北斗無双
ほくとむそう
概要
『三國無双』『戦国無双』など無双シリーズで知られる株式会社コーエーと、かつて週刊少年ジャンプで一世を風靡した漫画『北斗の拳』のタイアップ作品。ちなみにプロデューサーは『戦国無双』シリーズの鯉沼P。
前述の無双シリーズ同様に、『北斗の拳』のキャラクターが詰め寄る敵(モヒカン)たちを相手に暴れまわる一騎当千アクションゲーム。次世代ゲーム機の高画質グラフィックで再現された世紀末の世界とキャラクターたちは必見である。
第一作『北斗無双』
2010年3月25日にPS3・Xbox360にてそれぞれ発売されている。
本編の主人公ケンシロウの視点で原作漫画に沿ったストーリー(ラオウ編まで)をプレイする「伝説編」の他、各キャラクターの視点で「もしも」のストーリーが展開するゲームオリジナルシナリオ「幻闘編」、
特殊なミッションをメインにステージクリアを目指す「挑戦編」など様々なモードを楽しめる。
後に英語音声とその他細部を修正した改訂版『北斗無双international』が発売された。
イメージソングは谷村奈南の「FAR AWAY」もしくは「Believe you」ではあるが、international版では削除されている。
第二作『真・北斗無双』
2012年12月20日に、『真・北斗無双』がPS3・Xbox360・WiiUで発売。
ゲームの一部システムが見直される他、前作でモブ扱いだったキャラクターがプレイアブルキャラクターとして多数登場。その他キャラクターも大幅に追加されストーリーもより深く掘り下げられている。
今作の「伝説編」ではラオウ死去以降の「天帝編」「修羅の国編」「ボルゲ編」と、原作の最終話までのストーリーが収録されている。
(リュウは犠牲になったのだ…。)
また「幻闘編」では、それぞれのキャラクターたちが本編に登場するまでの経緯が描かれている。
さらにオンラインで協力プレイが可能など、遊びの要素がより一層強化された。
イメージソングはV6の「ROCK YOUR SOUL」。
第三作『真・北斗無双モバイル』
2020年から配信開始されたスマートフォン専用アプリゲーム。
これまでの無双ゲームシステムがMMORPGとして落とし込まれ、キャラクターも前作からヒューイ、シュレン、牙大王(本作では「牙親父」名義)、カーネルなどがPCとして実装された。
ストーリーや作中のムービーは過去作からほぼ流用されており目新しさに欠けるものの、携帯機に高精度の3Dモデルを落とし込んだ点では評価の声も高く、またアクション性はこれまでのタイトルから大幅に改善されスピード感と迫力を感じさせるものになっており、その他クリスマスや正月、バレンタインに合わせユニークにアレンジされたキャラクターや奥義、カードもいくつか配布されるなど、視覚的にも楽しめる部分も多い。新キャラ実装時期に公開される幻闘編は、第一作に準じてifのシナリオが展開。「もしもシンがマミヤと出会っていたら」「もしもジャギがレイと遭遇したら」「もしもアミバがGOLANと接触したら」など、新たな展開が追加された。
反面、倍率のシビアな闇鍋ガチャに加えてガチャ自体を回すために必要なオーブ、およびキャラの成長に必要なマネーの枯渇から、キャラの育成には頭を悩ませる問題が多く、改善措置の意見も方方から上がっている。加えて、オーブや高速戦闘チケット、スタミナ回復アイテムなど円滑にゲームを進めるためのアイテムの有料販売、最大100万円近く支払うことになるVIPシステムなど、あまりに露骨な集金システムについても悪評がついており、極めつけは最初の大型アップデートにおいて、チャレンジモードの報酬アイテムが大幅減少するという下方修正も相まって罵詈雑言が飛び交う炎上に発展してしまった。
Pixivでは
ゲームオリジナル衣装をまとったキャラクターイラストの他、幻闘編のオリジナルシナリオのシーンの再現や、その中で登場したコンビやチーム(ジャギ&アミバなど)のイラストにこのタグが付けられる傾向にある。