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概要

路線概要

JR東日本常磐線のうち、東京都足立区綾瀬駅から茨城県取手市取手駅までの複々線区間において各駅停車として運行される系統である。乗客への案内では「常磐線各駅停車」と呼ばれることがある。

運行形態

「緩行線」と通称される通り全列車が各駅停車。

基本的に相互直通運転を行なっている東京メトロ千代田線代々木上原駅方面〜我孫子駅間で運行され、代々木上原から小田急小田原線伊勢原駅方面に直通する列車もある。小田急線内で急行又は準急として運行される列車は、綾瀬で小田急の種別に変更する。

過去には小田急多摩線唐木田駅まで直通していた時期があったが、2018年3月18日のダイヤ改正でJR〜小田急多摩線の直通は廃止、千代田線〜多摩線の直通も2022年3月12日のダイヤ改正で消滅した。

JR線内は松戸駅柏駅で折り返す列車もある。また運行系統としては取手までだが、我孫子〜取手間は並走する常磐快速線と停車駅が同じ為、平日朝夕のみ運行される。

下りに限り、朝に綾瀬始発の線内運用も存在する。

東京23区内では中央・総武緩行線同様私鉄と区内で直通している数少ないJR路線だったりするが、この運行形態がかえって同業社路線同士にもかかわらず緩行線と快速線で軋轢を生んでしまう原因にもなっている。

なお、常磐線の起点である日暮里駅上野駅)から北千住駅までの各駅には常磐快速線(と中距離の普通列車≠各駅停車)が停車する。

1971年に綾瀬〜我孫子間が複々線化され、快速線と緩行線が分離されると同時に千代田線との相互直通運転を開始した。…が、いろいろな問題が発生し「迷惑乗り入れ」と批判されることになってしまった。

迷惑の原因については車両に起因するものは特に国鉄からJRになってからは改善しつつあるが、武蔵野線流鉄流山線から快速線に直接乗り換えることができないなど、運転系統・線路配置に起因するものは現在も根本的解決には至っていない。

また、運行が千代田線と一体化している上にメトロの自社線内折り返しがあるために需要に対して運行本数が不足している時間帯も存在する。

運賃

複々線化以前は上野からも各駅停車が運行されていたが、複々線化以降上野駅を発車するのは快速電車(と中距離の普通列車)になってしまい、各駅停車のみの駅からJRのみで上野駅まで行くには、北千住・松戸・柏・我孫子いずれかの駅での乗り換えが必須になってしまった。

そのまま各駅停車に乗って西日暮里駅でJR線に乗り換えることもできるが、割引はあるもののJRメトロJRと3回分初乗り運賃を取られてしまう事がある。

しかし最もややこしくなっているのが、北千住〜綾瀬間の運賃の取扱いである。

同区間は営業上は千代田線の一部だが、前後の区間の利用路線によってJRの運賃を適用するか東京メトロの運賃を適用するかが異なる。

更に同区間のみの相互利用時はJRと東京メトロの運賃で安い方を適用するというルールがあり、現状ではJR運賃の方が安い為そちらが適用されている。しかし営業上はあくまで東京メトロ千代田線の区間である為、JRの駅で同区間のみの乗車券を発券する事は出来ない旨が同社の旅客営業規則により定められている。

実際にはシステムの問題でJRの端末でも発券可能だが、誤った取り扱いなので安易に求めないようにしよう。

使用車両

全車両が全区間を走行。

現在の使用車両

自社車両

松戸車両センター所属。

導入当初は千代田線〜常磐緩行線間の運用だったが2016年3月16日のダイヤ改正より小田急線への乗り入れを開始。

東京メトロ所属車両

綾瀬検車区所属。

JR車及び小田急車による三社直通開始前はメトロ車のみ三社直通運用に就いていた。

小田急電鉄所属車両

海老名検車区所属。

2016年3月16日のダイヤ改正から常磐緩行線への乗り入れを開始。

過去の使用車両

自社車両

いずれも松戸車両センター(103系のみ前身の松戸電車区)所属、小田急直通非対応。

東京メトロ所属車両

いずれも綾瀬検車区所属。07系のみ小田急直通非対応。

07系は有楽町線から東西線への転属時に07-101Fが一時的に千代田線に転属した。期間限定だった為東西線の塗装で運用に就いていた。

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