ついに…我々の待ち望んだ真の勇者が誕生した!
その名も、勇者王ガオガイガー!!(Number.01 勇者王誕生!より)
概要
宇宙メカライオン「ギャレオン」がサイボーグ・ガイとフュージョンすることによりメカノイド「ガイガー」へと変形し、3機の「ガオーマシン」ステルスガオー、ライナーガオー、ドリルガオーと共に「ファイナルフュージョン」を行うことによって誕生する重機動スーパーメカノイド。合体に際してはGGG長官の承認が必要不可欠であり、最終手段でもある。
ゾンダリアン側からは当初「黒いロボット」と呼ばれていたが、粒子加速機イゾルデ攻防戦で名称を認識し、以降呼称もする。
ガイの四肢の延長と同時に三次装甲とも呼べるもので、あらゆる攻撃に晒されても頭部と胸部を完全に保護する様に施されている。基本的な攻撃方法は右腕で破壊し、左腕で守る近接戦闘。
だが、異星テクノロジーと地球製のガオーマシンの合体によって機体が構成される産物からか未知数な部分が多く、初出撃の時点ではまともに合体する事さえ保証できない状態で、戦闘よりも合体時の負荷で機体損傷する有り様だった。序盤の戦力ではゾンダーを倒し、コアを引き抜くことが可能なのは例外を除き本機のみであるため致し方がない。様々な実戦で得たデータを元にハードやソフト両面でのアップデートが頻繁に更新され、外見上の変化はないが、原種大戦後の時点では別物と言っても良い信頼性も含めた大幅なスペックアップを施されているものの、それでも全体的に見れば合体によるダメージだけでなく、技による負担損傷も多い。
脊椎原種戦でのアクシデントから大気圏外の行動が可能な宇宙用装備のステルスガオーⅡと合体し「スターガオガイガー」になるが、本編では従来のまま呼ばれ続ける。
『覇界王』終盤では覇界王キングジェイダーとの戦いで、ソムニウムが過去から持ち込んだ「GGGの初陣となるEI-02との戦闘直後のギャレオン」を用いてファイナルフュージョンされる。ギャレオンは無改修で機能にも制限が多いが、ブラックボックス以外は凱のエヴォリュダー能力で補われ、2017年代の最新モデルのガオーマシンと適合させている。しかしエヴォリュダー能力をもってしてもギャレオンとガオーマシンの適合が精一杯で、単純な性能や安定性では後継機のガオファイガー、ガオガイゴーには劣るとされる(特にステルスガオーⅡとⅢに予備機が無く、宇宙戦闘はかなり厳しいものがある。劇中ラミア達がガオガイガーと合体、「夢装ガオガイガー」となり、この点を補った)。
また、タイムパラドックスを防ぐために現在の状態から更にギャレオンを損傷させることが許されず、ブラックボックスにも手を入れてはいけないという制約がある。
覇界王ジェネシックとの最終決戦時にも使われ、決戦後はギャレオンは自らの意思でベターマン達のもとに戻り、「テンプスの実」を用いたライによって元の時代に返されることに。
合体機構を持つロボットアニメでも「分離のための設備が用意されている」という珍しい特徴を持っており、設備の一つ、エリアIV 水陸両用整備装甲車での分離作業はEI-02戦後にその様子を描いている。
ガオガイガーは『機械の兵器』『オーバーテクノロジーに機械で補った巨人』であり『完全無欠』ではない。更に言えば人類の成長と勇気と共に改良かつパワーアップするというマジンガーZのオマージュを踏襲している。
基本データ
全高:31.5m
重量:630.0t
内蔵タンク総量:264.2t
最高走行速度:時速172km
最高飛行速度:M3.0
最大出力:10000000馬力以上(750万kw)
合体コード:ファイナル・フュージョン
内蔵GSライド:機密(Gストーン動力炉)
技
主力戦闘装備。右前腕部を高速回転させて射出する所謂ロケットパンチ。ゾンダーロボのバリアシステムを力ずくで破壊する威力を誇る。
左前腕部から空間を湾曲させる反発防御空間を形成し、反発効果により防御を行う。光学兵器は蓄積反射することが出来るが、展開できる範囲が限定されており、その隙を突かれるケースもある。
ドリルニー
膝に装備された接近戦用ドリル。攻撃だけでなく防御にも使用される。
スパロボ等では技名を叫ぶが、映像作品では基本的に叫ばないこともあり、檜山氏にはあまり使われていない技と認識されていた(実際にはかなり使用している)。
プラズマホールド
プロテクトシェードで発生する反発的防御フィールドを反転、目標を内部に捕獲し、フィールドの反発作用で拘束するが、使用頻度はあらゆるメディアを見ても数える程でしかない。
専用ハイパーツール
必殺技
ハンマーヘル・アンド・ヘブン
関連タグ
超合金:スーパーロボット超合金でアクションフィギュア化を果たし、続いて超合金魂で完全合体する玩具が発売された。
スーパーミニプラ:2016年に発売された勇者シリーズ初のバンダイ食玩。ガオガイガー以下ほぼすべての勇者ロボの立体化が行われ、他の勇者シリーズミニプラ化の舵を取るきっかけをつくった。
クロスフレーム・ガール:フレームアームズ・ガールの派生モデルとして、まさかのガール化。デザイナーは駒都えーじ氏で、氏の同人誌曰く「ヘル・アンド・ヘブン再現のために胸部が可動する」とか。ゴルディオンハンマーは付属しないが、スーパーミニプラやDスタイルのハンマーを要改造ながらも装着可能。クロスフレームに対応するゴルディも発売する予定らしい。
マジンガーZ:番組が進むごとに武装強化されていくスタイルや、黒と赤の配色など、本機に多大な影響を与えたと言われているロボット(ジェネシックガオガイガーの設定資料には、「この配色だとマジンガーカラーすぎるか」という走り書きもある)。なお米たに監督は、企画当時、黒いロボットを主役にすることに難色を示したタカラサイドにかなり食い下がったことがあるのだとか。
ゴッドグラヴィオン:ガオガイガーとしてデザインされるも、没となったデザインが再利用されており、ステルス機が上半身と言う共通点と、ドリルメカの位置が手足逆と言うのも興味深い(ゴッドグラヴィオンはドリルメカは腕に合体する)
キングエクスカイザー、グレートエクスカイザー:胸に獅子の意匠を持つ勇者。
ゴッドマックス:ドリルニーが装備されている勇者。
ウルトラレイカー:左右合体により誕生する勇者。左右肩部が新幹線で構成されている
ガンダムキマリスヴィダール:ドリルニー繋がり。
エルドラⅤ:ゴッドグラヴィオンと同じくボツデザインから産まれた勇者翁。
スペクトルマン:ガオガイガーが凱の任意でファイナルフュージョン出来ないようにスペクトルマンも任意で変身出来ない