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概要編集

手塚治虫氏原作『リボンの騎士』の主人公。フルネームはサファイア・フォン・シルバーランド

男性しか王位につけないシルバーランドの王家に生まれ、天使・チンクのいたずらにより、女子でありながら男子と女子、両方の心を持って生まれてしまった黒髪なお姫様


服の前面にジッパー(?)部分があるが、アニメ版では簡略化、もしくは割愛されている事が多く媒体によってデザインが若干異なっている。

また、最初の作品である少女クラブ版ではピンクの服を着ており、なかよし版以降の服装とは大分異なっている。


名称に関しては、昔は『サファイ』と表記される事も多かったが、現在は『サファイ』で統一されているが、テレビアニメ版では当時の時代背景を尊重してか、表記が『サファイヤ』のままになっている。


現代のファンタジー系作品においてブームとなっていった姫騎士系キャラクターの始祖鳥的な存在である。


  • リボンの騎士 サファイア人形


人物編集

原作版編集

年齢は15歳だが、アニメ版では(物語開始時点では)12歳。

一人称は普段は『ぼく』だが、たまに『私』になる。後期になるにつれて『私』になる事が多い事からそちらが素の一人称な模様。

原作では王子のなりをしているものの、中身はおとなしい感じの性格。


出生時の政治状況などから男子として育てられ、公には王子とされているが、本人は女子として生活することを望んでいる。

少女時には一日の僅かな時間だけ、亜麻色のかつらをつけ、ドレスをまとって乙女らしく振舞う事が許されていた。


サファイアはある偶然の出会いから、亜麻色の髪の乙女として隣国ゴールドランドの王子と恋愛関係になるが、自身の正体を打ち明ける事が出来ずに苦しむ。

その後、王様を殺害された(アニメ版では誘拐され、地下牢に投獄されていただけだった)挙げ句ジュラルミン大公罠によりその地位を追われたサファイアは、「リボンの騎士」に変装して悪政と戦う。

物語の終幕ではゴールドランドの王子フランツと結ばれ、平和の内に国家併合を果たした。


アニメ版編集

一転して子供っぽくなっておりお転婆な性格となっており他媒体とはまた違ったキャラ付けがされている。イタズラをしたり窮屈な事を嫌がって、世話係の手を焼かせることもしばしば。それで王妃に叱られることも。

原作とは逆に王子としての生活を望んでおり、女の子扱いされるのを非常に嫌っている。その反面、王女でありながら王子として生きなければならない事は原作ほど苦にはなっておらず、比較的前向きになってる。

しかし、原作と同様にフランツと恋してからは、成長と共に自分が女の子であることを受け入れるようになる。


平成のアニメ(ショートアニメと『手塚治虫が消えた!?』)ではテレビアニメ版と比べ原作寄りの性格。心なしか雰囲気が原作や昭和のアニメ(客演も含む)と比べてどこか気高い印象がある。


KYOTO手塚治虫ワールド上映のショートアニメでは幼少時代に家臣の娘と思わしき女の子達に花冠を被せてもらって遊んでいた際にジュラルミン達にからかわれたことが判明。媒体にもよるが女の子扱いされるのを嫌がるのも納得である。


続編『双子の騎士編集

成長し母親として登場。

フランツとの間に息子と娘の双子を産むのだが、不運にもこれが王室内に「王子派」と「王女派」の派閥を生み出し政争の火種を作る事になった(元々かつてのシルバーランドにおいて王女に継承権が無かったのもこれが理由)。


チンクの神託によって継承権を息子に与え男系継承優先(女系への継承権譲位は非常時措置)に定めるが、これが「王女派」の暴走を招くという更なる弊害へと発展。王女派は王子を拐い魔境「ズボラの森」へと置き去りにしてしまう。

