※メイン画像はプリキュアシリーズのヒロインたち。
…もしかして ⇒ ヒーローインタビュー
概要
ヒロイン(英:heroine)とは、ヒーロー(hero)の女性形であり、女性の英雄(女傑)や女性の主人公(女主人公)を指す。
女主人公は、古くは『リボンの騎士』のサファイア、『魔法使いサリー』の夢野サリーなど女性向け作品に多かったが、1970年代の『キューティーハニー』の如月ハニーを皮切りに、男性向け作品でもバトルヒロイン作品が定着するようになった。
ただし、男主人公の物語におけるヒロインという用語は「男主人公のロマンスの相手役」という扱いが多く、英雄的な活躍をする女主人公を指す場合は、ヒロインの他に「ヒーロー」と呼ぶことも多い(英文法的には誤りである)。
ヒロインの定義
古典的なヒロイン像は、男主人公の相手役の準主人公である。マリオシリーズのピーチ姫などのように悪役に狙われる、もしくはさらわれる等の境遇に置かれ、それを騎士的役割の男主人公(ヒーロー)が救う、常に主人公と行動を共にし、理解者・精神的支柱となる...などといった役割を担うキャラクターである。
ただし、これが極端になった結果がヒロインに「囚われの姫」「救われる存在」の意味合いを強めてしまい、本来の「女性の主人公」としての意味が薄まる要因にもなっている。
少年漫画などの男性向け作品では、主要な女性キャラクターを総称してヒロインと呼ぶ事もある。作品において最も重要な地位に立つ女性を「メインヒロイン」と呼び、それ以外の女性を「サブヒロイン」と呼んで区別する。また、中には敵役としてのヒロインも存在し、悪の女幹部の女性のことを「ダークヒロイン」と呼んだりする。ラブコメ作品では、最終的に主人公と結ばれる女性を「正ヒロイン」と呼び、その正ヒロインと争う女性を「準ヒロイン」と呼んだりする。
メインヒロインが血のつながった姉もしくは妹の場合、近親相姦がメインテーマの作品でない限りくっつく事はめったにない。
少女漫画などの女性向け作品では、上記の古典的ヒロイン像に近い男性キャラクターも存在し、例えば『美少女戦士セーラームーン』のタキシード仮面こと地場衛などは「立ち位置的にはヒロイン」と言われている。元を辿ればヒーローとヒロインは男女の違いのみなので、かなり正しい用法である。
似た概念にBLがあり、男性キャラの受けの扱いはヒロインと同じである。しかし、中には従来のヒーロー的な要素を持つ男性キャラもいるため、逆カプ・リバという概念が存在している。また、これらはBLだけでなく様々な書き手/描き手の考え方や多様性がある現代では男性キャラだけでなく女性キャラや性別不明・不詳キャラにも存在している。
派生的な用法として、立ち位置に加えて外見やキャラクター属性が女性的な男性キャラクターに対し半ば揶揄を込めてヒロインと称されるケースも見られる(→男子力(ヒロイン))。
ヒロイン詐欺
稀に男性主人公のギャルゲー、エロゲのメインヒロインをパッケージに描いた「パッケージヒロイン」を女性主人公と見間違って漫画やゲームを買ってしまうケースがあり、それについて批判があったりするが「萌えキャラ、お色気担当」と「女主人公、ヒロイン」はイコールとは限らない。
関連タグ
別名 | 主人公(ヒロイン)、女性ヒーロー、 女性主人公、女主人公、女主 |
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男性版 | 主人公、ヒーロー |
男女混合 | ヒーローとヒロイン |
類似 | マドンナ、ライバルヒロイン、ダークヒロイン |
不在 | ヒロイン不在 |
主要 | メインヒロイン、ダブルヒロイン、真メインヒロイン |
補佐 | サブヒロイン、準ヒロイン、追加ヒロイン、もう一人のヒロイン(セカンドヒロイン) |
空気 | エアヒロイン |
色分け | カラーヒロイン |
戦い | 戦うヒロイン、格闘ヒロイン、バトルヒロイン、スーパーヒロイン |
変化 | 変身ヒロイン、巨大ヒロイン |
危機 | ヒロインピンチ(ヒロピン)、卍固められ系ヒロイン |
外見 | 短髪ヒロイン |
年齢 | 女の子主人公 おばさん主人公 |
ネタ | ちょろイン、ヒドイン、ウザイン、ゲロイン、ゲスイン |
逆転 | 女子力(物理)(男前ヒロイン)、男子力(ヒロイン) |
悲劇 | 悲劇のヒロイン |
失恋 | 負けヒロイン |
CP | 女主人公受け |
特撮 | 特撮ヒロイン、戦隊ヒロイン、ウルトラヒロイン、ライダーヒロイン |
特定作品のタグ | ジャンプヒロイン、エヴァヒロインズ、ヒロインキュア、歴代ヒロイン、使い捨てヒロイン、乙女ゲー主人公、ヒーローガール、エロゲーヒロイン |
- backnumber:「ヒロイン」というタイトルの楽曲を歌っており、pixivにイラストが存在する。