時空管理局(スクスト)
じくうかんりきょく
もしかして→時空管理局
注意:この項目はスクールガールストライカーズの非常に重要なネタバレが含まれています。ご注意ください。
概要
スクールガールストライカーズにおいて、本拠地であるエテルノを創設、運営する「エテルノ計画」の発案、執行組織である。その全容はいまだに不明で、目的も謎である。
時空管理局の真相
注意:この先、スクールガールストライカーズそのものの極めて重大なネタバレが含まれています。また、まだ情報が不確実な要素も含まれています。ご注意ください。
正体
そもそもステラプリズムとはなんなのか?フィフス粒子とはなんなのか?時空管理局とはなんなのか?その答えが、Ep.CHIRAL I/Oでついに暗示された。
時空管理局の正体はキラル世界に存在する「安全局」なる組織であり、時空間転送装置「I/O」の管理から、やがて各時空の事象への対処へと、業務が発展した末に、現在の組織名と体制になったと思われる。
また、フィフス粒子とは、元々はキラル世界の素粒子「魔素(エーテル)」のことと思われ、したがってステラプリズムの製造技術もキラル世界が起源と思われる。
図らずも、高嶺アコの推測通り、時空管理局の原型たる安全局が存在する時代は、年号だけ見れば数千年は未来のことである。
妖魔(オブリ)
元々オブリとは、時空の歪みから産まれる生命体(つまり、こいつやあいつとはだいたい同じ存在)と説明されていた。よってその存在そのものが危険であり、全力で排除すべき存在とされていた。
しかし、蓋を開けてみれば、モルガナやエンドはオブリを製造しているし、雪代マリや諌見勲などはオブリを発生させる何かの因子を持たされている、挙げ句降神あからや千年夕依は味方なのにオブリを使役している(千年夕依はメモカのため、現在もオブリを使役し続けている)、ティエラと桃川紗々(どちらも時空管理局のメンバー)はエテルノでオブリを養殖している、毎度毎度いやにピンポイントな性質の変態オブリ(少なくとも600種はこれまでに出てきている)のデータをなぜかティエラが全部知っている、桜を見る会ならぬマッシブオブリを見る会が年末に開催される始末などなど、そもそも本当に自然発生する存在なのか自体が怪しかった。とうとうアクセサリー扱いのプチオブリとか出てきたし…
その成因から、オブリは次のように分類できる。
アセイラント
早坂怜が発生させた、「仮想敵」として設計されたレイドオブリ。強力になりすぎて、ポルエアを滅亡寸前に追い込んだが、当の早坂怜はそれを知るとかなり喜んでいたため、相当なサイコパスだと思われる。
モルガナ・ミゼラストロフ
If世界の演習用装備「零号」を破壊して一時的にとてつもない力を放出させた危険な特攻兵器「蝕」に蝕まれた装着者が変異したものとされる。
テミス
ある世界で製造された、高い人工知能を誇る人型の兵器が、故郷が崩壊したことで暴走し、歪んだ自我に目覚めたもの(ただしこっちとは方向性が違う)。なおこいつもオブリ(テミス・シャドウ)を使役できる模様。
アルカリア、メガイラ
正体不明のオブリ。どこから来た、何者なのかもわからない。元々オブリとはこいつらのことを示す言葉だった。
モルガナ
後述
本当の体制
Ep.3において、桃川紗々は局長でありながら、お飾りである旨の話をしていたことから、本当の司令官が別にいると考えられてきた。最も可能性が高い存在は天の声としてEp.1, Ep. CHIRAL両方の終盤などで出てくる正体不明の存在である。
フィフスフォースの選定基準について
前述の桃川紗々が語った基準に基づくと、湊小春がいかなる存在であれストライカー入りしたことは、かつてのキャラメル・スピカと同等の問題であり、本来はあり得ないはずである。また、諌見勲やエンドが、エテルノ関係者でもないのにパトリを持っているなど、選定に関する部分にも怪しい点が見られる。しかし、現ストライカーが全員キラル世界での「安全局(=時空管理局)関係者」のパラレルな存在である、という事実を以て考えると、むしろこっちの方が選定基準として正しいように思われる。
ザル警備
エテルノは、エテルノ計画の最重要ユニットであると考えられる。にも関わらず、エテルノの警備の緩さは相当なもので、テミスやモルガナのような強豪やマッシブオブリはもとより、ザコオブリにも頻繁に侵入されている(七不思議候補の二頭身般若もオブリだった)。ただでさえ緩い警備なのに、2017年の大晦日には五次元香なるものでエテルノの大部分が無力化されてしまうという危機的状況に陥った(言動からしておそらく犯人はティエラであろうが。しかしビスケット・シリウス最年長の楓も共犯なのは実に危機意識が低い)。仮にも軍事組織がそんな貧弱な警備態勢でどうするんだと言いたいが、前述の通り時空管理局がオブリを生産しているなら、そもそもオブリを警戒すること自体がナンセンスということになる。
だったら君たち一体何と戦ってるんだ…?
