概要
基本的にスーパー戦隊シリーズのことを指すのだが、その歴史は1966年の『レインボー戦隊ロビン』にまでさかのぼる。「スーパー戦隊シリーズ」という名前が付いたのが非常に遅かったために、20世紀には特撮オタクでも「戦隊もの」と呼んでいた。
一般人レベルだと集団等身大ヒーローは全部「戦隊もの」になることが多い。
その名の通り、戦士の集団を指す。とりわけ、変身する超人などで構成される場合は「戦隊もの」と呼称される。「○○戦隊△△ジャー」といったパロディ作品全般を指すこともある。
平成以降に作られた変身ヒロインアニメの大多数は「色分けされたチームヒーロー」の形式を持つ。
ヒーローの集団を「戦隊」と呼ぶようになったのは「秘密戦隊ゴレンジャー」をはじめとした、映画会社・東映による、5色のヒーローが力を合わせて戦う「スーパー戦隊シリーズ」の存在が大きく、以後のシリーズものの人気から「戦隊=スーパー戦隊シリーズ」という認識が定着するようになった。
だが、一方で特撮に詳しくない一般人から見るとどれも同じものに見え、外見が区別しにくい問題がある。
他社の集団ヒーローやCM・アニメなどに散見するパロディ作品、ひどい時にはアダルトビデオの企画ヒロインものまでが公式のそれと混同視される場合があり、「戦隊ものに詳しいAさん」と「あまり詳しくないBさん」が会話しててケンカになることも多い。気をつけよう。
ちなみに偶に報道番組やバラエティでは仮面ライダーでさえ「戦隊モノ」と一括りにされるので余計誤解を招く。というか仮面ライダーは常にチームで戦う訳ではないので戦隊ですらない。(さすがにウルトラマンは戦隊モノと一括りにはされない。)
そもそも、スーパー戦隊というシリーズは五人組の仮面ライダーが戦う企画から始まったもの、即ち仮面ライダーシリーズの方が生まれは先なので、仮面ライダーは必然的に戦隊モノ扱いするのはかなり無理があるのである。
この記事で初めて特撮に触れたという人は色分けされたチームヒーローが戦隊、変身ベルトがあってチーム戦がメインじゃないのが仮面ライダーと覚えておくと良いだろう。(多少の例外はあるかもしれないが。見分け方に困った時はググったり、当サイトで検索すると良い。)
尤も仮面戦隊ゴライダーは両方混じってるが。こちらに関しては一応仮面ライダーでも戦隊ヒーローでも正解である。
戦隊もの一覧
東映特撮
東映以外の特撮ヒーロー
アニメ・漫画など
- レインボー戦隊ロビン
- 科学忍者隊ガッチャマンシリーズ
- 超電磁ロボ コン・バトラーV
- 超電磁マシーン ボルテスV
- 特務戦隊シャインズマン
- 超ド級無敵アイドル戦隊 バトルフィンガーファイブ
- わがまま戦隊 ブルームハート!
- 超無気力戦隊ジャパファイブ
- 出勤!!市役所ファイブ
- 魔女っ子戦隊パステリオン
- 進め!ギガグリーン
- 居候の赤井さん
- 美少女戦士セーラームーンシリーズ
- プリキュアシリーズ
- 戦姫絶唱シンフォギアシリーズ
- 声優戦隊ボイストーム7
- 俺、ツインテールになります
パロディ
- ギニュー特戦隊(ドラゴンボール)
- すすめ!キッチン戦隊クックルン
- エルドラチーム(ガン×ソード)
- 麒麟戦隊アミノンジャー(キリンのアミノ系飲料「アミノサプリ」のCMキャラクター。秘密戦隊ゴレンジャーを元としており、ちゃんと石森プロと東映から正規の許諾を取っているのでただのパロディではない。)
- 卑怯戦隊うろたんだー(VOCALOIDオリジナル曲。多くの派生作を生みCD化もされた)
- 世紀末戦隊ゴレンジャイ(「ダウンタウンのごっつええ感じ」における人気コント)
- バイガンバーV(SHOW BY ROCK!!)
- 魔法戦隊パステルレンジャー(ガルパ☆ピコ)
- 閻魔戦隊エマレンジャー(円満解決!閻魔ちゃん)
- 素人戦隊ビギナーズラック(あはれ!名作くん)
- 本気戦隊ガチレンジャー(みつどもえ)
- 朝食戦隊スイハンジャー(THEIDOLM@STER)