基礎データ
進化
シキジカ → メブキジカ(Lv.34)
概要
『ポケットモンスターブラック・ホワイト』(第5世代)で初登場した、可愛い子ジカの様な姿のポケモン。
ノーマル・くさという複合タイプは初めての組み合わせとなる。
警戒心が薄い無邪気な性格で、人見知りせず好奇心旺盛。人間に対してもマイペースに振る舞い、エサをあげるとすぐ懐くため、人馴れしやすいポケモンと言われている。
普段はメブキジカと一緒に行動し、守られながら過ごしているが、何かに気を取られて迷子になってしまうこともしばしば。
こうした可愛らしさから人気がある一方、草食性で新芽を好んで食べるために害獣としての側面を持ち、天敵のルガルガンを番犬に置く農家もあるとか。
頭の花の中には隠れて見えない位に小さなツノが生えており、進化すると立派なものへ成長する。仲良くなった相手には頭突きでじゃれつく習性があるが、このツノが当たるため地味に痛い。
シキジカのすがた
彼らは体毛の色や香りを野山の草と同じものに変える性質を持っており、季節を告げるポケモンとも呼ばれている。
気温や湿度の影響を受けるため、同じ季節でも環境により多少色は変化する模様。
この体質はシキジカ達が身につけた一種の擬態能力であり、敵意を感じると草むらに隠れ、姿だけでなく匂いまで他の草木に紛れさせる事で身を守る。
ゲーム内においても、第5世代の作品に存在する「四季」の概念に対応しており、DS本体の設定によって月単位で変化する季節に伴い、姿を変える。
情報誌などでもこの特徴をセールスポイントとして、比較的早くから発表されていた。
春はふんわりと甘くて落ち着く香り、夏は独特の青臭い匂い、秋はしっとり甘く鼻に残る香り、冬は殆ど匂いがしないのだとか。
シキジカの変化は一部の体毛の色のみだが、メブキジカになると装飾や毛の長さなどにより大きな変化が現れるようになる。
ただし変化するのは外見だけであり、種族値や特性にはこれといった変化はなく、季節によって変化する技があったりもしない。
ゲーム上での特徴
進化後共々、主にイッシュ地方西部の山林地帯に生息しているポケモンで、最も見かけやすい6番道路に存在する「季節研究所」では、4種類のシキジカ全てを室内で飼育している。
しかし「四季」という第五世代特有のシステムと結びつきすぎていたが故、その概念が廃止された第6世代と第7世代では後天的に姿を変えられなくなってしまっていた。
『XY』のフレンドサファリのメブキジカや『ORAS』のふれあいで入手できるシキジカは「はるのすがた」でしか出現しない。
他のすがたはポケムーバーで第5世代から移送するしか入手手段がないが、代わりにタマゴを産ませる事で親のすがたも遺伝する仕様に変更されている。
このように持て余した結果か、第8世代では所謂「リストラ」され、どのソフトでも捕まえたり戦わせたりができない。
しかしNewポケモンスナップでは場所によって大きく気候や環境が違うトキシキの森を登場させることで問題を解決。
この「生息地の環境によって姿を変える」策はポケモンSVでも採用され、めでたく完全新作に復帰。割とあちこちで見られるポケモンとなった。
すがた | 生息地域 |
---|---|
はるのすがた | 南エリア |
なつのすがた | 東エリア |
あきのすがた | 西エリア |
ふゆのすがた | ナッペ山 |
SVでは手持ちに入れて再起動するとフォルムチェンジする点は他作品と同じだが、手持ちの先頭に配置していた場合は強制的に連れ歩き状態になる。
連れ歩きができない屋内だとフォルムチェンジしない・・・のだが、なぜか強制連れ歩きは発動してしまう。さらにそのシキジカをひんしにしておくと2番目の手持ちが出てくるので、これを利用して好きなポケモンを屋内で連れ歩くことができる。
使用トレーナー
ゲーム版
※『ポケモンマスターズ』にて、アカネのシーズン22のバディであるメブキジカは「シキジカから育てた」というセリフがある。
アニメ版
- ユリ(BW12話)
- ディーノ(BW39話)
- コハル(BW55)
漫画版
番外作品
『ポケモン超不思議のダンジョン』
主人公とパートナーのクラスメイトでクラスのアイドル的存在で登場。姿は「はるのすがた」で固定。
かわいい見た目とは裏腹に根がしっかりしていてガキ大将のヤンチャムやチョボマキにもはっきりと物を言う。ヤンチャムとチョボマキに好意を持たれているが本人は少々煙たがっている様子。
『ポケモンGO』
2020年10月9日にメブキジカ共々実装された。
本作はリアルの時間と時期を参照するゲームな為、季節によって姿が変わる特徴もバッチリ再現されており、野生で出現する個体は3か月ごとに姿が変わる。
すがた | 月 |
---|---|
はるのすがた | 3~5月 |
なつのすがた | 6~8月 |
あきのすがた | 9~11月 |
ふゆのすがた | 12~2月 |
注意点としてはポケモンGOには能動的なフォルムチェンジの概念がなく捕まえたポケモンを別の姿に変えるのが不可能であること。はるのすがたのシキジカは別のすがたにはなれず、はるのすがたのメブキジカにしか進化できない。
なお、アップデートによってGOからホームへ直接ポケモンを転送できるようになったため、現在はポケムーバーなしでも4つの姿をホームの図鑑に登録することが可能になっている。
『Newポケモンスナップ』
ベラス島の樹海に出現。興味深いことにこの島の樹海は一つの樹海に春夏秋冬に対応したエリアが存在しており、桜が咲き乱れるエリアにははるのすがた、竹林にはなつのすがた、紅葉樹林にはあきのすがた、雪原地帯にはふゆのすがたが進化系共々生息している。
『ポケモンマスターズ』
「トレーナーズサロン」にて放し飼いにされている個体が確認できる。パシオには野生ポケモンはいないので、恐らく誰かの手持ちポケモンだと思われる。
アニメ版
ベストウイッシュ第2話からはるのすがたで登場。ちょくちょく登場しては視聴者に作中の季節を教えてくれる。サトシが永遠に10歳の理由の一端が明かされる可能性を秘めたポケモンである。第54話以降はなつのすがたで登場するようになった。
- BW12話:保育士ユリの手持ちで登場。
- BW39話:ドンバトルの参加者ディーノの手持ちで登場
- BW55話:コハルの手持ちで登場。ゴチムが惚れたサトシのズルッグとの交換候補に出された一体だが、暴れる野生のダストダスをアロマセラピーで落ち着かせた。
その他
BW | 1話・2話・3話・4話・18話・19話・33話(回想)・34話・42話・47話・51話・52話・53話・54話・59話・80話・83話・85話・86話(回想)・90話・92話・100話(回想)・101話(回想)・103話・104話・106話・112話・117話・118話・127話・131話・134話(雑誌)・137話 |
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新無印 | 44話(ミュウのへんしん) |
劇場版 | キュレムVS聖剣士ケルディオ・神速のゲノセクト_ミュウツー覚醒・ボルケニオンと機巧のマギアナ |
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
ホワイトのじぇしか
性別:♀ 特性:ようりょくそ 性格:むじゃき
バトルサブウェイに挑戦する前にブラックの協力も受けて捕獲。ホワイトには幼なじみポケモンがおらず、更に最初に手持ちとなったジャノビーのあまんだはポカブのぶぶちゃんと入れ替わりの様に付いてきた形である為、これが初の捕獲である。
体毛の色に関しては捕獲時が「夏」であるが、コミックスの表紙によって変わっている模様。
関連イラスト
関連タグ
鹿ポケモン