王子がいなくなった事による「王子派」の反乱と内乱を怖れた夫フランツは、これを防ぐ為、娘に王子の服を着せて身代わりとする事を画策。自身の経験もあってかサファイア自身は強く反対するが、内乱の可能性が強くなっていく中で有効な代案を打ち出せず、我が娘をかつての自分と同じ「王子として育てる」事を了承。不本意ながらも娘を鍛え上げ、自らの武技闘法を引き継がせて「リボンの騎士」の宿命を継承させる事になった。

ただし、娘の方は一日おきではあるが表だって「姫に戻れる」時間がある為、24時間王子でいなければいけなかったサファイアよりは救われている。もっとも、その分「演じ分け」に苦労する事になったが。


戦闘能力編集

手にしたレイピアで戦うが、当時日本では『レイピア』という単語が知られていなかったためか、『短剣』と言われている。だが、レイピアを起源とする武器にスモールソードなるものがあるので、短剣と呼ぶのはあながち間違ってないといえば間違っていない。


レイピア以外にも弓矢ランス斧と鉄球を鎖で繋いだ武器を扱う等、武術に長けている事が窺え、おそらく元から武術面に関して天性の才を秘めていた可能性が高い。

王女としての教育はアニメ版ではあまり受けていなかったようでパンを切る際に剣士の血が騒いでパンを滅多切りにして王妃に窘められていた。


血縁関係編集

父親:王様

母親:王妃

従兄弟叔父:ジュラルミン大公

再従兄弟:プラスチック

夫:フランツ・チャーミング

息子:デージィ

娘:ビオレッタ

子孫:フランツ(少女フレンド版)、碧音サファイア


なお、両親の正式名称は不明。また、フランツ(少女フレンド版)と碧音はデージィの子孫でもあるのか、ビオレッタの子孫でもあるのか(あるいはその両方なのか)は不明。


シルバーランド以外のサファイア編集

海底超特急マリンエクスプレス』ではムー帝国の女王として登場。同作のメインヒロインという位置付け。


鉄腕アトム』(1980年)ではモラビア国の王子として登場。犯罪者を追って来たロックの不手際で重傷(原因はタイムマシンが降りた先がサファイアとオパールらしき馬が丁度近くにあった倒木でタイムマシンが降りた直後シーソーの原理で馬に直撃し、その弾みでサファイアがはね飛ばされて固い地面に叩きつけられた事)を負わせてしまい歴史の改編を恐れたロックが連れてきた名医ブラック・ジャックに手術してもらって一命を取り留めた。

その手術の際にブラック・ジャックが開腹のために胸元の包帯を切った際に女だと気づいたため、「嘘は良くない」と言われた。そしてブラック・ジャックが手術代として『男しか王になれない法律』(とたまたま拾った金貨)をもらった事で法律に縛られることなく王女として振る舞えるようになった。


また、子孫なのか不明だが、次の話では彼女そっくりの女優がモブキャラとして登場している。


担当声優編集

太田淑子:テレビアニメ版、『海底超特急マリンエクスプレス

白石冬美:パイロット版

岡本茉利:『鉄腕アトム』(1980年版)

冬馬由美:『手塚治虫が消えた!? 20世紀最後の怪事件』、KYOTO手塚治虫ワールド上映版

水樹奈々:『リボンの騎士』60周年記念『RE:BORN〜仮面の男とリボンの騎士〜』コミックス第1巻同梱ドラマCD


余談編集

  • サファイアのモデルは宝塚歌劇団のスターで、娘役の淡島千景。
  • サファイアは兵庫県宝塚市の特別市民となっている。
  • なかよし版ではとある女性に結婚を迫られたさいに女である証拠として胸を露出させるシーンがあり、胸を見て相手が女だと気付くシーンは先述の『鉄腕アトム』でもオマージュされている(前者、後者共に流石に露出した胸までは描かれていない)。

関連タグ編集

リボンの騎士 サファイア サファイア姫 亜麻色の髪の乙女

姫騎士 戦乙女 ボクっ娘 バトルヒロイン 男装の麗人 おっぱいのついたイケメン







小池百合子ハロウィンの際にリボンの騎士のコスプレをした政治家


勇者リリエル:リボンの騎士のパロディネタ

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