モルガナ化現象の真相
Ep.3では、真実に近づいた二穂たちを、ティエラが妨害していた。またティエラは、何らかの理由でオブリが発生したり、元々の説明と矛盾することをやろうとしている時は、だいたい難聴主人公みたいなことをして強引にはぐらかす行為を何度となく行っており、2020年にはとうとうエテルノの大聖堂そっくりの巨大オブリが誕生したことも相まって、ティエラはかなり怪しまれていた。
一方、モルガナ化した人は基本的に「条理の深淵に墜ちた者」とされており、意識共同体の群体性の生命体と考えられるが、もるがな以外はことごとく狂人だったり、アビスやミゼラストロフのように言語発声能力自体ほとんど残っていない廃人だったりする。
なぜ、真実に近づいた者はモルガナ化するのだろうか?また、何の真実に近づいたらモルガナ化するのだろうか?そしてなぜ、ミネルヴァはモルガナ化しない(※)のか?これを考える上で参考になるのが、スピカ解散および失踪直後からレイドオブリがエテルノを攻撃するようになったという事実と、スクストコミックチャンネルの最終巻に出てくる、元スピカメンバーのモルガナの存在である。
※実は語られていないだけで既にモルガナ化はしている可能性がある。
時空管理局の本当の目的
前述の説明を元に考えると、時空管理局はずいぶんと言行不一致な、あまりに不可解な行動を行っていることが多い。エテルノ計画も「コスモゲノム・ディフェクトの解消」が表向きの理由ではあるが、本当は別に目的がある可能性がある。
では、その目的は一体なんなのか?
最終通告:この先の情報はまだ不確実ですが、もし事実だった場合、スクールガールストライカーズに関する最も重大なネタバレになります。閲覧は自己責任でお願いします。
これまでの時空管理局に関する発言や行動から、一つ可能性があるならば、それは読んで字のごとく「全ての時空のあらゆる事象、条理を掌握、管理、支配、制御すること」である。皮肉にも、時空管理局が「モルガナ」と規定した存在とは、自分たち自身ということになる。
ではモルガナ化とは何か。有り体に言えば口封じであろう。「真実」とは「時空管理局の真実」のことであろう。
ではエンドとはなんだったのか。おそらく、時空管理局によって操られていたか、そうでなくても利用されていたのだろう。であれば、そもそも「モルガナ」ですらない可能性もある。
では、テミスはなぜあちこちに導伝体(コンダクター)=ステラプリズムをばら蒔いたのだろうか?一つはステラプリズムの文明の誕生を見るため、もう一つはステラプリズムの兵器として究極の存在たる「星導」を完成させるため(近年、星導の上位互換型と思われる「冥導」なる謎の兵器が出てきている。その第三号に選ばれたノエルと栞は、以前テミスに言われた言葉を思い出し、「本当に人間でなくなりつつあるのではないか」、と考え始めていた。また、その後ほたると依咲里も、内容を理解していないモニカの微妙にずれた発言によって有耶無耶になったが、同様の可能性に気づき強く警戒していた(ほたるは蝕や神装の時でも簡単に受容してしまうくらいには警戒心が薄い。そのほたるがここまで警戒する存在である)。それはかつて、エンドの策略でオブリにされてしまった、前世のように…)、と思われる。
テミスもまたステラプリズム兵器である。ならば、テミスを生んだ文明はステラプリズムの文明だったのだろうか?Ep.V+ラストのシーンを観る限りそうだったのだろうが、キラル世界だったというわけではなさそうである。この世界の起源は、今のところよくわかっていない。
では、時空管理局の本当の敵とは何者なのだろうか?もし前述の通りなら、それは同じく全ての時空の管理を狙う存在(そんなものがいるかどうかは別として)、および、時空管理局によって管理されることに抵抗する存在なのかもしれない。
では、アルカリアやメガイラは何者なのだろうか?もしかすると、これこそが時空管理局より先に全ての時空の管理を目論んだ者たち、あるいは、遠い未来の自分たちかもしれない。
