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テレビスペシャルのタイトル。

テレビスペシャルについては、ルパンVSコナンを参照。

続編の映画については、ルパン三世VS名探偵コナンTHEMOVIEを参照。

ここではシリーズ全体について記述する。

世界観

名探偵コナン』はシャーロック・ホームズが創作物として存在する世界なのに対し、

ルパン三世』は主人公がアルセーヌ・ルパンの孫で、作品によってはシャーロック・ホームズの子孫などが登場していたりするため一見共演が難しそうな世界観となっている。

ただし、『ルパン三世』は1作ごとに世界観の設定が微妙に変化しているため、『コナン』に近い世界観の物語ととることもできる。

テレビスペシャルまでの共演

最初の公式的な共演となるテレビスペシャル(2009年)以前に、ルパンとコナンは、何度か競演している。

ルパン三世 炎の記憶』(1998年)と『ルパン三世 GREEN vs RED』(2008年)には、コナンと蘭がモブとして登場(『炎の記憶』では小五郎らしき人物も登場)。

名探偵コナン 紺碧の棺』(2007年)には、ルパン一味の覆面をかぶった強盗が登場。その際、佐藤刑事の初恋の相手がルパンということが明かされ、この設定は『ルパン三世VS名探偵コナンTHEMOVIE』で活かされることとなる。

共通する人物の扱い

「推理もの」という共通点を持ち、『コナン』に関連する『まじっく快斗』や『YAIBA』などを含めると「怪盗」「剣術」などの共通点もあるため、同一人物(歴史上の人物など)を何人か出している。

ただし、同じ人物が『ルパン三世』作品内で扱いが異なるケースもあるため、これは決して『コナン』側の矛盾を指摘するものではない(あくまで、『ルパン』と『コナン』を合わせた二次創作を作るときなどに参考になればとリスト化しておく)。

共通する人物『ルパン』での扱い『コナン』での扱い
シャーロック・ホームズルパン三世の敵として三代目が何人か登場。また『ルパン8世』では主人公の師匠として八代目が登場。アニメ『part6』でも後継者か子孫と思われる重要人物が登場。江戸川コナンこと工藤新一が一番好きな探偵小説の主人公という扱い。そのため、創作上の人物。
沖田総司ルパンや五ェ門の敵として三代目が登場。平次のライバルとして六代目が登場。元々は『YAIBA』のキャラクター。
石川五右衛門十三代目石川五ェ門の初代として所縁の品などが登場。アニメで初代石川五右衛門が十三代目石川五ェ門に憑依して登場。『YAIBA』で初代石川五右衛門が熊に憑依して登場。
ラスプーチンロシアより愛をこめて』に孫としてラスプートンが登場。世紀末の魔術師』に子孫として浦思青蘭が登場。
酒の名前の敵白乾児(パイカル)やラオチュウが登場。黒の組織としてジンウォッカが登場。

続編について

テレビスペシャル『ルパン三世VS名探偵コナン』、続編の映画『ルパン三世VS名探偵コナンTHEMOVIE』と制作されたが、映画のラストに「2020年『ルパン三世VS怪盗キッド』」との予告がされた。

単なる嘘予告の可能性も高いが、嘘のような予告を実現してきた2大怪盗の予告のため、嘘ではなく実現すると信じている(信じたい)ファンも多い。

実際、上記のラスプーチンの共通点は、『コナン』というよりも『まじっく快斗』関連の共通点といえ、五右衛門などと関連する『YAIBA』も、『コナン』よりは『まじっく快斗』との関わりの方が深い作品ではある。

もし実現すれば、「ルパンVSキッドVSコナン」「次元VS赤井VS安室」「五右衛門VS鉄刃VS平次」なんていう夢の三つ巴も実現するのかもしれない。

が、実際は…

2020年は新型コロナの影響で、『コナン』は毎年恒例だった映画すら公開を延期、『ルパン』も定期的にスピンオフ作品やテレビアニメが作られていたがその年は制作されていない…といった具合に、アニメを作るのが難しい状況下にあったこともあり、『ルパンVSキッド』は(2020年には)実現しなかった。2024年現在もこれといった続報はない

とはいえ、ルパン側、コナン側共に、シリーズを経て新たに多数の魅力的なキャラクターが追加されていることもあり、いつの日か、その予告が果たされる日が来てほしいと願ってやまない人は少なくない。

さらなる可能性

後にルパンは『キャッツ・アイ』とのコラボ作品『ルパン三世VSキャッツ・アイ』を制作し、更に『シティーハンター』の劇場版作品『新宿PRIVATEEYES』『天使の涙』でも来生三姉妹がゲスト出演を果たした他、『天使の涙』ではルパンと次元がカメオ出演する等、双方の作品に強い結びつきが生まれている。

その為、視聴者からは少なくとも『ルパン三世』の世界には『名探偵コナン』(および『まじっく快斗』)『シティーハンター』『キャッツ・アイ』が共存している事になっているのではないかと考察する者もいる。

これは元々アニメ版の『ルパン』が監督によって自由な作風で展開されている事や、他の三作品も基本は一話完結型の作品である為、四作ともコラボし易い作品だからである。

また、この考察に基づけば、現状直接のコラボこそしていないものの、『名探偵コナン』と北条司作品も『ルパン三世』という作品を通して共存しているということになる

ちなみに、4作品を比較すると、

といった様に、共通点も意外と多い。

ちなみに、『ルパン三世VS名探偵コナン』『名探偵コナンVSキャッツアイ』などと比べて実際にコラボのない『名探偵コナン』と『シティーハンター』の共通点に絞ると

  • 連載時期
    • 連載時期は、『シティーハンター』が1985年~1991年、『名探偵コナン』が1994年~現代と、連載期間こそかぶっていないが他の2作品として比較して近い期間となっている(正確には、『シティーハンター』と、『コナン』の前の連載作『YAIBA』の連載期間がかぶっている)。
  • 主要人物には博士的ポジションの人物もいる。
  • 毛利小五郎冴羽獠の共通点
    • CV:神谷明
      • 毛利小五郎に関しては今は二代目の小山力也が演じている。
    • 拳銃の名人
      • 警察学校時代の小五郎の腕は安室の上を行くほど。
      • 『ルパン三世』の次元大介も、拳銃の名人。
    • 女好きキャラ
      • 女好きキャラでありながらパートナーの女性には素直になれない。
      • 『ルパン三世』のルパン三世も、女好きキャラではあるが、先の二名と比較すると、パートナーの不二子にも素直に好意を見せている。
    • 飛行機が苦手
      • 冴羽獠に関しては、幼少期に飛行機の墜落事故にあっているため。
      • 毛利小五郎に関しては、ゲームオリジナル設定。

また、コナンとルパンを手掛けたトムス・エンタテインメントは、『シティーハンター』のリブート作である『エンジェル・ハート』のアニメ版を手掛けてもおり、一応、コナン・ルパン・北条司作品のアニメ版の制作ノウハウを持っていることになり、これも4作品をコラボさせやすいとする説の補強材料の1つとなっている。

余談

今作はルパンシリーズには珍しく

松井菜桜子氏が演じるキャラクターがルパン一味と敵対する事もそれにより死亡する事も無く終わった作品」である。

関連タグ

ルパン三世VSキャッツ・アイ…本コラボに続くルパン三世のコラボ作品。

劇場版シティーハンター 天使の涙…上述のコラボ作品の縁からルパンと次元がゲスト出演する。

次元パパ

USJ・・・2019年のユニバーサルクールジャパンにて、二つの作品のアトラクションが登場