基礎データ
概要
ライトポケモン・デンリュウがメガシンカした姿。
メガシンカエネルギーが遺伝子を刺激した結果、モココからデンリュウの進化過程で失われたモフモフの体毛が後頭部と尻尾の部分で復活した。
第6世代にてメガシンカの実装に伴いドラゴンタイプが追加された事で名実共に「でんき・ドラゴン」の複合タイプのポケモンとなった。
角の形状も団子を重ねて一番上がカールした様な形状に変化し、胴体の黄色も従来より若干薄くなって白いお腹部分の分割線が形状変更され、足の先端の色も白から黒に変わっている。
さらにモフモフ尻尾にも赤ライトの宝玉が1つから4つへ増設され、電気エネルギーを増幅し強い光を放つ力が大幅に強化された。
ちなみに重さと高さはメガシンカ前と比べて変化は無い。
ゲームでの性能
HP | A | B | C | D | S | 合計値 | タイプ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
デンリュウ | 90 | 75 | 85※ | 115 | 90 | 55 | 510 | でんき |
メガデンリュウ | 90 | 95 | 105 | 165 | 110 | 45 | 610 | でんき・ドラゴン |
上昇値 | ±0 | +20 | +20 | +50 | +20 | -10 | +100 | - |
※『XY』から種族値に修正が入り、「ぼうぎょ」が10上昇している
メガシンカすることによりタイプにドラゴンが加わり、禁止級伝説のゼクロムのみに与えられた複合が晴れて一般ポケモンに解禁された。特性もかたやぶりとなり、まさにタイプと特性において(実質)ゼクロムと同じものを持つことになる。また、かたやぶり持ちでは唯一の特殊主体のアタッカーであり、かなりの個性である (参照)。
またドラゴンタイプが追加される影響か、これまでデンリュウが習得不可能だった技「りゅうのはどう」を技思い出しあるいはレベル65で習得可能となっている。
ただし、ドラゴンタイプ特殊技の最高打点であるりゅうせいぐんは覚えることができない。
種族値は「とくこう」が大きく上がり、その他もバランスよく上がるが、「すばやさ」だけは下がってしまう。
メガシンカによって当然弱点も増えているので、先制で思わぬ一撃をもらわないよう注意が必要。
使用トレーナー
アニメ版
- メガシンカ使い(最強メガシンカActⅣ)
漫画版
- アキラ(ポケモン竜王伝)
番外作品
ポケモンGO
2021年1月に初登場。でんきタイプとドラゴンタイプはどちらもメガシンカポケモン初。
メガシンカポケモンだけあって優れた種族値を誇り、「ボルトチェンジ」+「でんじほう」はあのゼクロムよりも高いコンボDPSを誇る。
しかしこの組み合わせはあまり優秀とはいえず、でんきアタッカーとして運用しようと思うと小回りがきかないのが欠点。
ドラゴン技が「りゅうのはどう(レガシー技)」しかないのも痛い(これは原作でもりゅうのはどうのみであるため致し方ない)。更に後に新規習得した「ぶんまわす」の方がダメージ効率が良いという始末。眠っていたのはドラゴンではなくあくだったのか…
とはいえ、第9世代で「ドラゴンテール」「げきりん(第7世代でも教え技で可能だった)」を覚えるようになったため理論的にはドラゴン技で統一することが可能になっている。今後のアップデートに期待したい。
2か月後に実装されたメガライボルトと比べると種族値は全てメガデンリュウが上回っているが、前述のとおり覚える技があまり強くないため実際のDPSでは劣る。
評価点としては耐久力が高く、ドラゴンタイプの追加によってでんきタイプとしてみずタイプに強く出られる。特に、技の出が早い「ハイドロポンプ」や「ゴッドバード」に耐性を持ちつつ、「でんじほう」と「ぶんまわす」で使い分けて攻撃できるルギアにはとても相性が良い。
又、タイプ追加によるアメボーナスの対象の拡大が挙げられる。これは本作独自のシステムであり、イベントで大量発生しやすい希少なドラゴンタイプの育成コスト削減の手助けになってくれる。タイプが減ることが祟って1タイプしか対象でなくなる奴もいるのでこの点ではかなり優秀。
第6世代当時としてはトゲキッス、ファイアロー、ガブリアスに対して攻撃の通りが良い上にそこそこの耐久もあり、まずまずの評価であった。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
12章に登場。
『ポケモン竜王伝』
主人公アキラがポケモン竜王戦で知りあった少年トレーナー・タイチのポケモンで登場。メガシンカする事ができるが、バトル開始直後はあえてメガシンカさせず、アキラのリザードンのドラゴンクローを受けて「せいでんき」を発動させてからメガシンカさせるといったプレーを披露(デンリュウはメガシンカすると特性が相手の特性の効果を無視して攻撃する「かたやぶり」になる為)。
余談
初めてデンリュウが発表されたとき、多くの人がその名前と容姿から「でんき」「ドラゴン」の複合だと思ったことだろう。(コロコロコミックではハクリューかライチュウの進化形ではないか?と書かれていた)
実際には名前の由来は「電流」でドラゴンは微塵もなかったのだが、このメガシンカにより発表から十数年の夢(勘違いともいう)が叶ったといえよう。
関連イラスト
関連タグ
0180.モココ→0181.デンリュウ/メガデンリュウ→0182.キレイハナ