CV:皆口裕子(旧作アニメ) / 藤井ゆきよ(Crystal)
「“人は 自分以外のもののために生きられるようになって はじめて生のスタートをきる”
────アルベルト・アインシュタインの言葉よ」
プロフィール
年齢 | 登場当初は12歳、転生後は0歳~8歳 |
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誕生日 | 1月6日 |
誕生石 | ガーネット |
星座 | 山羊座 |
血液型 | AB型 |
好きな色 | 紫色 |
好きな宝石 | フローライト |
好きな食べ物 | 蕎麦 |
苦手な食べ物 | 牛乳 |
好きな教科 | 世界史 |
苦手な教科 | 体育 |
趣味 | 読書、ランプ集め |
特技 | 怪我の治療 |
苦手な物 | マラソン |
将来の夢 | 看護婦 |
概要
初登場時は無限学園小学部6年生。遺伝子工学の権威で無限学園理事長の土萠創一教授の一人娘。
ちびうさの親友。物静かで慎ましく、紫に近い黒髪のおかっぱの可憐な美少女。病弱だが、怪我を治療する不思議な能力を持っている。
訳あって長袖の制服と黒タイツをずっと着ており、私服も黒いタートルネックと黒タイツのセットアップ。
凶悪な異次元人集団デス・バスターズのミストレス9に寄生され、肉体の乗っ取りを狙われている。
ミストレス9の超能力で訳もわからないまま友達を傷つけてしまい、孤独に過ごしていた時にちびうさと出会った。
生い立ち
原作
第三部から登場。4年前にビル建設中の火災に遭い、母・土萠螢子を失って生死の境をさまようが、人間と機械の融合を目指す創一の実験台としてサイボーグ化手術を受ける。全身を覆う服は肉体の機械パーツを隠すためである。
しかし、学会を見返そうとファラオ90と手を結んだ創一にミストレス9の卵を移植され、サイボーグ手術の完成を破棄された上に肉体までミストレス9に乗っ取られてしまう。
発作が起きた時は、創一にもらったアミュレットのペンダントを握りしめるが、アミュレットの正体はデスバスターズの命の源「タイオロンクリスタル」だった。
旧作アニメ
S後半から登場。
4年前、土萠研究所を見学中にデス・バスターズ飛来の火災で犠牲となるが、創一とファラオ90の交渉で救助された。代わりにミストレス9に寄生され、創一もゲルマトイドに寄生されている。
ミストレス9が寄生先を確保するためか、ほたるの身に危険が迫ると超能力で守られる。
セーラーサターンへの覚醒
「世界を破壊する」と言われる破滅と誕生の戦士・セーラーサターンの転生した姿であり、外部太陽系戦士に命を狙われる。
原作
「パパももういない。もうわたしはなにもない。なのにどうしてまだわたしに力が残っているの?わたしはこんなに強かったかしら」
ちびうさの幻の銀水晶を飲み込んだミストレス9に肉体を奪われてしまい、残された魂は創一の本性を知ってしまう。
しかし、魂の奥深くに眠るセーラーサターンの意思の力に従って幻の銀水晶と内部太陽系戦士の聖体を救出。意識を取り戻したちびうさに別れを告げて消滅した。
しかし、セーラームーンの特攻に反応したタリスマンの共鳴でセーラーサターンに覚醒。
沈黙の鎌でファラオ90のパワーを吸収しながら街を破壊するが、その目的はセーラームーンに街を再生させること。観念したファラオ90を連れてタウ星系の最期を導くために姿を消し、タウ星系に繋がる時空の裂け目もセーラープルートに封印された。
旧作アニメ
世界の破壊を恐れたセーラーウラヌスとセーラーネプチューンの二人に命を狙われるが、内部太陽系戦士に守られる。
終盤ではちびうさのピュアな心を飲み込んだミストレス9に肉体を奪われてしまうが、正気に返った創一の説得で力を取り戻し始める。
「嫌よ!絶対に嫌!私には、私には…大切な人たちがいるわ!」
創一やちびうさを守るためにミストレス9に逆襲を始めたほたるは、遂にセーラーサターンに覚醒。ミストレス9を撃破し、眠り続けるちびうさにピュアな心の結晶を返して消滅した。
セーラームーンや創一たちの前に滅びの戦士として出現するが、伝説の聖杯を失ったセーラームーンの代わりに世界を救うため、沈黙の鎌を振り下ろしてファラオ90とともに滅んだ。
