プロフィール
名前 | ジョーカーボールたまおマルスケオリハルコンZガーディアン |
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通称 | ジョン |
性別 | 雄 |
種族 | 貧歯目・アルマジロ科・ミツオビアルマジロ |
身長 | 30cmくらい |
出身 | 南米 |
誕生日 | 7月1日(ドラルクと会った日) |
好きな食べ物 | ホットケーキ、ソフトクリーム |
嫌いなもの | 丸ごとの白菜(怖いから) |
CV | 田村睦心(※) |
※…二期第1話で吸血ゴボウ、4話で子供ドラルクも演じる。
概要
ドラルクの使い魔。元は南米に生息していたアルマジロで、作者曰く「ミツオビアルマジロ」の中の“オテテ”ミツオビアルマジロという種類らしい。
主人であるドラルクの血を呑んで不老長寿を得ており、
年齢は約180歳。
主要人物への主な呼び方はドラルク=ヌヌヌヌヌヌ(ドラルク様)、ロナルド=ヌヌヌヌヌン(ロナルドくん)、辻斬りナギリ=ヌリヌリヌン(ギリギリさん)。
吸血鬼の使い魔と言っても弱点まで同じという訳ではなく、ニンニクを塗られたり食べたりしても平気で、日光を浴びても特に問題はない。また、吸血する事も無い。
ただし主人と違って催眠術に弱く、Y談おじさんのY談波を受けてピー音(アニメ版ではよくある電子音のSEではなく肉声)しか喋れなくなったり、吸血猫ボサツに噛みつかれて操られたり、催眠術でロナルドと人格が入れ替わったりした。
口は省略されてるだけでちゃんと存在し、原作ではモノマネを披露する時などで口を開け、アニメでも第9話では口を開けているシーンがある。
人…もといマジロ物像
基本的に「ヌー」としか話さないが知能は高く(ドラルクの血を呑む前からカラスや犬くらいの知能行動は見せていた)、体型があまりに胴丸短足なため人間の真似をしては大体失敗しており、連載初期は切腹しようとして周囲が必死で止めるというのがお約束になっていた。
ドラルクはジョンが何を言っているのかを完全に理解しており、ロナルドは最初はジョンの言葉が分からなかったが、一緒に暮らす内に(単行本10巻辺りから)ジョンの言葉を理解する様になった。
至って善良な性格だが、しばしばドラルクの悪ノリにも参加する(そしてドラルクだけが制裁を食らう)。
主人であるドラルクからは第1死で城の砲弾にされるという登場1コマ目から酷い扱いを受け、その後も盾(通称『ジョンガード』)にされたりバスケットボールにされたりしているものの、それでも見捨てず深く敬愛しており(ただし砲弾の件は流石に思う事があったようで、ロナルドに指摘されてドラルクと気まずい雰囲気になった)、ドラルクが(主にクソしょーもない理由で)死ぬ度に号泣するのがお約束。
毎日の如くドラルクに乱暴狼藉を働くロナルドに対しては滂沱の涙を流しつつ抗議したり、ロナルド及び彼を含めた多勢相手に通せんぼをして1人ドラルクを庇おうとする(ただし、後述の通りジョン自らドラルクを攻撃した事がある)。また、第41死ではドラルクを痛めつける吸血鬼マナー違反に滂沱の涙を流しつつ抗議して蹴りを入れられるが、それに激昂したサテツがヤンキー時代の凶暴な人格を露わにしてマナー違反を黙らせたことから、彼がサテツを「兄ィ」と呼び慕うきっかけを作った。
毎回ドラルクを殺すロナルドの事は何だかんだで慕っている一方、初対面早々にドラルクの事を貶した東京の退治人・籠目原ミカヅキの事は目の敵にしており、彼に会う度に威嚇行為を繰り返している。『ロナ戦』のファンとなった彼がロナルドに弟子入りを志願した際も、事務所を追い出される事を危惧して弟子入りを阻止しようとするドラルクに賛同した(しかし結局はロナ戦の内容が殆ど盛っていると暴露したロナルドの自滅で、ミカヅキが再度帰郷したため、ドラルクとジョンにとっては結果オーライとなった)。また、バリカンで自分の胸毛を刈り取った吸血鬼野球拳大好きの事も嫌っている節があり、野球拳大好きに対して露骨に威嚇したり、悪口らしき張り紙を貼っている場面が見られる。
