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鵺(ヒューマンバグ大学)の編集履歴

2023-02-15 23:34:53 バージョン

鵺(ヒューマンバグ大学)

ころしやぬえ

鵺とはヒューマンバグ大学に登場する殺し屋である。

主の為ならば畜生にすら成り果てる…… それが忍の宿業なのだ


概要

忍者のような服装で猿のお面を着用している暗殺者で、"朧の鵺" の異名を取る男。

代々暗殺者一族としてその名を馳せており、CODE-ELのボスである銀田栄角とその一族には数百年に及んで仕え続けてきた間柄である。銀田は由緒ある名家の次男として生まれており、自身も次男坊である。


人物

容姿

紫色の髪に忍び装束に似た紫の服装、赤いマフラー、猿の仮面を装着している。仮面の下の素顔は、左目付近に斜め一線の傷跡を残しつつも精悍な顔立ちをしている。

猿の仮面をしているのは昔の名残りで、仕える低い身分で一族ごと「猿」と呼ばれ、個人個人を区別されず一緒くたにされて、猿面をつける文化があったためである。同時に暗殺一族として顔を隠せるが、主な理由は顔を隠すためではない。


性格

一族として代々銀田家に仕えているためかCODE-EL内でも銀田への忠誠心は一際強く、EL戦争にて銀田派に与しているのも "銀田個人への忠誠心" が主な理由。自身が少年期の頃から銀田の側近を務めており、CODE-ELに入ってから現在に至るまでその忠義を尽くしている。

また、作中の描写から目の前の戦闘に勝つことよりも任務遂行を優先するタイプであることが読み取れる。


銀田に絶対服従の姿勢は取っているものの、銀田からカタギを巻き込むような作戦を命じられた際は流石に難色を示す辺り、銀田よりは良心をいくらか持っている。そして抗争が激化し銀田の苛烈極まる思想が暴走していくにつれ、次第に忠誠心が揺れ動き、良心の呵責に悩むようになっていく。


声優

担当声優は西村降主氏。西村氏は後に紅林シリーズにて来栖三成を担当している。


実力

CODE-EL内でもトップクラスの暗殺者であり、瓜生からは「銀田の下に付くのは勿体ない」と言わしめた程。獲物は特殊な形状をしたナイフ。

忍者の末裔らしく忍術を得意としており、特に追跡術と隠形は組織内でも比肩する者はいないと言われるほどに仕上がっている模様。実際、隠形に関しては元組織最強だった瓜生でさえも彼から目を離した一瞬の隙に背後を取られてしまうほど洗練されている。

身体能力も凄まじく、バースによる斬撃から躱すために高く跳躍した程。反射神経や判断力が恐ろしいほどに優れており、時には武器を捨ててまで致命傷を避けるだけでなく、渾身の一撃も咄嗟に蹴りを入れてバネのように撥ねる事で衝撃を流す芸当も見せる。こういった護身術は、と呼ばれ、カリンからも「難攻不落」と評された。事実瓜生も隠形を交えた戦法の強さと恐ろしさを認めており、真っ向勝負に持ち込まれるまでは手玉に取って見せていた。

CODE-ELに銀田と共に入った際は、忍者の末裔として殺しの英才教育を受けてきただけに加入当初から頭角を現している。

活躍

ビジュアルと名前だけ判明。南雲からは「モテなさそうな仮面」と酷評されていた。


初登場。

コモケンを追跡し、翠蘭その他大勢と共に毛利派のアジトを襲う。柄の無い斧のような武器で瓜生と対決したが、ターゲットである仁美がアジトから逃走したのを見て、それを追って消えた。

その後、なんとどういう経緯が紅林二郎が仁美を保護したらしく紅林vs鵺となる模様。

組織に逆らう愚か者共よ、粛清の時だ

この鵺から決して目を切ってはいけない


予告通り紅林と交戦する。

毛利の娘であり組織の重大な秘密を握っている仁美を捕らえる中で動く中、紅林と鉢合わせて交戦する。凄まじい身体能力と技術、暗殺者としての気配や動きを殆ど読ませない動きで優位に立つも、暗殺者としての生業や使命を交えた持論を聞いた紅林は大激怒する。紅林の雰囲気が変わった事に危機感を感じつつも袈裟切りで応戦する。しかし、紅林のワンインチパンチによって流れを引き寄せられ、自身の予想を大きく超えたパワーと動きで翻弄された事で強烈な一撃を受けてしまう。勝負ありと思われたが、受ける直前に紅林を踏み台のように蹴る事で衝撃を流して見せたものの、軽視できないダメージを受けてしまう。そこにバースが乱入した事で分が悪いと判断しその場を撤退した。

俺の名は鵺 音も無く匂いも無い 敵は骸になったことすら気づかない

その天性実に面白い 特別に面を外してやろう この鵺を楽しませられるか…


冒頭、他のメンツが殺伐とする中、銀田が便乗してさっそく瓜生に「死龍 お前は今年死ぬ」と喧嘩を吹っ掛けたため、虎徹と伊集院の計らいでCODE-ELチームとして銀田、と分けられることになった。

