概要
クッパ軍団の居住地にして本拠地。クッパの悪役としての立場上、此処がゲーム本編における最終ステージとなる場合が多い。主にお堀や城内などには溶岩があり、複雑な構造をしており、罠や仕掛けなどがたくさん仕掛けられている。
浮遊城であったり、別荘があったり、果ては星自体が拠点となっている作品もあるため内装や外装のデザイン、城自体の大きさや装備は大きく異なる。また、ごく一部の作品だけであるがクッパ城そのものが敵として登場したり、アイテムとして使用することが可能な作品もある。
作品別
アクションシリーズ
『スーパーマリオブラザーズ』及び『スーパーマリオブラザーズ2』では他の城と全く同じデザインであった。
個性が付き出したのは『スーパーマリオブラザーズ3』からで、他の城に比べ明らかに不気味で巨大なデザインになった。
『スーパーマリオワールド』では恐竜ランドの地下、魔王クッパの谷の奥地に構えている。本作では「KOOPA」の看板付き。
以降はピーチ城そのものを乗っ取ったり、別の島が舞台になったりでしばらくアクションシリーズでの出番はなくなってしまう。
『Newスーパーマリオブラザーズ』に登場して以降はデザインが固定化され、城門にクッパの顔がつき、上部にクッパの甲羅を模した屋根がついたようなデザインになることが多くなった。
『スーパーマリオ3Dワールド』ではようせいの国の上空にクッパ城があるほか、更にその上にクッパの遊園地である「クッパランド」が存在する。
『スーパーマリオブラザーズワンダー』では、ワンダーフラワーの力によってフラワー王国の城と合体してしまった城クッパが登場する。
RPG系作品
RPGシリーズではクッパ以外の悪役に乗っ取られてしまうことも多い。
『スーパーマリオRPG』ではマリオの家と非常に近い場所に設置されている。物語冒頭から登場するものの、カリバーが刺さりカジオー軍団に占拠されてしまう。本作ではラストダンジョンではなくその後に武器世界に突入することになる。EDではカリバーが刺さったことにより城が損傷し軍団総出で修復作業をしていた。実は『スーパーマリオRPG』のクッパ城の玩具も存在する。
『マリオ&ルイージRPGシリーズ』の初期作品ではクッパの上半身がそのまま城になったようなデザインになっていることが多い。また、ほとんどの作品で浮遊することができる。
『マリオ&ルイージRPG』では上空からマメーリア王国を攻撃するなど攻撃性能も兼ね備えている。本作でもゲラクッパに乗っ取られている。
ちなみに、本作のマリオとルイージ曰く「トイレの位置も把握している」とのこと。
『マリオ&ルイージRPG2』では過去のクッパ城が登場。この作品でもベビィクッパを元にしたデザインになっている。
『マリオ&ルイージRPG3!!!』ではゲラコビッツに乗っ取られたうえ改造されてしまったことで城自体が敵として登場。クッパの初巨大化バトルの敵となる。撃退後はボロボロになってしまい、まるで骨折したかのようなデザインになる。この作品では広間にシアターが、地下には冷凍施設や宝物庫がある。
『マリオ&ルイージRPG4ドリームアドベンチャー』ではアックームと共にドリームストーンに願ったことでネオクッパ城として登場。トゲトゲしいデザインの浮遊城であるほか、攻撃性能も高く小さな島1つくらいなら余裕で消すことができ、さらにバリア機能まであるためほとんど無敵。ネムルーゴの体当たりでなければ何も対処できなかった。
『マリオ&ルイージRPGペーパーマリオMIX』ではNewスーパーマリオブラザーズシリーズとほとんど同じデザインで登場。中盤からはペーパークッパ軍団の力とニテルデ諸島地下にある鉱石の力を使うことでやはり浮遊城となり、名前もネオクッパ城に変わる。ピーチ城を砲撃して半壊させるなど、武力も相当なものとなっている。
ペーパーマリオシリーズ
『マリオストーリー』ではクッパクラウンに似たデザインの半球体の上にある城であり、キノコ城を乗せて宇宙まで浮上する。
『ペーパーマリオRPG』や『スーパーペーパーマリオ』ではなんの変哲もない比較的普通の城のデザインになっているが、冒頭にしか登場しない。
ちなみに、『スーパーペーパーマリオ』では異世界に飛んできてしまったため、ピクセランドの使われていなかった城を仮のクッパ城としていた。