甘い物が大好きで、ドラルクの引きこもり生活に付き合う内にゲームの腕前もプロ並になった。最近ちょっと太りつつある、というか太ったのが悩みらしい。
ドラルクの料理の味見役であり、ドラルクも自身の料理の腕はジョンの味見のお陰だと発言している(実際、吸血鬼ラーメンヘッドもジョンのアドバイスによって新メニューが完成し、大盛況した)。しかし、その癖がついてしまいドラルクの目を盗んでつまみ食いしており、太った一因になっている。
最近は開き直ってダイエットをしようとしない&好きなものは好きな様に食べる生活をしており、ドラルクの頭痛の種となっている。
普段は「ヌー」としか話さず、ピカチュウよろしく「ヌ」の伸ばし具合や「ヌ」の数で単語を表現しているが、「ヌソー」(クソー)、「ぬおー」(ぬおー!)、「ぬしゃぬしゃ」(むしゃむしゃ)、「ぬり」(海苔)など頭文字をぬにすれば他の母音や子音も発音出来る模様。一方でアニメ二期第12話では「おしり」を発音しているなど、一部の言葉は人間と同じ発音で話せるらしい。
他のアルマジロも鳴き声は共通しているが、ゾウのコスプレをした際には「パヌーン」と鳴いたり、ボサツに噛まれてしまった際には「ヌニャー」、ヨモツザカに騙されて飲んだ鎮痛剤の影響によって自分を犬だと思い込んだ時は「ヌャン」、赤ちゃん時代は「にゅー」となっている。この他にも「ぬーっしょい!」や「にゅっしゃにゅっしゃ」などの派生がある。
話が進むにつれ赤ちゃん返り気味で、ドラルクのクラバットをしゃぶる癖が目立っている。吸血鬼アンチエイジングの能力でロナルドとヒナイチが幼児化した際はドラルクに構ってもらえず駄々をこね、赤ちゃん化したヒナイチと一緒にクラバットをしゃぶっていた。
ノースディンなどの自分の知らないドラルクの過去を知っている人物には、ジェラシーを感じている。
VRCで健康診断を受ける事があるが、注射が嫌いの様で丸まって拒否した(しかし、ドラルクにお菓子を与えられた隙に採血されたり、診断結果でダイエットするよう指示されると一時期人間不信になった)。
上述の通り約180歳なので、ドラルクと2人きりの時にはおっさんくさい行動を取る(『アルマジロのジョン』参照。
ヨモツザカが開発した『性格が反転する鱗粉』を浴びた際は、急に筋トレするようになった。ドラルクはダイエットが好きになったと思っていたが、実はマッチョになろうとしていた(真意を知ったドラルクは「嫌だー!」と絶叫した)。しかし元に戻った後は数日間筋肉痛で苦しんでしまった。
その後の第268死では、吸血鬼世界マッチョ化計画の特製プロテインでマッチョ化していた。
簿記の資格を持っている(マジロなのに…?)。これでロナルドの仕事を手伝った事があり、彼から給料を貰っている。
この他にもサッカーが得意である他(ボールと間違えてシュートされるシーンも…)、電話を掛ける事や切符を買って電車に乗り降りする事もでき、門限を過ぎそうになればきちんと連絡を入れる利口な子である。
己の愛らしさやマスコットキャラという立ち位置に矜持を持っているのか、第208死(本誌掲載時は209死)の柱の人物紹介では「御主人に仇なす奴とジョンを差し置いてマスコット面する奴は一通り威嚇する」と書かれており、実際にその回で登場した下等吸血鬼のなんか足のいっぱいある白い変なやつの“アステール”や、後の265死で登場したサイコータム(成長前)を威嚇している。
ちなみに、秘蔵のエッチビデオを隠し持っていたりする。
過去
