ファイナルファンタジー11
ふぁいなるふぁんたじーいれぶん
概要
プレイヤーはヴァナ・ディールと呼ばれる世界の冒険者となり、様々なクエストをこなしていく。RPGの主人公にありがちな「選ばれし勇者」ではないこともポイント。
中世的な世界観と魔法が融合した古き良きファンタジーの匂い漂う作品。建物や風景、キャラの服などの作り込みの深さや、他のオンラインゲームにはない、深く作られた世界観から生み出される物語性のあるミッションが魅力となっている。
また、戦闘がソロでの能力よりパーティを基準に調整されているため、ジョブごとに役割を発揮することで初めて敵が倒せるという(賛否が分かれるものの)特色のあるバトルも特徴。
最初にPS2版でサービスインした2002年5月16日から、かれこれ19年サービス継続中である。
定期的に行われていたアップデートでバランスの調整や世界観の補足がなされ、その完成度は日々高まっていった。
だが、オンラインゲームにすることでこれまでのFFユーザーを半ば置き去りにした形となったため、批判も噴出。インターネット上ではこの作品を楽しむために要求されるプレイ時間の長さがよく取り上げられている(詳しくはレリック装備を参照)。
また、こうしたプレイを続けるため現実の生活が崩壊したプレイヤー(いわゆる廃人)の言動も取り上げられることが多い。
ファイナルファンタジー14(FF14)もオンラインゲーム形式を採っており、FF11で作ったキャラと、外見がほぼ同じキャラクターが作れるなど互換性がある部分が見られている。
2016年3月末をもってゲーム機版のサービスは終了したが、Windows版は継続。現状大型バージョンアップこそ終了したが、サービス自体の終了の予告はなく、無事15周年である2017年5月16日を迎えた。その後も中小のバージョンアップを続けており、近年はソロプレイにも力を入れている。
2020年8月からは、これまでの全ストーリーをクリアしたプレイヤーのみ挑める新規シナリオ「蝕世のエンブリオ」が開始した。
メディアミックスも積極的に展開され、特にアンソロジーコミックスは100冊以上刊行されている。
関連イラスト
関連タグ
表記ゆれ
その他
FFシリーズ ファイナルファンタジー MMORPG オンラインゲーム
ジラートの幻影 プロマシアの呪縛 アトルガンの秘宝 アルタナの神兵 アドゥリンの魔境
ヴァナ・ディール(ヴァナディール) サンドリア王国(サンドリア) バストゥーク共和国(バストゥーク) ウィンダス連邦(ウィンダス) ジュノ大公国 アトルガン皇国 神聖アドゥリン都市同盟
加藤英美里:DFFオペラオムニアにて、リリゼット役を担当。また、自身のYouTubeチャンネルで『ヴァナぶら配信』と題しFF11のプレイ配信を行っている。ちなみに、配信時間が途轍もなく長い(一番短いので2時間半前後、一番長いので4時間10分前後の動画をアップしている〈2020年6月7日現在での時間〉)。後述するグラブルではシェロカルテ役を担当。
ドラゴンクエストⅩ:ドラゴンクエストシリーズの10作品目で、スクウェア・エニックスが開発・運営しているオンラインゲーム。Ⅹの開発にあたって「MMORPGとはどういうものか」を学ぶために開発スタッフ全員で本作をプレイしたことが語られており、そのためかシステム面で本作を参考にしていると思われる部分がある。
グランブルーファンタジー:こちらは他社ではあるのだが、2022年5月予定でグラブル側でグラブルコラボを行うことになった。このタイミングで14ではなく、あえて11とコラボするという事で騎空士たちの間にも衝撃が走っている。
余談だが、グラブルプロデューサーの木村唯人氏はPC版発売日からFF11をプレイしていたことを明かしており、Twitterのプロフィールにも「好きなゲームはFF11」と記載している。ディレクターの福原哲也氏も好きなゲームにFF11を挙げるほどの愛好家である。
他にもFF11でアートDを担当していた皆葉英夫氏がグラブルのキャラデザを、FFシリーズの音楽を制作していた植松伸夫氏がサウンドDを担当していたり、開発スタッフにもFF11を遊んでいた人が多い、そもそもCygames自体に元々FF11に関わっていたスタッフが多数在籍しているという話もあり、実は意外とFF11との縁が深かったりする。
幻想のウタイビト:上述のグラブルとのコラボイベントのタイトル。