おっぱい
おっぱい
概要
匠の業による芸術にして永遠の男のロマン。母性・包容力の象徴で、マザコンの子供(や成人)を魅了する存在でもある。
大きさやシチュエーションで名称が異なる。
みんな大好き、おっぱい。
形や質感がチビケモや赤ちゃんの後頭部に似ているという噂がある(これらがぱふぱふされやすい理由になっているのだろうか)。
pixivにおいて、おっぱいに関するイラスト・マンガは、版権作品・オリジナル作品に関わらず色々なキャラクターの様々なおっぱいが毎日数多く投稿されている。
興味深いことにタグの性質上、R-18指定のイラストが多く見受けられるものの、その数は約半数、残り半数は全年齢向けだったりする。
晒さぬおっぱいもまた一興。実に紳士的である。
TIPS
女性の胸が膨らむ理由
諸説存在するが、概ね以下のとおりと言われている。
- 乳腺を衝撃から守るため
乳腺は血液等の体液を母乳に転換する器官であり、子供を産み育てるという女性の生物的な役割には重要なものである。これを脂肪で覆うことで、乳腺を外部からの衝撃から守ろうとして発達したとされている。
- 男性に自分が“成熟した女性だ”とアピールするため
元来サル目の動物の多くが臀部の状態で成熟しているか否か、また繁殖期か否かを判別している。しかし人間は直立二足歩行によって、股間や臀部を確認しづらい体型に進化したため、判別が難しくなってしまった。
そこで人間は、進化の過程で臀部に代わって胸の膨らみを発達させ、成熟した女性か否かを判別するようになったのではないか……という説がある。
この説の理由には、人間と他のサルと乳房を比べた場合、明らかに人間の乳房が大きく発達していたことが、一つ挙げられている(乳房の発達はホモサピエンス以外では、一部の家畜でしか見られない)。
男性が女性のたわわに成長したおっぱいに思わず視線をやってしまうのは、人間のオスとしての正常な本能なのだ。(というか胸に関わらず、小さいものよりも大きいものに目が行くのは人間として自然な事である。というわけなので、でかいおっぱいに目が行っているからと言ってその人が巨乳好きとは限らない。)
……ただし、オスとして正常でも、不必要にガン見したり、触ったりするのはやめましょう。お巡りさんが飛んできます。
ちなみに胸がどのくらい膨らむかは、女性ホルモンの分泌量が関与している。詳しくは後述するが、第二次性徴期にかけて多く分泌されればされるほど、巨乳になっていくのだ。
ただし、女性ホルモンが多く分泌されると身長の伸びを止めるメカニズムも働くため、巨乳な人ほど背が低い傾向にある。
母乳について
巨乳キャラと母乳ネタがリンクすることも多いが、乳房の大きさと母乳の分泌量は実は固定された関係に無い。
これは乳房を発達させるホルモンと母乳の分泌を促すホルモンが別であるため。
たしかに乳腺が過剰に発達している女性は、正常ではない母乳の分泌が起こることがままあるが、逆にいわゆる貧乳の女性の母乳分泌量が乏しい傾向にあるというデータも存在しない。
付け加えるなら、乳房の小さい女性で母乳の分泌が多い場合、乳房が張って痛むこともある。
また、母乳の分泌を促すプロラクチンの分泌は視覚による乳児に対する庇護本能の発露・乳首への吸引に基づいた刺激、などで促進される。
このため、プロラクチンの分泌は主として産後に始まる。ゆえに妊娠中には余り母乳は分泌されない。
なお、乳房を発達させるエストロゲン・プロゲステロンは、性腺である卵巣から分泌される所謂女性ホルモンだが、プロラクチンは脳下垂体ホルモンである。つまり、男性でも母乳が出ることがあるのだ(思春期などにおいて「魔女の乳」と呼ばれるものが出るほか、去勢ヒツジやヤギなどでも出る。これら家畜の雄の乳はカゼインが多めだったという報告もある)。
大きさについて
おっぱいの大きさを表すのに「カップ」を用いることがあるが、これはあくまで大量生産品であるブラジャーの規格で、必ずしも視覚的なおっぱいの大きさと一致するものではない。
おっぱいの大きさは、乳腺の発達具合に比例する。体脂肪量や骨格が同程度であろうとも、おっぱいの大小に差が生じるのはそのためである。すなわち乳腺は「おっぱいの骨格」とも言える。
因みに今日本で一番売れているサイズはDカップである
年々と平均サイズはおおきくなっている
そもそも「カップ」というものを説明すると、「(日本のブラジャーの場合)トップバストとアンダーバストの差を2.5cm刻みでアルファベット順に表したもの」である。
なぜこれがおっぱいの大きさを正しく表さないかと言うと、アンダー65のF/アンダー70のE/アンダー75のD……これらブラジャーのカップはすべて同じ容積となるからである(形状は大幅に異なる)。
アンダーバスト、つまり人間の胸郭は楕円形であり、X軸方向に広がれば(=胸郭が広ければ)当然そこに乗っかるおっぱいもX軸方向に広がる……すなわち大きくなる。アンダーバストは、言わばおっぱいの土台ともなるものである。
ゆえに「バストの大きさの目安」として用いるならば、アンダーとカップの規格を併記することがベターである(それでも後述のように正確ではない)。[底面積:単位cmの二乗]は[高さ:単位cmの一乗]よりも数値的に容積に対して影響が大きいため、アンダーバストが小さいと同じカップサイズでも容積は小さい。
無論おっぱいの大きさは、トップバストとアンダーバストの差があればあるほど大きくなることは間違いないのだが、それはすなわち、いくらトップが大きかろうと、それと並ぶほどアンダーまでが大きすぎると「大柄な貧乳」ということになるし、逆にトップが小さかろうと、アンダーとの差が大きければ「小柄な巨乳」ということになる。