まだ赤ちゃんだった頃に大怪我を追って群れからはぐれ、気まぐれに南米に移住していた御真祖様に拾われ、その後怪我の手当てをしたドラルクのペットになる。
そしてある日突然、竜の一族が故郷ルーマニアに帰る事が決まり、同時刻に迷子になっていたジョンは偶然仲間のアルマジロ達と再会する。
ドラルクは仲間達と再会し喜んでいたジョンを見て、「故郷であなた達と一緒ならはぐれた両親も見つかるかもしれない…」とジョンを仲間達の元へ残し、自分は故郷に帰った。それを知らなかったジョンは住んでいた城にドラルクの顔を見に行くと、ドラルク達が既に去っていた事を知る。そしていつかの時ドラルクが見せてくれた故郷の城の写真を手に、ドラルクを求めヒッチハイクの旅を経て、2人は無事に再会。
その勇気に胸打たれたドラルクは、自らの指先をナイフで切ってショック死しつつ血を与え、契約を交わしたジョンは終生の従者となった。
ドラルクに置いていかれたのは結構トラウマになってるらしく、今でも自分しかいない平原の夢を怖い夢としてたまに見る事があるらしい。
アニメ一期のEDでは、そんなジョンがドラルクの実家の城が描かれた絵を頼りに渡欧し東へ旅をする様子が描かれている。
フルネームは竜の一族の面々がテキトーに付けた名前候補を寿限無式に繋げた、“ジョーカーボールタマオマルスケオリハルコンZガーディアン”という頭痛がしそうな程長いもので、基本的に「ジョン」としか呼ばれない。“ジョン・O・ガーディアン”の略称は第57死のキャラクター紹介(単行本では5巻巻末に収録)にて明かされたものであり、別にジョン王とは関係ない。
周囲からの扱い
その愛くるしい外見故に大人気であり、ロナルドは元より他の吸血鬼退治人からもすっかりマスコット扱いされ、ひいてはカルト宗教化した『ジョンくんファンクラブ』(信者は全員男性)まで結成されている。
見た目がアレな吸血鬼に取り憑かれた時は、その吸血鬼の『取り憑いた相手をモテモテにする能力』にジョンが本来持っている愛らしさがブーストし、周囲の人間を「ヌーヌン」と跪かせる程のカリスマ性を発揮した(この時、何故かドラルクが砂になっていたが、アニメにてジョンの神々しさに尊死した事が判明した)。事件が終息してもなお、ファンクラブは女性信者を獲得するほど強大になり、『ジョン教』として新横の信仰を得る様になった。
一度「誘拐された」とドラルクとロナルドが勘違いした時には、官民合同で来賓した首脳が攫われたかの如き大捜索が行われた程。
ドラルクが配信で炎上しても、ジョンを出すだけで一気に鎮火した。ドラルクの配信を見ている人の殆どはジョン目当てであり、度々『ヌーを出せ』といった批判コメントも見受けられる。
作中では他にも、『ヌーくん』や『マジロくん』などと呼ばれている。
なお公式Twitterで挙げられていた絵を基にした別冊、『ほぼ日刊アルマジロのジョン』も発売された。
主にジョンを溺愛してる人達
- ドラルク
長くなるため、『ドラルク城コンビ』の項目を参照。
- ロナルド
主人ドラルクの同居人。ジョンを溺愛しており、ドラルクがジョンをボール代わりにするなどで適当に扱うと問答無用で乱暴狼藉を働くなど明らかにジョンに対して甘いが、ジョンを泣かせる原因は大体ロナルドがドラルクを頻繁に殺すせいであり、ジョンはドラルクが殺される度に滂沱の涙を流しつつロナルドに抗議するものの、聞き入れてもらえない(ちなみにロナルドも徹夜明けでハイになっていたとは言え、ジョンをミラーボール代わりにして適当に扱った事がある)。ジョンと2人きりになると滅茶苦茶はしゃぐが、そのせいで『ロナ戦』の執筆を忘れてフクマの怒りに触れてしまった事も。