主人の銀田の目標や翠蘭の熱意ともども卑猥と断じたことで、2人からは困惑のツッコミを入れられた。


過去が明かされる。少年時代より、本格的に銀田の側近を務めることになり、彼がCODE-ELに入る際は自身も迷うことなく付いていった。鵺は主君である銀田と違い、殺しの英才教育を受けてきただけに加入当初から頭角を現していった。一方で芽が出ない銀田が悩んでいるところを慰めようとするも、銀田本人にとっては屈辱であった。

後に銀田がCODE-ELで果たしたい目標ができたと聞かされた際は賛辞を述べたものの、とある事件に携わった事がきっかけで今のような思想に至った彼に変わらず付き添い、後ろ暗い仕事も淡々とこなしていった。

僕が栄角様を生涯お守りいたします

(銀田「こんな小さい子が……」)

栄角様には銀田家のご子息らしく組織を統率する能力がありますので……

栄角様 おめでとうございます


何らかの理由で瓜生がブチギレたらしく、とんでもない激戦になる模様。放送時期は不明だが瓜生は小林と待ち合わせしている。


揺れ動く忠誠心 迷える忠臣

銀田から呼び出され、「一般市民に手を出してでも小林毛利グループが手を組むことを阻止しろ」という旨を命令された。

流石に一般市民を巻き込むことには戸惑いの表情を見せたものの、銀田から「銀田家についた者が一人でも離反すれば銀田家は鵺一族への支援を全て打ち切る」と脅迫されたために、鵺は作戦を強行することになる。

空龍街で少女に催眠をかけ、トラックに轢かれるように仕向けた。すぐさま瓜生が少女の救出に向かうが、瓜生が毛利から離れたスキを突いて、鵺は毛利の腕を斬り裂いた。「任務の為ならば使えるものは使う」と言う銀田の悪意を体現した鵺の暴挙に対し、瓜生は咆哮をあげるほど怒り狂い、抹殺宣言を下した。

栄角様 道ゆく市民を犠牲にしろと……それは……

貴方が望むのならば私は化生となりましょう

そう、私は鵺……化け物に人の心など不要 主の為ならば畜生にすら成り果てる。それが忍の宿業なのだ




CODE-EL 銀田の忠臣vs毛利派 死龍 揺れる想い


「死龍……今日は逃げない。どちらかが死ぬまでだ」


瓜生「鵺……テメエはやりすぎた。死ぬしかねえ


人目がつかない路地裏に移動し、瓜生と戦闘になる。かつては組織でも最強の座に君臨していた瓜生の攻撃を超人的な体術で躱すなど紙一重の攻防を繰り広げ、閉所で炸裂弾を投げ煙幕を作り、自身の隠形と合わせて不可視の攻撃を連打するなどして有利に立つ。



「我が身は黒き霞にして雷霆の如し……誰にも見切ることはできん」


瓜生「自分達の醜い勝利のために、年端もいかぬ女の子を犠牲とするようなゲスに負けてたまるかよ


しかし、瓜生に何度もカタギを巻き込んだことを糾弾されると…



「さっきから何度も耳障りな…… 貴様に何が分かる…… もうトドメを刺してやろう」

(主人のためならば悪魔に魂を売る……それが忍の宿業)

「望み通り地獄へ送ってやる」


怒りのあまりわかりやすい位置に出てしまう。瓜生にさらなるダメージを与えることには成功したものの、懐に隠し持っていた炸裂弾をいつの間にか盗まれ、投げ返されて隠形を阻止される。

その後は忍者刀と苦無の二刀流で近接戦に持ち込むが、素のパワーやナイフ以外のパンチとキックで手数の上をいかれ、拳をモロに喰らう。



「うぐっ!? しまっ……」


瓜生「もらったぁ!


「ぐああっ!?」


ディフェンスに隙が出来てしまい、瓜生から斬撃を受けて倒れ伏した。

走馬灯のように自身の過去を思い出した。これまでどんな汚れ仕事をしても昔の銀田にあった正義を信じて共に進んできたが、邪悪な思想に染まった銀田にもうついていけなくなっていた。



