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概要

初登場は1997年の『Incredible Hulk #449』。

これまでに大きく分けて第1期、第2期(2012年~)、第3期(2016年~)とあり、共通しているのは「元・ヴィランがヒーローとして活動しているメンバーが多い」こと。

一時はレッドハルク、エージェント・ヴェノム、エレクトラ、デッドプール、パニッシャーに、追加でゴーストライダーと、殺しも辞さない豪華ダークヒーロー達で結成されたこともある。

名前の由来は不明。

第2期は発起人サディアス・ロス将軍のあだ名「サンダーボルト」から付けられたことになった。

歴史とメンバーの変容

第1期

最初期

オンスロート」事件により、アベンジャーズファンタスティック・フォーを始めとするヒーローたちが消失。

残された人々のヒーローを求める想いに応えて結成された。

創設者でリーダーのシチズンV(Citizen V)は、MARVEL世界の伝説的ヒーローの三代目。

だがその正体はバロン・ヘルムート・ジモ

メンバーも、かつて彼が再編した「マスターズ・オブ・イーヴィル」(MoE)の一部が移行した面々だった。

※「本名 / 旧名義 / 移籍後」順。

  • カーラ・ソフェン /ムーンストーン / メテオライト
  • ポール・エバーソル / テクノ / フィクサー
  • エリック・ヨーステン / ゴライアス / アトラス
  • アブナー・ジェンキンス / 初代ビートル / マッハX
  • メリッサ・ジョアン・ゴールド / スクリーミングミミ / ソングバード
  • ヘレン・タカハマ / ジョルト(唯一の新規加入)

余談だが、第二次大戦当時に初代シチズンVことジョン・ワトキンスを討ったのも、MoEを最初に結成したのも、ヘルムートの父親であるバロン・ハインリッヒ・ジモ

しかしクリント・バートン / ホークアイがチームの実情を知り、ジモを追放して自身がリーダーに就任。同時にクリムゾン・カウルに集められたMoEの一部を別動隊として組織した。

  • ムーンストーン
  • マッハX
  • 別動隊(上記と同順)
    • カトリーナ・ルイーザ・フォン・ホルン / マン・キラー / アマゾン
    • ピエール・フレッソン / 三代目サイクロン / 〃
    • シビル・ドヴォラック / ジプシーモス / スケイン
    • ドナルド・ジョシュア・クレンデノン / カーディナル / ハリアー
    • サミュエル・スミザーズ / プラントマン / ブラックヒース

そのクリムゾン・カウルとの戦い後に離脱したクリントを説得したジモが再びリーダーに。

  • ジョルト
  • ダラス・リオーダン / ヴァンテージ
  • ??? / コバルトマン

新規メンバーを加え、ジモはムーンストーンを利用して地球上全ての超人の力を無くそうと目論むも、ムーンストーンが暴走し失敗。

姿を消したジモに代わってマッハXがチームを再編成。

新規メンバーの1人・フォトンが宇宙崩壊の危機を引き起こし、それを阻止すべく現れたジモとの戦いの末、フォトンは消滅。

ジモは「シチズンV」を名乗らずに復帰した。

  • フィクサー
  • アンドレアス・フォン・ストラッカー / 三代目ソーズマン

シビルウォー以降

新たな指揮官としてノーマンが就任。チームは再編成され、超人登録法に従わないヒーローを逮捕する部隊になった。

非公式だがブルズアイも参加している。

その後、密かに始まっていたスクラルの侵攻によりトニー・スターク / アイアンマンが失脚。代わりにノーマンがアイアンパトリオットとして台頭する。

メンバーたちは半数がヒーローたちの替え玉としてノーマンのアベンジャーズ、いわゆる「ダークアベンジャーズ」に移籍。他は逃亡したり、祖国に強制送還されたり、精神病院送りにされた。中にはノーマンに逆らい殺害された者も。

チーム自体も表向きは解体されたが、メンバーを一新し裏の任務担当として継続する。

ヒロイック・エイジ期

ノーマンによるアスガルド侵攻など、一連の事件が終わりを迎えた時期に、スティーブ・ロジャースの要請で再結成。

ジモ期、オズボーン期、完全新規メンバーの混成チームで、「元ヴィランがヒーローとして活動」という、初期のコンセプトに近くなった。

第2期

1期との関係性はなく、主役となるコミックタイトルも新しく『Thunderbolts Vol.2』から始まっている。

フェニックス・フォースを巡るアベンジャーズとX-MENの戦いの後に結成された。

政府の公認ではなく、更生の余地のないターゲットを容赦なく殺害する点はウルヴァリン率いるX-FORCEに近いが、メンバーはそれとかつて戦ったチーム「コード・レッド」とほとんど同じだったりする。

第3期

バッキー・バーンズ / ウィンター・ソルジャーをリーダーに、『Vol.3』として新生。

コズミック・キューブのパワーを応用して創造されたヴィラン用街型刑務所「プレザントヒル」を巡る戦いの後に、刑務所に関わっていた1期創設メンバーたちが参加して結成された(ソングバード、ジョルトは途中加入)。

キューブの破片が姿を変えた少女「コビック」に振り回されている。

2022年7月のサンディエゴ・コミコンにて、フェイズ5の現状最終作として同名タイトルで実写映画化することが発表された。

全米公開は2024年7月26日予定。

メンバーは

登場作
エレーナ・ベロワ
アレクセイ・ショスタコフ
  • 『ブラック・ウィドウ』
タスクマスター
  • 『ブラック・ウィドウ』
ジョン・ウォーカー / USエージェント
エイヴァ・スター / ゴースト
バッキー・バーンズ / ウィンター・ソルジャー

が発表されており、エレーナがリーダー格らしい。

チームの結成経緯などは未解禁だが、ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌが関わっている模様。

また映画の公開順だと、この1つ前にサム・ウィルソンが主人公に変わったシリーズ第4作『Captain America: New World Order』が公開予定のため、それと深い関係があるのは確実と考えられる。

これまでサンダーボルト・ロスを演じていたウィリアム・ハートが逝去し、第2期で重要なメンバーであるレッドハルクの登場が不安視されていたが、後にハン・ソロインディ・ジョーンズで有名なハリソン・フォードが後任を引き継ぎ、登場が予定されている。

関連タグ

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