概要
『ASTROBOY鉄腕アトム』放映に際し、セガから発売されたGBA専用アクションゲーム。
プレイヤーはアトムを動かして様々なキャラクターと出会い、彼を成長させていく。
本作は『AB』を原作としておきながら、ぶっちゃけた話アニメを全く見ていなくても楽しめる話になっている。というのも、本作ではキャラクターデザイン以外全くアニメとは乖離しており、あらゆる手塚作品のキャラクターが登場するシナリオになっている。
ネタバレになるが本作は初回プレイ時には絶対にクリアできない。最後まで進めても必ずバッドエンドとなり、火の鳥により生き返ったアトムが過去に通ったステージをタイムマシンで移動することで謎を解き明かし、最強の敵に挑むというお話が真のシナリオとなる。
参戦作品
- 『ASTROBOY鉄腕アトム』
- カラーアニメ版『鉄腕アトム』
- 『ひょうたんなまず危機一発』&『ビッグX』
- 『火の鳥』
- 『W3』
- 『プライム・ローズ』
- 『魔神ガロン』
- 『マグマ大使』
- 『ゴブリン公爵』
- 『海底超特急マリンエクスプレス』&『三つ目がとおる』
登場人物
鉄腕アトム
- アトム:主人公。ABではオミットされたケツマシンガンも使える。1周目が終わった後、火の鳥の力で時間を遡り秘められた謎を解き明かす。
- お茶の水博士:これと言って変化なし。
- 天馬博士:なぜ彼が機械仕掛けの息子に「アトム」と名を付けたのか、その理由は最後に判明する。
- シャドウ:本作ではAB版とは全く設定が異なる。
- ヒゲオヤジ:AB版同様、教師ではなく私立探偵。
- ウランちゃん:アトムの記録係を務める。所謂前説を行う。
- アトラス:大地の王の名を持つロボット。AB版同様、オメガ因子を持たないサイバノイド(人間の記憶と人格を付与された機械)。生前の徳川ダイチの記憶を有し、物語の鍵を握る。
- ジオワーム:AB版第1話に登場したエネルギー供給メカだが、本作では単なる戦闘兵器としてアトラスに操られる。
- ラグ大統領:原作「デッドクロス殿下」に登場するラグとは外見が異なるが、その理由とは…。
- デッドクロス殿下:反ロボット武装組織デッドクロス党の党首。その正体とは…?
- プルートゥ:冥府の王の名を持つ地上最大のロボット。シャドウ軍団のリーダーとして登場。
- モンブラン:「地上最大のロボット」に登場してすぐやられたスイスの環境保全ロボだが、本作ではシャドウ軍団の一人。
- ノース2号:同じくシャドウ軍団の一人。原作に比べ昆虫的なデザイン。
- エプシロン:同じくry。AB版なので美女。
- 電光人間:AB版ではゲストの一人だったが、本作でもシャドウ軍団の一人として登場。
- 青騎士:ネタバレになるがブルー・ボンじゃない。
- プーク:変形自在ロボット。原作(及びカラーアニメ版)では「十字架島」に登場するロボットだったが、少し外見が異なる。実はその正体は…。
- ハヌマーンフォース:元ネタは手塚短編「ハヌマン物語」に出てくる猿王ハヌマン。
- レオフォース:書くまでも無くモデルはジャングル大帝レオ。
- 金三角:原作(及びカラーアニメ版)通り。
- 人工太陽球
- スカンク草井:金三角の仲間として登場。
- ハム・エッグ:本作ではサーカス団の団長ではない。
- ランプ議員:AB版同様、ロボットの大弾圧を掲げる議員。その理由はAB版とは異なる。
- シャーロック・ホームスパン:またの名を七色いんこ。爆弾魔カトウではない。
海底超特急マリンエクスプレス(と三つ目がとおる)
- 和登千代子:お茶の水博士の助手。
- 大魔導士シャラク:本作最大のワル。あらゆる魔法でアトムと敵対する。
- ドンドラ:シャラクの部下。
- サファイア:古代ムーの女王。写楽と敵対する正義の女王である。
- ロック・ホーム:本作では「マリンエクスプレス」というより、「火の鳥」「ブラックジャック」「バンパイヤ」に登場する「間久部緑郎」に近い。
- ブラック・ジャック:ご存知世界一の闇医者。その奇跡の腕で人類最大の危機に立ち向かう。
- ピノコ:世界一の闇医者の助手。