スカイランド(プリキュア)
すかいらんど
概要
『ひろがるスカイ!プリキュア』に登場する異世界。
第1話時点では複数の小さな浮島に町があり、王城の立つ城下町のある浮島は一際大きいという全景が描写されている。
そんな環境ゆえか人語を話す異種族が多数存在し、人々と当たり前に共存している。
「遊覧鳥」のように少なくとも飛行能力で人間や他の異種族の交通手段に貢献する者も珍しくなく、王宮では某RPGシリーズマスコットキャラクターの鳥に乗った衛兵達が警護を務めている。
剣と魔法のファンタジーな雰囲気が強い世界であり、スカイジュエル等を利用した独自の文明を築いている様子。
ソラシド市に召喚されたソラが自動車やテレビを見て驚愕していたり(第1話)航空力学が学問としての認知が薄い実態から、科学の概念自体があまりないらしい。
但し文化水準は結構近代的なようであり人間界と同様に学校も存在するが、ソラが学校を「誰でも入れる場所」と発言している点から一種のフリースクールである模様。
青の護衛隊の隊長にシャララが就いていたり、当地出身のヨヨが『ハイパースゴスギレジェンド博学者』の肩書を持つなどの事情から女性の地位が高いようである。
日本並みにはっきりとした四季もある(第5話より)。
住民
主要人物
王族
ハレワタール家
シド・ハレワタール(声:櫛田泰道→星野貴紀) |
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ソラの父。 |
レミ・ハレワタール(声:有賀由樹子) |
ソラの母。 |
レッド・ハレワタール(声:藤原夏海) |
ソラの弟(イラスト右側)。 |
文化
ソラシド市との繋がり
スカイランド語
- 公用語の概念があるかは不明ながら、広く一般に日本語が普及している。
- ただし、使用している文字は日本語とは異なり恐らくローマ字の子音のみをラテン語のアルファベットで書かれたようなものと思われる。
- アルファベットや漢字のように複数の文化圏に跨がって使われる文字は多いが、口語が同じで文字が異なるケースは現実では見られない。
スカイジュエル文明
食文化
- ソラは虹ヶ丘家で焼き鮭の味に感動したりレトルトのカレーライスの味を気に入ったりしているが、スカイランドの食生活がどのようなものなのかは謎。
- スカイランド人は鳥と親しい文化を築いているが、第8話で虹ヶ丘家の食卓にゆで卵のサラダが出ているところを見ると卵は普通に食べる模様。
- また、都の商店街ではリンゴや洋ナシなどの果物、大根のような野菜がたくさん売られていた様子から果物や野菜が豊かな風土であるようだ。
- スカイランドの料理は地球のそれと名前や内容が酷似したものが多く、プニバード族の祝賀料理『ヤーキターイ』は「鯛焼き」に近く、小麦や小豆に酷似する現地素材で調理する。
- その他、まんま「シチュー」である『チシュー』や、「ボールドーナツ」そっくりな『ドールボーナツ』などもあり、味や食感もほぼ同じだが微妙な差異がある模様。
スカイランドの鳥族
鳥以外の生き物
スポーツ
- 人間界のリレーのようにチームで走りバトンを渡す陸上競技『ラルー』があるらしい。
スカイランド神拳
- ソラが行使する拳法(武道の一環として挙げられている)。
- 国の名前をそのまま冠する辺りスカイランド内の知名度が高そうに見えるが、ヨヨ曰く「スカイランド内でも既に途絶えて久しいもの」らしい。
スカイランド暦・風習
その後
第48話にてスカイランド王都をカイゼリン・アンダーグが襲撃し、ワープトンネルから多くのスカイランド市民がソラシド市に避難する事になったのだが、個人の敷地内で行った事とはいえ元々スカイランドとこちら側との交流基盤が出来上がっている様子は見られなかった。
かつて、スカイランドにも異文化に対する偏見・差別の歴史が存在していたがそれらに関する謎が明かされることはなかった。
余談
前作では異世界クッキングダムは登場するも、プリキュアは全員地球人であったため、「正規のプリキュアを輩出した、純粋な異世界」はホープキングダム以来実に8作ぶりであり、実は令和の作品では初である(魔法界、ヒーリングガーデン、グランオーシャンは地球発祥の世界であり、厳密な意味での異世界ではない)。