消滅、そして転生へ
サターンとして消滅したはずのほたるは、スーパーセーラームーンの力で赤子に再生していた。
原作
セーラームーンの幻の銀水晶の力を借りて再生し、冥王せつな、天王はるか、海王みちるに引き取られていった。
通常の赤ん坊よりも速く成長し、みちるを「みちるママ」、せつなを「せつなママ」、そしてはるかを「はるかパパ」と呼ぶ。二人のママがいる上に性別不明なパパがいる。
肌を出せるようになって性格も活発になり、黒以外の服を着るようになる。一般相対性理論を理解し、イェイツの詩を暗唱するなど知能の発達も驚異的。太陽系のジオラマを作り出せる。
前世の自分自身であるセーラーサターンとの邂逅を経てスーパーセーラーサターンに再覚醒、育ててくれた三人にセーラークリスタルを授けて外部太陽系戦士に仲間入りした。
その後はちびうさと同じ区立十番小学校3年3組に転入。黒いセーラーワンピースとリボンチョーカーの服装に着替えた。
ちびうさと手を繋いで登校し、月野うさぎに「あんたたち本当に仲良いわね」と言われて「じゃまもちゃんと手つなげば?」と言い返している。
微妙にじじむさい性格をしており、番外編では毒舌と若者言葉に付いていけない一面を見せた。
パラレル番外編『ぱられる せぇらぁむ~ん』では中学3年生の月野ちびうさの親友として登場。「官僚になってこの国を牛耳るの!」と野望を燃やす眼鏡っ娘となった。一応土萠姓だが、少なくとも本編よりはまともな環境で育っているようだ。
旧作アニメ
ピュアな心にセーラー戦士の力を集めて追ってきたセーラームーンに赤ん坊として連れられ、記憶を失った創一に託された。
しかし、新たな戦いを予兆したせつなに連れていかれ、サターンの意思に記憶を戻されて赤ん坊から小学生程度に成長。はるか、みちる、せつなに新しい力を授け、三人で暮らすようになる。一般相対性理論を理解し、松尾芭蕉の詩を暗唱する。太陽系のジオラマを作れる。
親友のちびうさが未来に帰ってしまったこともあって、第5期セーラースターズでの登場は少なく、前半のネヘレニア戦と終盤のギャラクシア戦くらいでしか登場しなかった。
また、劇場版SuperSでも太陽系のセーラー戦士で唯一登場しない。
余談
- しばしば「土萌ほたる」と誤解される(“萠”は異体字の為、新聞のテレビ欄や雑誌では“萌”で代用されがち)。「萌えの語源」と言われることもあるが、諸説入り乱れる。
- 病弱と不幸な運命の中で他人を思いやって最後は運命に立ち向かう儚げな美少女像は爆発的な人気を獲得。その後のアニメキャラクターにも影響を与えた。
- 偶然だが、ほたる登場前にアニメージュで記者にセーラーサターン予想図が描かれ、髪型はなんと黒髪おかっぱだった(その予想図では、名字は「土野」で、セーラーコスチュームは茶色で、顔は伏せられており、ほたるよりも高い年齢だった。実際にセーラーサターンの服装は初期設定では黄土色であり、公式版も胸元のリボンに茶色が使われている)。
- セガサターンの語感に影響を与えた可能性は無きにしも非ず。
関連イラスト
関連タグ
ビーデル(ドラゴンボール)…中の人と「サタ(ー)ン」繋がり。
犬山まな・犬山純子(ゲゲゲの鬼太郎)…中の人繋がりの母娘(Crystalでは前者、旧作では後者が演じている)。
カルト=ゾルディック(HUNTER×HUNTER)…作者の夫の作品に登場するほたるをモデルにしたキャラクター。
北大路花火(サクラ大戦3)…制作側が狙ったわけではなく、単なる偶然だと思われるが(訳アリで常に黒い服を着用、髪型、儚げな佇まいなど)この上ないほどそっくりさんである。
天城みかる(ぴちぴちピッチ)…病弱、儚げな佇まいが共通するが、こちらは好きな人に対して執着めいた愛情を抱き、失恋をきっかけに自ら敵に取り込まれることを選ぶ。しかしほたる同様、敵とともに消滅した後に赤子として転生を果たした。
今井蛍(学園アリス)…小学六年生で黒髪紫眼で名前が「ほたる」でツインテールで明るいヒロインを支える影のある大親友というキャラ付けが共通している。