腹部に付いた顔の口から強力な火球を吐き出して攻撃して来る為、不用意に近付いてはならない。


劇中での活躍

アクマロの露払いとしてこの世に侵攻するや、上述の能力で人々を様々な器物と入れ替えて行く。

その過程で駆け付けたグリーンイエロー以外のメンバーも各者各様の器物と入れ替えるが、水切れの為に撤退を余儀無くされる。


一旦六門船にいるドウコクの前に挨拶がてら顔を出すと、シタリからも三途の川の水が増水しているとして評判は上々。


「我が主、然るお方の狙いは、そんなちっぽけなもんじゃねぇ!」


だが、アベコンベはそう前置いた上で語る。物に入れ替えられた人間は、他人に物としてしか扱われなくなり、知らない内に人の命を奪ってしまうと言う事を。そして、自身の能力の犠牲になった人間達に降り掛かるであろう、恐ろしい死の運命を前提に、三途の水を溢れさせる以上の自身の目標を豪語した。


「知ってても知らなくても、人殺しは人殺し。この世を、人が人の命を奪う地獄にしてみようってんで!」


半ば呆気に取られるシタリを他所に、「気に入ったぜ!てめぇの言う地獄、楽しみにしてるぜ」と笑い飛ばすドウコクであった。


だがその後、現れた2人を「シンケンジャーの残り物か…」と言い捨てて交戦するも、イエローに上述の能力を利用されてグリーンと自身の人格を入れ替えられてしまう(その際、上記の台詞と共に困惑した様子を見せた)。

半ば恐喝に近い取引を迫られた為、止むを得ずに能力を解除した所へスーパーシンケングリーンの真・木枯らしの舞を受けて敗北。


直後、二の目となって巨大化すると、 2人はダイカイシンケンオーで応戦(この時は2人のみで搭乗していたので、今回は相当きつかった)。

腹部の口からの火球を海老刀で弾かれ、背面からの光線に怯んだ所へ、止めの二天一流乱れ斬りを喰らって爆散した。



アベコンベの敗北後、三途の川の中から筋殻アクマロが姿を現すのであった……。


余談

モチーフは上下あべこべの顔と雷雲、そしてライオン


現代の伝承に於いて、『火車』は常に人間の身体を狙う火を纏ったネコのような化け物らしく、アベコンベの火球と「魂を入れ替えよう」と人間を狙う様子がそのルーツだとされている。


この第二十七幕のエピソードで寿司に人格を入れ替えられた源太は、危うく猫に食べられて殺されそうになり、それがトラウマとなって寿司恐怖症に陥ってしまうが、これが後に新戦力であるダイゴヨウ誕生の伏線となる。


デザインを担当した篠原保氏曰く、「提出したラフ画の時点では『枕返し』をモチーフにしていたが、『魂を入れ替える』という話との関係でモチーフを変更した」との事。


声を演じた檜山氏は昨年の『炎神戦隊ゴーオンジャー』でもハツデンバンキと言うヒーローと人格が入れ替わった怪人の声を担当している(※アベコンベと違ってこちらは偶発的)。更に9年後の『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』でもマンタ・バヤーシと言う同じく自身の能力でヒーローと中身を入れ替えた怪人の声を当てる事となる。


関連項目

侍戦隊シンケンジャー 外道衆 アヤカシ(シンケンジャー) 火車


アベコンベドラえもんの秘密道具としてのアベコンベはこちらを参照。


カシャ(カクレンジャー):『忍者戦隊カクレンジャー』に登場した大先輩。

カシャ(魔化魍):『仮面ライダー響鬼』に登場する火車繋がりのライダー怪人


ツタコタツ:『爆竜戦隊アバレンジャー』に登場する、人格の入れ替え能力を持った怪人。

レガエル:『海賊戦隊ゴーカイジャー』に登場する、同じく人格の入れ替え能力を持った怪人繋がり。上下反転した顔を持つデザインも共通。

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