概要
- 生育環境:平均気温24℃、平均湿度65%
- 身の丈:7尺3寸(約2.2m)
- 目方:42貫(約157.5kg)
『仮面ライダー響鬼』三十之巻「鍛える予感」、三十一之巻「超える父」に登場。夏にしか出現しないタイプの魔化魍。
狐のような頭部と、首周りの真っ赤な炎を模した車輪に全身に書かれた梵字が特徴的な独特の圧迫感や、不気味な雰囲気漂う姿をしている。
梵字の霊的な力を利用して姿を消す能力を持っており、人魂のような怪火の姿を伴って、姿を現しては次々と餌と定めた人間を襲う。
炎を模した車輪からディスクアニマルすら焼き尽くすほどの威力を秘めた火炎を放って攻撃する事を得意としているほか、口から流れ出す唾液を発火させ触れたものをたちまち焼き尽くす能力を持つ。
劇中に登場した個体は洋館の男女によって魔化魍ワニュウドウの特性を付与された新型の個体であるらしく、童子と姫の力を借りずに自力で餌を獲って成長することが出来る為、当初、仮面ライダー響鬼は童子と姫がいなかったことを不思議がっていた。
夜中に出現した際は、強力な火炎攻撃で仮面ライダー威吹鬼を苦しめたが、駆けつけた響鬼の攻撃を受け怯み撤退。
その後白昼に再度出現し、車輪形態で仮面ライダー響鬼紅を翻弄するが、最後は「灼熱真紅の型」を受け爆散した。
その後、“オロチ現象” により大発生しており、四十五之巻『散華する斬鬼』でさいたまに出現した個体は桐矢京介の元同級生の1人を殺害している。
派生作品
『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』
大ショッカーの一員として登場するも、魔法戦隊マジレンジャーに拘束され、響鬼の音撃を受けて爆死した。
『仮面ライダーウィザード』
魔宝石の世界の住人として登場したが、ペルセウス・ゾディアーツ諸共に仮面ライダー龍騎のドラグクローで焼き殺された。仮にもコイツは炎属性のはずでは…。
『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』
武神鎧武の部下の1人として登場を果たしている。
余談
モチーフ妖怪は火車。死体を喰らう怪物とされる。
死体を持ち去る獣妖怪としての火車と地獄の獄卒が死者を迎えに来る際に引いてくる乗り物としての「火車」両方のイメージが託されている。
前者は往々にして猫のような姿で表されるが、本作においてはキツネがモチーフとなっている。
このカシャ以降、テレビシリーズに登場する魔化魍はすべて石森プロの飯田浩司がデザインを担当している。
関連項目
カシャ(カクレンジャー)、アベコンベ(シンケンジャー)、妖怪カシャ:同じ東映特撮における火車繋がりの怪人達。