繰り返すようだが、時空管理局についてわかっていることはあまりない。そのため、これらは全て誤りである可能性もある。今後の新たな情報の開示によって、これらは覆る可能性も十分あり、また、未解明の謎が明かされる可能性もある。
そして、悪夢は最悪の形で繰り返されてしまった…。
レアリティ「EXR」以上のメモカは、収束させると形態が変化し、強化形態になる。
神装と幻装においては「覚醒」と呼ばれる形態で、本編には神装のみ特異な条件下で一瞬しか登場しておらず幻装はついに確認されなかったため、いかなる形態なのかは不明だが現在では神装の調整によりその危険性は低いと考えられている。
星導においては「バースト」と呼ばれ、これはテミスの覚醒形態と同名の形態である。マギア世界では「本気の形態」としてタチアナ&オディールペアが使用していた形態で、全身が金色に光り輝くのが特徴となる。
そして、星導を超える最終兵器「冥導」では「リベレート」と呼ばれる。全身が黒い不気味なオーラに包まれる、いかにも危険な形態なのだが、2022年12月、この冥導フィフス・フォース「リベレート」が特異妖魔「ミザールの使徒」を名乗って襲いかかってきた。
これにより、「冥導」=「レイドオブリ化」はほぼ確定と言ってよい。冥導のオリジナル世界側のみのオブリ化ではあるものの、前述の4人の懸念は、この瞬間机上の空論から現実的な問題と化してしまった。
神装のオリジナル世界のオブリ化は、あくまでも「エンドが変な使い方と調整をしていたから」に過ぎないものという扱いだったが、今回はもはや言い逃れできるレベルではない(初登場段階で、名前からして明らかに警戒されていたメモカはこれと蝕くらい、というのも伏線となった)。
現状、冥導を超えられる力はなく、かつ冥導を超えるならば星導か冥導をベースにする可能性が高いため、今後出てくるEXR以上のメモカは、軒並み危険なメモカになる可能性が高い。というより、翻って冥導のプロトタイプと思われる星導もテミスの要素が非常に強く、冥導程ではないが神装を大きく上回る極めて強力な精神汚染作用が見られることから、星導「バースト」もオブリ化している可能性が拭いきれない(元々の出自からして星導はテミスが間接的に開発に関わっているが、前述の冥導世界のロボットの件もありテミスにもモルガナ化の疑惑が囁かれている)。
時空管理局は、この事をどこまで認知していたのだろうか。冥導のオブリ化は、いつから認識していたのだろうか。ティエラの発言を見る限り、「今回初めて判明した」もしくは「ティエラにも隠蔽されていた」のどちらかとなる。
時空管理局は何を目的にしているのか、この冥導という終末兵器の一件で明らかになる可能性がある。目を背けたくなるほどのおぞましい展開ではあるものの、星導、および冥導という化け物をひとたび受容してしまった以上、我々は最後まで責任をもってその行く末を判断しなければならないだろう。
その先にあるのは果てなき絶望か、あるいは…?
関連項目
・セレブロとデストルドス…現状、時空管理局と冥導の関係に、最も近いと思われる関係性の組み合わせ。
・スラン星人クワイラとゼットン…エンドかテミスに近い立ち回りをした存在。ゼットンアーマーのその後を考えられると、どちらかと言うとエンドとアグローナに近い。
・META(アズールレーン)…META化という、星導や冥導のオブリ化に近い歪んだ変異によって誕生してしまった禁忌の力。異常レベルで強いが使い続けるとやがて自我を失い、制御不能の化け物と化してしまう点が蝕や冥導に似る。
・アリスギア…全てのシステムが侵略者の兵器であるヴァイスに由来しており、もとより人類の手に余るオーパーツ兵器なのだが、使い続けた末にヴァイス化してしまった例がある。人工知能「アリス」の正体や目的が不明であり、アウトランドなどのアリス周辺の上層組織が時空管理局に似る。
・ドールギア…使った瞬間に対象がゾンビサイボーグ「DOLLS」と化す謎の機器。非適合者がピグマリオン化してしまったことなどから、ドールギアもピグマリオンの一種である可能性が高い。この世界の政府や自衛隊の上層部に複数派閥の正体不明の組織が存在するなど、共通点も少なくない。