「テメエ等、正義の味方の癖に嘘つきやがって!」
CV:桜井敏治
概要
ミケラが蔦、蛸、こたつの3つのモチーフを融合させて作り出したトリノイド第16号。名前が回文になっている唯一のトリノイドである。
上半身がこたつの台に乗っかった黄色い蛸となっており、左右合わせて4本の腕からは無数の蔦が垂れ下がっている。下半身もこたつとなっており、その左側には自身の製造ナンバーである「16」の刻印がある。そして蛸らしく「~タコ」が口癖。
蛸らしく吸盤状の両腕を伸ばし、グルグル巻きにして捕らえた任意の2人を「タコタコチェンジ」で人格を入れ替えては街中を大混乱に陥れる。
そして暑い夏に背中のこたつから高温の熱気を放つ「真夏のコタツ」で人々を襲う。その熱波の温度たるや約1530℃と相当高く、鋼鉄をも溶かす程に熱い。
極めつけの技として、美味しそうなたこ焼き型の爆弾を飛ばす「たこ焼きボンバー」は小さくても抜群の破壊力を持つ為、喰らった相手は大ダメージ必至である。
活躍
ミケラに生み出され、アナザーアースに侵攻するなり真夏のコタツ攻撃で人々に襲い掛かるそこ処へ駆けつけたアバレンジャーに対し、「お詫びの印」と称してたこ焼きボンバーで攻撃する。
更に伸ばした両腕でレッドとブルーを捕らえると、タコタコチェンジで2人の人格を入れ替える事によって変身不能に陥れ、そのまま逃走した。
逃走先で追い掛けて来たブラックに圧倒され、他の3人も駆け付けるが、そこにアバレキラーまで乱入。
だがアバレキラーの協力を拒否したツタコタツは、事もあろうに彼も入れ替えようと触手を伸ばすも逆に切断され、ミケラに直してもらう為にやむなく撤退した。
侵略の園に帰還してミケラから再生して貰った後、破壊の使徒ジャンヌの提案で大勢の人々の人格を入れ替えて行き、人間社会を大混乱に陥れようと画策。
森山ホナミと舞を人質に取るが、「らんるの開発した『らんらんチェンジシステム』(そこにあったただのホース)で凌駕と幸人の人格を戻した」と言う芝居に引っ掛かり、逆上した余りにタコタコチェンジで2人の人格を元に戻してしまい、記事冒頭の台詞でアバレンジャーを非難した。その拍子に人質を解放した事でレッドの猛攻に圧倒された末、スーパーダイノダイナマイトを受け倒される。
直後にジャメーバ菌を含む雨を破片が浴びた事で再生巨大化すると、続く巨大戦でティラノサウルスとトリケラトプスの人格を入れ替えてアバレンオーへの爆竜合体を妨害する。合体自体は許してしまったものの、それでも上手く操縦できないアバレンオーを攻撃するが、そこへ突如乱入したキラーオーの爆竜必殺デススティンガーを喰らい、敢え無く爆散。ティラノサウルスとトリケラトプスも元に戻るのだった。
余談
モチーフは上記の通り蔦と蛸とこたつであり、劇中でミケラが使用したカラーはそれぞれ蔦が「ブドウ科蔓巻きエキス入りツタの絡まる色」、蛸が「頭足綱八腕目吸盤エキス入りアッツアツたこ焼き色」、こたつが「自然エキス入り夏コタツ色」。
声を演じた桜井氏は『忍風戦隊ハリケンジャー』の次元忍者フタブタ坊の声を担当しており、2年連続のスーパー戦隊シリーズ出演となった。次回作の『特捜戦隊デカレンジャー』ではリバーシア星人ボンゴブリン・ヘルズの声を当てている。
関連タグ
爆竜戦隊アバレンジャー 邪命体エヴォリアン ミケラ トリノイド
トリノイド製造番号
15号.ツリバカツオリーブ→16号.ツタコタツ→17号.ショホウセンカメレオン
アベコンベ(シンケンジャー):『侍戦隊シンケンジャー』の同じく第二十七幕に登場する戦隊怪人で、こちらも人間の中身を違う物と入れ替える事が出来る。ただし、こちらは人間以外の器物も能力の対象となる。
マダコダマ:『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー』に登場する、同じく蛸モチーフ&名前が回文繋がりの戦隊怪人。
レガエル:『海賊戦隊ゴーカイジャー』の同じく第27話に登場する戦隊怪人で、こちらもこちらも人間の中身を違う物と入れ替える事が出来る。
コタツワルド:『機界戦隊ゼンカイジャー』に登場したコタツモチーフ怪人。