例えば…それは‘虚構’からの企て
完全犯罪計画、起動——幻霊よ、背徳の街で踊り狂え。
概要
特異点番号 | 亜種特異点I |
---|---|
時代 | A.D.1999 |
人理定礎値 | 不明 |
場所 | 新宿 |
キーキャラクター | 摩天楼の老紳士 |
事前告知キャラクター | 嗤う鉄心 |
章クリア報酬 | なし |
テーマ曲 | 『Lose Your Way』ROUND TABLE feat.Dan |
シナリオ担当 | 非公開 |
ストーリー
歪んだ歴史を修正しようとする時、膨大な取りこぼしが発生する。
排斥された狂気が作り上げた脚本。
忘れ去られた世紀末の神話。
かつてない規模の殺人事件が、亜種特異点となって完成する。
(公式サイトより抜粋)
人理を修復したカルデアは魔術協会からの干渉という不安を抱えながらも、ようやく掴み取った平穏を噛み締めていた。しかし、そんな穏やかな時間は新たな特異点の発生という、人理焼却の元凶が消えた今、起こるはずの無い緊急事態によって打ち砕かれる。
特異点を排除するためにレイシフトし空へと投げ出されたカルデアのマスターは、自分を墜落の危機から救った謎のサーヴァント——『新宿のアーチャー』を名乗る老齢の紳士と共に新宿の都会を駆ける。
だがその摩天楼は黒き壁と世紀末の狂気が蔓延る、常夜の魔境と化していた。
そしてカルデアは、人の欲望が織りなす悪性と向き合う、新たなる戦いを迎えようとしている…
ゲームにおいて
第1.5部「Fate/Grand Order - Epic of Remnant -」最初のシナリオ。副題は「新宿幻霊事件」
第1部「終局特異点 冠位時間神殿 ソロモン」のクリアにより解放される。
タイトルにある様に新宿が舞台となる。
PVで示されているキーワードは「虚構からの企て」「幻霊」「犯罪紳士」「裏切り者(ダブル・クロス)」「正義の味方(じゃあくなるもの)」「幻影魔人同盟」「人形の女帝」「月下の慟哭」「墜ちる星」「魔弾」「変化自在の無頼漢」。
なお、今回より新規サーヴァントの真名は伏せて公表される方式に変更されるようで、エミヤ・オルタ以外のサーヴァントは新宿の○○という仮称が付けられている。
ストーリーのテーマは悪属性のサーヴァント達で、悪性隔絶魔境の名の通り、CMで登場したサーヴァントは詳細不明のある人物を除いては全てが悪属性の者達で構成されている。また、これに伴ってこのストーリークエストでは悪属性のサーヴァント達の絆ボーナスがアップする。
前述の理由から、チンピラなど登場する人型のエネミーも悪属性であり、
しかも彼らは魔術師に近い肉体へ強化されているようだ。
登場人物
サーヴァント
摩天楼の老紳士 | 黒王 | 竜の魔女 |
---|---|---|
CV:土師孝也 | CV:川澄綾子 | CV:坂本真綾 |
名探偵 | 復讐者 | 悪の親玉 |
CV:水島大宙 | CV:島﨑信長 | CV:土師孝也 |
月下の慟哭 | 変幻自在の無頼漢 | 嗤う鉄心 |
CV:竹内良太 | CV:岡本信彦 | CV:諏訪部順一 |
狂信者 | 劇作家 | 暗殺者 |
CV:置鮎龍太郎 | CV:稲田徹 | CV:稲田徹 |
助っ人 | ||
CV:子安武人 | ||
その他
※新宿のアサシンのもう一つの最終候補であったことを後に明言。後のイベントに登場。
コミカライズ版
月刊少年エース2019年3月号から連載開始。
作画担当は『真月譚月姫』や事前告知キャラのデザインを担当した佐々木少年。主人公は男性。既刊第2巻。
余談
Fateシリーズでは久々となる日本の現代都市が舞台である。
新宿は『Fate/Prototype』の舞台であることから、Prototype初出のサーヴァントの実装がファンから期待されていた。年号もPrototypeの聖杯戦争が起こった年である。
…が、蓋を開けてみればそれは別に関係なかったようだ。
ただし、Fateシリーズの舞台である町をそれぞれの部の最初に持ってきていたり、特異点Fと74%相似しているというセリフがわざわざ出てきた辺り、全く無関係とも言い切れない。(ちなみに、新宿を舞台としたprotoは冬木を舞台としたstaynightの原点に位置付けされる作品である。また、この章には特異点Fと同様にアーサー王と黒化したエミヤが登場していたりと関係を示唆する描写も。補足するとProto本編にもアーサー王が存在する。)
この他、オジマンディアスの幕間にてアーラシュが新宿に付いて語る場面が存在する。(後述)
なお、当の旧セイバーは本章の後の『カルデアボーイズコレクション2017』にて実装されている。
「幻霊」というキーワードから、第一部第六章でこれについて言及したシャーロック・ホームズの登場が予想されており、公開されたPVにも彼と思しき人物が確認されている。
本章を始めとした1.5章の共通項として"創作"が挙げられ、本章に登場するサーヴァントの多くは「物語や空想を下地とした存在」及び「物語を作り出す者」である。
また、いわゆる「オルタ化」にもスポットがあたっており、登場するサーヴァントは何かしらの点でオルタ化、ないし本来の有り様とは異なった姿かたちとなっている。
オジマンディアスの幕間の物語内のアーラシュの発言によると『(新宿の再現フィールドを訪れて)フツーの歴史と違って独特の発展を遂げてるって話だぜ?俺の知ってる街並みに似ちゃいるが、違う。実際の1999年ってのはこうじゃなかった。ーああ、違うな。違う。悪い。俺の知る91年や99年も、それはそれで別物だ。なにせ異世界の出来事らしいからな。』と述べている。この事からProto世界と従来の型月世界における新宿は少々異なるようである。
また、1999年は日本では空からアンゴルモアの大王が現れ人類が滅亡するとされた『ノストラダムスの大予言』が騒がれた年であり、隕石の落下という要素はこれが元ネタになっているものと思われる。
なお、新宿は照明が絶えない都市ではあるのだが、タイトルが『悪性隔絶魔境』であるためか、街の四方は黒い壁のような物に覆われ、MAPはアイコンを除き、モノクロで表現されている。
この章をクリアすると「証明完了」の文字が出てくる。
関連イラスト
関連動画
関連タグ
Fate/GrandOrder Epic of Remnant
魔界都市ブルース:同じく新宿が舞台で、オマージュ元ではないかと言われている。
前後のストーリー
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