「お前の出番が来るかもしれないな……カイリュー」
概要
CV:遊佐浩二
オレンジに含まれるカンキツ島に住むトレーナーでオレンジリーグのジムリーダーの頂点に立つ青年(ジムリーダーの頂点に立つ人物はヘッドリーダーと呼ばれる所謂オレンジ諸島編のチャンピオン枠)。一人称は「わたし」。カンキツ島の守護神にして10種類もの技を覚えているカイリューを切り札にしていることで有名。
オレンジリーグ最強のトレーナーで、彼が就任してからはそのあまりの強さにオレンジリーグを制覇できるトレーナーがサトシが現れるまで存在せず、それ故か挑戦者自体なかなか現れなくなっていた。
そして久々の挑戦者であるサトシと6対6のフルバトルを行い、激闘の末に敗れ、オレンジリーグ殿堂入りを果たした。
このことからもわかる通り、一応サトシは一度殿堂入りを果たしている(その後、SM編のアローラリーグでチャンピオンになった)。
ちなみに、サトシが初めて6対6のフルバトルをしたトレーナーである。
また彼と対戦するスタジアムはどちらかが3匹戦闘不能になるとフィールドが変わるシステムとなっている。
切り札のカイリューが10種類もの技を使用していることからたびたびワタルと共に改造厨とネタにされる。
また、カイリューとゲンガーは20年以上の年月を経た後のエピソードでサトシがゲットした。
この2種類はアニメスタッフにとって強力なポケモンという決まりがあるのだろうか。
手持ちポケモン
- カイリュー
ユウジの切り札にしてオレンジ諸島最強のポケモン。なんと10種類もの技を使用できる。
使用した技は「はかいこうせん」、「りゅうのいかり」、「かみなり」、「れいとうビーム」、「みずでっぽう」、「たたきつける」、「10まんボルト」、「こうそくいどう」、「のしかかり」、「ロケットずつき」。
もはやワタルが可愛く見えるレベルである。
ユウジが必ず1番手として使用するポケモン。多くの挑戦者を1体で倒してきた。
サトシ戦の2番手。
サトシ戦の3番手。
サトシ戦の4番手。
サトシ戦の5番手。
よく見ると当時の水準でなかなかのガチパに見えなくもない。
余談
無印編第143話にも同名の悪役(cv: 陶山章央)が登場する。
山岳地帯でヒノアラシを探していたトレーナーだが余計かつ嫌味な態度が多いチンピラでカスミからは反発を買っていた。
これだけならシゲルと大差ないがサトシもヒノアラシを捕まえようとしているのを知ると連れているポケモンであるサンドパンで彼の妨害をするというシゲルがほぼやらないような陰湿な嫌がらせを執拗に行う等、オレンジ諸島の方とは真逆の卑劣漢である。
妨害が失敗し、サトシがヒノアラシを捕まえると、バトルで勝ったら「ヒノアラシを譲れ」とサトシにカツアゲをする等、性懲りもなく意地悪を行うがバトルに敗れた。往生際悪くヒノアラシを強奪しようとしたが、サトシに絆されたヒノアラシのかえんほうしゃでの反撃により逆襲されて無様にも逆ギレした所を返り討ちにされ逃げていった。
サトシの炎御三家と関わりがあり、冷酷な性格から炎御三家を捨てた事があるトレーナーと同類にされがちである。
ただしユウジはダイスケ等のように手持ちポケモンを捨てる、そのポケモンを半殺しにするなどの一線超えた仕打ちは(少なくとも作中で見た限りでは)全く無く、妨害のミスや敗因をポケモンのせいにしない他、シンジのようにポケモンをスパルタ育成するなどの酷使する行為もしてないらしい。
そもそもシンジとダイスケはポケモンを酷使する以外の悪事は行っておらず犯した悪行は全くの別物で彼らとは人間性の歪んでいる部分は異なる(ダイスケに関してはポケモンを捕まえることは好きだが、育成を面倒臭がるくらい怠惰である)。
尤もベクトルは違えどユウジもクズトレーナーの見本に等しい非道な人間であることは事実でかつてダイスケの事を「ポケモントレーナー失格だ!」と非難したタケシからは「ポケモンを育てる前に、まず己を育てるんだな!」とこちらにも怒声を上げておりシンジやクロス(当初はユウジがちっぽけに見えるくらい凶暴だったとはいえ)のように改心もしくは悪行への反省をしない、サトシ達を最後まで認めなかった傲慢さがダイスケやスワマと共通していた故に彼らと同じ因果応報の末路を辿ったといえる(スワマは他者への嫌がらせ行為に加えてポケモンを酷使するのでクズっぷりはポケモンには非情でないユウジを格段に上回る)。