このアンダーバストは[身長×0.432]が理想とされる。アンダーは肋骨が大きく影響する数値なので、理想値から極端に小さくなることは絶対に無い。よって必然的に低身長はアンダーバストが小さく、高身長はアンダーバストが大きくなるのだ。……とは言え、アンダーも「周囲の長さ」なので、皮下脂肪が倍々ゲームで反映されるため、大きくしようと思えば出来なくも無いが、不利益しかない。百害あって一利なし。
ちなみに日本における平均値は身長159.5cm、アンダーバスト71.8cm。平均的な身長なら65cmはスレンダー、75~80cmで“ふっくら”しているということになる。
上記全ての要素が重なった結果、結果として「見かけ上普通サイズなのにFカップ」 「見かけ上大きいのにCカップ」という例が生まれ、世の純情な男性を混乱させている。
特に日本ではH65以上という非常に大きなバストの持ち主の場合、ブラジャーの選択肢が極端に狭まり、多少身体に合わなくとも市販最大サイズを着けざるを得ないことも多い。このことが更に「カップ」「アンダー」というものの理解をややこしくしている。なお、ウエストはホモ・サピエンスの内臓や骨格により55cm前後が絞る限界となるため、アンダーバスト60未満は考える必要はない。
ブラのサイズにおけるおっぱいの重さ
容積が規格化されていて、体脂肪の比重が0.91なので簡単に重量換算できる。
目安身長※ | - | ~170cm | 170~160cm | 165~150cm | 155cm~ |
---|---|---|---|---|---|
ミカン1個 | 70g | A75 | B70 | C65 | D60 |
柿1個 | 140g | B75 | C70 | D65 | E60 |
リンゴ1個 | 240g | C75 | D70 | E65 | F60 |
夏みかん1個 | 380g | D75 | E70 | F65 | G60 |
大玉梨1個 | 570g | E75 | F70 | G65 | H60 |
小玉メロン1玉 | 800g | F75 | G70 | H65 | I60 |
小玉スイカ1玉 | 1,100g | G75 | H70 | I65 | J60 |
※対象の女性のウエストが理想値前後と仮定した場合。
おっぱい記念日・季語
おっぱいを大きくするには
注意:薬剤使用を勧めているわけではありません
一般的には第二次性徴期から25歳頃までの間が成長期とされているが、当然ながら成長の度合いには個人差がある。
その期間を過ぎてしまったら大きくならないのか、というとそうではない。
内分泌系が強く作用している期間は「胸が張る(≒大きくなる)」ということは知られているのでその状態を作ればよい。
しかしハイリスク・ローリターンな方法しかない。
- 経口避妊薬の服用
- 女性ホルモンの注射
- 妊娠する
不健康的な生活をしない・小さくてもストレスに思わない・形を維持することに努める・自慰行為で必要な女性ホルモンの働きが活性化させる等の基本的なことを続ければ大きくなる可能性はある。
ただし自慰は性欲に依存するので性欲が少ないほど難しくなる。
余談
実は日本において、女性の乳房を性的なものとする価値観は、明治時代以降に西洋から入ってきた、まだ100年そこそこの新しい価値観であり、日本古来のものではない。
江戸時代までの日本では、女性の胸は「赤ん坊の飲み物」としてしか認識されておらず、性的な魅力を感じるものではなかったとされる。
事実、当時の日本では女性が入浴などで上半身裸で胸部を露出している様子は普通であり、標本採集のために来日したアメリカの動物学者であるエドワード・S・モース博士は、自身の著書『日本その日その日』にて、
「ある村で人力車の上から、一軒の家の前のほとんど往来ともいうべき所で、一人の婦人が例の深い風呂桶で入浴しているのを見かけた。彼女は身体を洗うことを中止せず、平気で我々一行を眺めやった。人力車夫たちは顔を向けもしなかった」
と語っており、西洋からやってきた宣教師なども、そんな様子を見て驚き、日本を文明未開国扱いしたほどである。
もちろん日本は当時から世界的にも立派な文明国であり、価値観の違いだけで未開国扱いされたのは大変失礼な話である(日本人も西洋人を「南蛮人」「夷狄」と呼んでいたが、これは大陸から伝わった呼称であり、蔑称と知らずに使われていた節がある)。
明治以降、日本としては西洋諸国に舐められないためにも、西洋の文化を取り入れる必要があり、その中で女性の胸は性的なものという価値観も取り入れられ、今に至っている。
とはいえ、現代では西洋諸国の価値観という感覚よりも、日本国内においては「架空の創作表現を規制あるいは萎縮させる可能性のある」法案・条例案、およびそれを制定しようとする団体などの活動による価値観の影響がとても強い印象である。
テレビなどのメディアでは、女性の乳首の露出によくモザイクやぼかしがつけられるが、実は日本の法律上は女性の乳首や乳房は18禁には当たらない(性器では無いとされる)ため、あくまで自主規制で行われているものであり、義務付けや規制されているわけでもない。
実際に、90年代に放送されていた『志村けんのバカ殿様』において、女性キャストが上半身裸になるシーンが盛んに放送されていた。
ただし、これはあくまで日本国内だけの話であり、海外となると、例えばアメリカなど、女性の胸部露出が法律によって明確に年齢制限の対象とされている国もある。 もちろん逆に、日本以上に規制の緩い国も存在する。
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