概要
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』の各バージョンのパッケージを飾った伝説の禁止級ポケモンであるディアルガ、パルキア、ギラティナを合わせた通称。三匹のいずれにもドラゴンタイプが含まれているが故の呼び名である。「シンオウ三竜」とも。
ディアルガとパルキアはシンオウ地方の神話において、アルセウスが生み出した二匹の分身と語られている。それぞれ時間と空間を司り、物質世界を創ったという。
対してギラティナは神話に殆ど登場しない。シロナ曰く、二匹と同時に生まれたもう一匹の分身。暴れ者故、破れた世界に追放され、反物質の世界を司る。
いずれも通常特性はプレッシャー、隠れ特性はテレパシーとなっている。
アルセウスによって同時に生み出された存在とされているため、ファンからは三匹で兄弟のように扱われることも少なくない。
全員の合計種族値が680。いずれも珍しい組み合わせの複合タイプと、それによる優れた耐性を持つ。他の伝説トリオなどに比べると特殊寄りの種族値であり、第3枠も綺麗な両刀型または耐久型とこれまた珍しい。
専用道具として「こんごうだま」「しらたま」「はっきんだま」とそれぞれダイヤモンド・パール・プラチナをモデルとした宝玉が与えられている。持たせると自分と同タイプの技の威力が上がり、ギラティナに至っては持たせることでフォルムチェンジする。
レベルアップでは共通して「はどうだん」や「かいふくふうじ」や「だいちのちから」などを覚えられる。
金属的で大型の体躯、竜としては珍しいフォルムも特徴。
「こわいかお」によく似合う赤く黒い目も、ポケモンとしてはクリーチャー風だろうか。
また、幻のポケモンアルセウスと深い関わりがあるからか、HGSSではアルセウスを連れ歩きすると、上記のポケモンいずれか1体(Lv1)の個体を入手出来る隠しイベントが存在する。
また、この3匹には普段の姿の他に、オリジンフォルムなる本来の姿が存在する。ギラティナはプラチナで初登場したが、ディアルガとパルキアは、14年後のLEGENDSアルセウスで初登場した。
ポケモンレンジャーバトナージでは
ディアルガは何らかの事情で負傷し、アルミアのお城に出現。ハーブと主人公が事態の収拾に赴く事に。
戦闘では周囲を爆破してくる事に加え、一定時間が経過するとときのほうこうを使ってスタート地点に巻き戻されてしまう。主人公たちにキャプチャされると時空の狭間へと帰っていった。
パルキアも何らかの事情で負傷し、カバルドン神殿に出現。ハルバ村の空間を歪め、民家の入り口や出口をあべこべに入れ替えた。
戦闘ではあくうせつだんを使って周囲をヒアバレーの銀世界に変えてしまう。そこでは次々と氷柱が生えてくる為、触れるとダメージを負ってしまう。また、ボイルランドの火山地帯に変えて火柱を発生させる他、カバルドン神殿のマップになるとクレセリア同様念力の球を周囲に発生させてキャプチャの邪魔をする。この他にもはどうだんやみずのはどうなどを使ってくる。主人公たちにキャプチャされると時空の狭間へと帰っていった。
ポケモンレンジャー光の軌跡では
ギラティナが前作で登場できなかった為、その補完を兼ねたのかエクストラミッションで登場。
オブリビア遺跡の奥地にアナザーフォルムの姿で出現、主人公にキャプチャされても気持ちが通じなかったが、レイラが転移した先の石碑に収められていたはっきんだまを与えられてオリジンフォルムの姿に戻り、ようやくキャプチャに成功。破れた世界へと帰っていった。
もう一つのエクストラミッションでは三体共に空中要塞に出現し、オブリビア地方の時空を歪めていたが、主人公にキャプチャされて落ち着きを取り戻す。アルセウス出現の折には心の壁とも言うべき光の壁を解除し、キャプチャが出来る状態にしてくれる。
関連イラスト
関連タグ
三貴子(アマテラス ツクヨミ スサノオ)・・・モチーフになったと思われる存在(ディアルガはスサノオ、パルキアはアマテラス、ギラティナはツクヨミに対応)
ギリシャ神話(ゼウス/ポセイドン/ハデス)・・・モチーフと思しき存在その2。ギリシャ版の三貴子。(ゼウスがアマテラス、ポセイドンがスサノオに相当。)ディアルガがクロノス、パルキアがウラノス、ギラティナがオピーオンなどギリシャ神話の歴代支配者に結び付ける意見もある。
トリムールティ(ブラフマー/シヴァ/ヴィシュヌ):インド神話においてもいわゆる三巨頭というものが存在しており、彼らの力を基に世界は成り立っているという。