1. 輝きの表記揺れ。
2. JR西日本・JR東日本が運行していた在来線特急の列車愛称。
3. JR西日本・JR東日本が運行している北陸新幹線の列車愛称。
かがやき(在来線特急)
東京~北陸間の速達化を目的として、上越新幹線の速達列車「あさひ」と接続し停車駅を絞った列車として運行された。
なお、同時に東海道新幹線との接続列車「きらめき」も運行を開始している。この両者は国内の在来線特急としては初めて表定速度が90km/hを超えた列車である。
車両は485系のアコモデーション改良車(専用塗色)を充当し、最高速度は120km/hであった。
1997年3月の北越急行ほくほく線開業に伴い同線経由で運行開始された「はくたか」に使命を譲り廃止された。
最速の在来線特急
かがやき号は、設定翌年の1989年のダイヤ改正にて、最速列車の所要時間を10分短縮し2時間32分とし、表定速度98.8km/hときらめきを抜いて国内在来線最速に躍り出た列車でもある。
しかし、この座は長くは続かなかった。社会はより速い列車を求めていた――最高速度130km/h時代の到来である。
翌1990年9月には北の大地でエル特急スーパーホワイトアローが登場。国内在来線列車としては初めてその表定速度は100km/hを超えて102.6km/hに到達し、かがやきからその座を奪う。
だが、ここで終わるかがやきではなかった。半年後の1991年には追うように最速列車の所要時間を4分短縮し2時間28分とし、表定速度101.4km/hに到達、3ケタの大台に乗った。最高速度120km/hのままで。それ以降現在に至るまで最高速度が120km/hの列車ではこの後に続く列車は存在していない。
また、かがやき号は安定して速かったのもその特徴である。通常、最速列車というのは多少の無理をしたダイヤで実現されることが多いのだが、このかがやき号は全てが速かった。金沢―長岡の区間において1995年の時刻表では定期列車6往復12本のうち、表定速度が100km/hに達していないのは下りの3号(99.4km/h)と上りの10号(98.8km/h)の2本のみであり、それらを含めた全12本平均の表定速度でさえ100.4km/hと非常に高い。こちらも現在に至るまでこれを超えた列車は前述したスーパーホワイトアローとその後継のスーパーカムイ、スーパー北斗、またサンダーバードとその前身のスーパー雷鳥(サンダーバード)のみである。それらのうち北海道の2系統は減速運転により最高速度がかがやきと同等の120km/hに制限されて以降はその表定速度を維持できなくなってしまったことからも、かがやきの速さが実感できるだろう。
かがやき(新幹線)
2015年3月14日のダイヤ改正で長野駅~金沢駅間が延伸された北陸新幹線において、東京駅~金沢駅間を結ぶ速達タイプの列車の列車名。
2013年10月10日にはくたかあさま等と共に発表され、愛称公募結果では第5位。
E7系・W7系を使用した全車指定席の12両編成で、11号車がグリーン車、12号車がグランクラス。最速2時間27分で東京駅~金沢駅を結ぶ。
かがやきというひかりや のぞみなどに見られる「形のない恒久的なもの」としての統一感と、終点である石川県金沢の加賀にかけているという、稀に見るネーミングセンスは、昨今のキラキラネーム駅名、キラキラ新市名などから見れば「素晴らしい」「そうそう無い快挙」と言う鉄道ファンが多い。
1番列車の指定席は25秒で完売した。
東海道・山陽新幹線ののぞみ、山陽・九州新幹線のみずほ、東北新幹線のはやぶさに相当する。
停車駅
東京駅 - 上野駅(一部列車は通過) - 大宮駅 - 長野駅 - 富山駅 - 金沢駅
今後
2024年春に北陸新幹線延伸に伴い、9往復が東京駅~敦賀駅間で運行される予定。
5往復は金沢駅~敦賀駅間は福井駅のみに停車する速達型、4往復は途中駅に停車するタイプとなる。
余談
新幹線変形ロボ_シンカリオンシリーズにて、E7系をモチーフしたロボットの名前がE7かがやきである。
関連タグ
メジロブライト:馬名の由来が本列車。