ドラルクを追い出してジョンを自分のものにしようと企んでいるロナルドだが、勿論ジョンは主人であるドラルクと引き離される事を断固として拒否し、シーニャとの争奪戦ではドラルクと引き離されるのをあからさまに嫌がったり、吸血鬼ゲームセンター荒らし事件後に事務所を締め出されたドラルクをドア越しから泣いて呼び求めたり、ドラルクがロナルドと喧嘩別れして1人事務所を飛び出した時も酷くショックを受け、大泣きしていた(この時は美味い飯が食えなくなる事もあって流石のロナルドも折れ、ドラルクを呼び戻そうと彼のスマホに連絡しようとした)。
当のジョンもロナルドの事を慕っているが、ドラルクが巨大ダチョウにさらわれて助けを求めても、ドラルクを助けようとしないロナルドに対して怒りを露わにしたり、主人であるドラルクと共にロナルドをからかう事を密かに楽しんでいる(時折罪悪感を感じる事もあるが、怒りの矛先はドラルクのみに向けられる)。また、ジョンが太ったのは、ロナルドがジョンを甘やかしておやつを与えすぎたのも一因である。
帰宅途中で道草を食ってる時、心配するロナルドの事を考えて公衆電話で連絡入れようとした事がある(料金不足で途中までしか伝わらず、ドラルクとロナルドが「ジョンが誘拐された」と勘違いして大騒ぎになる原因となった。アニメではジョンを心配するロナルドが叫んだせいで聞き取れず、もう一度伝えようとして突然現れたヨナグニサンに驚いて「助けて!」と叫んでしまい、そこで電話が切れるという、より誤解を生みやすい描写になった)。
また、ロナルドが死にかねない状況になったら、面白がる主人の横でロナルドを心配して慌てる様子が見られる。
また、ロナルドから彼の兄であるヒヨシの(やや捏造が入った)話を聞いてサインを求める程尊敬し、ヒヨシに疑いの目を向けたドラルクをロナルドと一緒に攻撃した(一応ドラルクもジョンに対して謝罪はしたが)。
- 辻斬りナギリ
最初はジョン誘拐事件にてジョンを人質にとり、退治人達に復讐しようと企んでいたが、ジョンが別の下等吸血鬼に襲われた際に自分の濡れ衣を増やさぬ為にジョンを救った。しかし誘拐犯であるにも拘わらず助けてくれたお礼にと今川焼きをくれたジョンを「丸」と呼んで心を許す様になる。
挙句には自分がロナルド達からジョンを攫った事実を忘れて「退治人達に囚われ、俺に助けを求めている」と思い込み、ジョンを取り戻そうと異常に執着するようになった。その愛情ぶりはストレス過多の時ジョンの事を想像して気を紛らわすなど、もはや生きがいとなっている。
当のジョンもナギリの事を気にかけている節があり、単行本10巻のおまけページでは彼に手袋を贈っている事が仄めかされている。
しかしナギリが弱体化したのは、ジョンが穴掘りをしていた際に彼の分霊体を見つけた事が原因であるのだが、両者はその事実を知らない。
ドラルクの父。彼に“マルスケ”という名前を付け、しばらくその名前で呼んでいた。
上記の面々程ではないが可愛がっており、ターンテーブルなどの高額な土産を買ってきて貰っている。
強さ
ドラルクより戦闘力は高く、丸まって体当たりすれば下等吸血鬼位なら撃退可能(木に向かって投擲すれば、リンゴを落とせる位には頑丈)。
後に作者がTwitterに投稿した強さを表す一覧表にて、戦闘力はヒヨシ・ショット・クワバラ・ホームランバッター・ショーカ・弱体化したナギリより僅かに下である事が判明しており、何と人間や吸血鬼を問わず戦闘手段を持つ大半の準レギュラーキャラ達を上回っている。
余談
「吸血鬼にアルマジロは何の関係もないのでは?」と思われがちだが、実は1931年公開のアメリカ映画『魔人ドラキュラ』にて、ドラキュラ城で飼われていたという小ネタがある。
また野生のアルマジロなどは剛毛であり、とてもフカフカ出来る代物ではない。ドラルクの日頃の深い手入れや愛情が密かに分かる設定である。
関連イラスト
関連項目
吸血鬼すぐ死ぬ ロナルド吸血鬼退治事務所 吸血鬼すぐ死ぬの登場キャラクター一覧
ドラルク ロナルド ドラウス 辻斬りナギリ ジョンくんファンクラブ シャン