「……トドメを刺さんのか?」


しかし、瓜生からは「巻き込んだカタギの少女を殺さないようにしつつ、怒りに燃えた瓜生に殺される」という結果に持ち込もうとしていたことを看破される。

実際、タイヤに苦無が突き刺さったトラックは減速した事で瓜生が子供の救助に成功した(その隙に毛利を仕留めるつもりでいたが…)。



「邪魔するものは全て殺せと言われた。たとえそれが一般の人間でも…… 私は疲れたのだ。変わってしまった主君に支えることも……無辜の民を手にかけることも……」

「“人心を解さぬ化生”が聞いて呆れる…… 私は鵺にはなれなかったのだ…… さあ殺せ」


本音を溢すと、毛利が歩み寄ってくる。



毛利「捨てるというならその命……俺に預けないか? 罪のない人間を手にかけないのは我々の理念に合致する。共に生きればいい


「だが……裏切れば一族への支援が……」


毛利「ならば死んだことにすればいい。その程度の偽装はできる。この戦争も参加する必要はない


手を差し伸べてきた毛利に対して迷いが生じるが、メロンパン職人として第2の人生を選んだ経験がある瓜生からも後押しされる。


「新しい人生……私は次こそ人として生きられるのだろうか…… 罪なき人を殺さずに済むのだろうか……」


毛利「もちろん出来るさ。お前の目を見ればわかる


「うぅうう…… ううう…… 頑張りたい……頑張ってみたい……です


涙を流しながらこの提案を飲み、2人に肩を借りながら戦場を後にした。

こうして瓜生との戦いを経て人の心を取り戻し、瓜生達の仲間になったのであった


死闘の先にあったのは、感情の無い忍や人の心を捨てた化け物のような思想なんかではなく、善なる心を守りたいと純粋に願う一人の人間の想いであり、そうありたいと願った自分になれた瞬間だった。



ちなみに、本動画のエンドカードでは、サムネイル画像のジオラマアクリルスタンド鵺のアクリルスタンドの発売が告知された。(元)銀田グループでは初のグッズ化となる。(ついでに瓜生とカリンのアクスタも再販された)


どうやら瓜生メロンパンを食べたらしい。また、アクスタの説明では「うりゅうのメロンパン」の新人店員になった模様。

うまああああああ! なんやねんこれ! てか我が一族なにしてんねん!

モデル

「紫を基調とした和風な服装」「頭がおかしい上司に忠誠を誓っており、上司からも特に信頼されている」「冷静沈着かつ理知的」などの特徴から、恐らくモデルは黒死牟だと思われる。

ただし、黒死牟と異なり彼はトップランカーの一人ではあるものの組織内最強ではない。


考察

「銀田一族に代々仕えている」という点に加え、「忍者を彷彿させるような服装」という点も考慮すると、彼は忍者の一族である可能性がある。事実、実際の忍者も暗殺任務を遂行していたと考えられているため、その子孫が暗殺者家業を秘かに引き継いだという設定は不自然ではない。

そして、2022年12月24日付の動画にて、彼は予想通り「忍びの末裔」であることが判明した。


なお、彼が忍者の末裔であることから、銀田栄角は大名一族(明治~戦前は華族)の末裔だと考えることもできるだろう。

関連タグ

忍者 殺し屋 哀しき悪役 光堕ち 改心 和解


共通点のある人物

相良颯誠 海瀬将悟 ルーク黒羽根 二階堂将平:かつて仲間割れしていた京極組の組員であり、ヒューマンバグ大学内での同組織内の敵対派閥から主人公側の派閥に移った者達。鵺は銀田に仕えざるを得なかった事情があるが、彼らが外道側にいた理由は同じく上司に従わざるを得なかった者や完全な私利私欲まで様々。


五十嵐幸光:上記の京極組の現組長。彼自身は外道ではないが、若頭時代には疑問を抱きながらも外道なリーダーの指示に従う場面もある。そのリーダーも元々は悪人ではなかったが残酷な現実を突きつけられて闇堕ちしており、変わり果てた上司に複雑な感情を抱いている点も共通している。後にそのリーダーが死亡し、彼自身が組長となった事で京極組は任侠を重んじる組織へと改革された。


チェイス/魔進チェイサー仮面ライダーチェイサー仮面ライダードライブに登場したライダーの一人。かつて主人公達に敵対し、幾度も裏切り者のロイミュードに制裁をかけたり、時に人間を襲ったりして「死神」として恐れられた存在だったが、彼自身は鵺同様元々正義の心があり、ロイミュード達に心を書き換えられた過去があり、元の記憶を取り戻すと同時に「もう一度やり直す」という形で仲間になった。尚彼は後に戦いで死亡したが、鵺は果たして…


キュアパッション/東せつなフレッシュプリキュアに登場したプリキュア。当初は敵キャラボス組織に忠誠を誓っていた点、主人公と本気で戦った事により改心した点、改心後は組織と決別し主人公の元に迎え入れられた点、人々の幸せを守りたいと願う心を持つ点、瞬発力に優れている点など共通点が多い。ただし、せつなは一度命を落として転生し、プリキュアに覚醒したが最初は過去の罪悪感から仲間になるのを拒んだのに対して鵺は死にかけた所とどめを刺されず、そのまま手を差し伸べられ仲間になるのを拒まずに仲間として迎え入れられた点が異なる。

(後の光堕ちしたプリキュアにも罪悪感から仲間になるのを拒んだ物もいたが殆どが悪の組織に洗脳されていたのに対し純粋な悪から味方に転身したのは彼女が唯一である。)

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