『ペーパーマリオスーパーシール』ではW6-3「空中クッパ城」として登場。
クッパの顔が前面に出たデザインになっており、5つのロイヤルシールを集めW6-1「ゲートクリフ」でペパライズを行うとキノコ王国のはるか上空に登場。場所が場所の為成虫になったハナチャンに乗ってクッパ城に向かう事となる。
『大乱闘スマッシュブラザーズfor』から登場したステージ「ペーパーマリオ」にもこの城が登場しており、前面についたクッパの顔が回転するようになっている。
『ペーパーマリオカラースプラッシュ』ではクロクッパ城と呼ばれており、またも上空に登場。
マリオ達の元に駆けつけたルイージのカートに乗りイロドリの泉に戻った6つの大ペンキスターによって出現したレインボーロードを渡って向かう。各地で奪ったインクを場内で黒インクに加工しイロドリアイランドを真っ黒に染めようとしていた。
ネタバレになるが、ストーリーをクリアするとペンキーがクロクッパ城を絞りカードにしてくれる。とても強力なカードであるものの入手するには毎回クロクッパ城を攻略しなくてはならないためやや面倒。
『ペーパーマリオオリガミキング』では緑のカミテープが出ている場所でブンボー軍団のハサミにより占領されさらにアクシデントで天空スパーランドに墜落してしまいカメックらクッパ軍団がスパーランドで借金返済の為に働く羽目になっており、おまけに訪れた際にクッパ城に近づこうとするとオリガミボスK.K.に行く手を阻まれる為近づけない。オリガミボスK.K.撃破後クッパ城に突入、その後ハサミによって生み出されたきりえへい達や黒い手、ヒャクメンハリボテメット及びハサミと戦闘となる。
マリオカートシリーズ
マリオカートシリーズでは初代『スーパーマリオカート』から毎作品新規コースが登場しており、『マリオカート64』以降の作品では「クッパキャッスル」というコース名になっている。詳しくはクッパキャッスルの項目を参照。
外伝作品
『スーパーマリオボール』では溶岩ステージに城を構えており、各エリアのスター・キーをはめないと城門が開かない。デザインは特に変わらない。
『スーパープリンセスピーチ』ではキド・アイラック島に別荘を構えている。スカイ・ザ・ルンルンのさらに上にあると思われ、クッパに挑むには道中のキノピオ達を全員救出していなければならない。
アニメ版
『ピーチ姫救出大作戦!』では普通の城で、海に面した断崖絶壁に建てられている。
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』では浮島ダークランドに建設されている。浮遊城であり、移動も自在なため、作中では飛行船とも言われている。
スーパーマリオくん
基本的に原作通りの設定だが城らしく門番がおり、マリオを食い止めるべく戦う話がある。
その門番も「スーパーマリオワールド」編ではトーピードの砲台についている手、NewスーパーマリオブラザーズWii編ではドッスンとメジャーキャラからマイナーキャラまで関係なく登場している。「スーパーマリオ64」編でキノコ城を乗っ取った際も本編ではあまり出番のないドングルを門番に据えている。
また、城内でも敵と戦うことがあり、大まかに分けて各部屋を守る番人と戦うパターンと下っ端の大軍団と戦うパターンの2種類がある。
「ヨッシーストーリー」編ではベビィクッパの動向を描く際にベビィクッパ城が度々登場。ヨッシーと勘違いされたマリオが一度連れて行かれたり、城内には原作のように多数の仕掛けや敵がうごめいていたりする。また、ベビィクッパを守る刺客としてにゅうどうやおばけだま、目隠しテレサが登場した。
3巻の巻末漫画では偽のクッパ城が登場した。こちらはクッパによって操縦される飛行要塞であり、口腔から伸びる長くて大きいベロを攻撃手段とする。マリオを宇宙まで投げ飛ばしてしまうなど凄まじい戦闘力を見せた。
しかし宇宙のスターたちからパワーをもらったマリオには敵わず、今度は自分が宇宙の彼方まで投げ飛ばされて敗北した。
「スーパーマリオ3Dランド」編以降は城突入とラストバトルがほぼ同時進行になり、門番や城内での戦いなどは特に描かれないことが多い。