本ゲームは演出の都合上、高難度・不親切な作品になっています。理不尽かつ悪意のあるクリア条件などが多分に含まれますので、予めご理解の上、お楽しみ下さい。
公式サイトより
概要
元々はTBSの年末特番『クイズ☆正解は一年後』2023年版の優勝チームが挑めるボーナスチャンスクイズのダシとして製作され、夏頃に全国の中古ゲームショップに10本だけばら撒かれたファミリーコンピュータ(及びファミコン互換機)用ソフト。開発はハッピーミール。販売元はPhoenixx。
放送された企画は同ゲームのファミコンソフトを制作し、そのソフトを全国の中古ゲーム店に10本流通させて購入者がクリアできるかを検証するもので、ばら撒かれた10本のソフトはすべて売れたが2023年の年末までにクリアできた人は現れなかったという公式曰く「難易度はかの『たけしの挑戦状』レベル」の難解なゲームとなっている。
のちに生放送中のネタバラシと同時に12月31日にニンテンドースイッチ用ダウンロードソフトが販売となった。また、同日にビックカメラ有楽町店で豪華特典が同梱されたコレクターズ・エディションとして限定パッケージ版が先行販売された。
本ソフトのパッケージ版については2024年1月11日に発売された。
あらすじ
『クイズ☆正解は一年後』の年始収録が終わった赤坂TBS。その直後、レイザーラモンRGがスタジオ裏で変わり果てた姿で発見されてしまう。
過去の前例(後述)からドッキリを疑う出演者が多い中、田村淳が独自に捜査をすることに。
登場人物
- ロンドンブーツ1号2号:田村淳(主人公)、田村亮
- 枡田絵理奈
- FUJIWARA:藤本敏史、原西孝幸
- 有吉弘行
- おぎやはぎ:小木博明、矢作兼
- フットボールアワー:後藤輝基
- バカリズム
- 野性爆弾:くっきー!
- レイザーラモンRG
- みなみかわ
- ウエストランド:井口浩之、河本太
- 鬼越トマホーク:金ちゃん、坂井良多
- ゆうちゃみ
以上、2023年版の出演者。
なお、企画を把握している彼らはダウンロード版を先行入手している。
また、鬼越トマホークが作中で披露しているネタは本人たちが書いたもの。ただし、ネタ作成を依頼した藤井Pはネタバレ防止のために「そのネタをどこで使うか」は彼らに伝えていない。
動画
関連項目
リンク
以下、ネタバレ注意
マニアックなネタ
本作には『クイズ☆正解は一年後』であったクイズや出来事が多数仕込まれている。中には『クイズ☆タレント名鑑』であったかなりマニアックなネタも収録されており、『地獄の軍団』マニアならニヤリと来るネタも。
例
- RG「『最後の弟子』と名乗るやつ現れがち~♪」
- 2023年の『正解は一年後』で披露した「2023年あるある」。これがこのゲームの根幹にかかわることになる。
- 淳「これさあ、いつぞやの殺人事件企画の第2弾?」
- 『クイズ☆タレント名鑑』で起きたドッキリ企画「GO!ピロミ殺人事件」のこと。この時の探偵役はマスパンだった。
- 隠し呪文「オダムド」
- ステッカーまみれの沖縄料理店
- 2018年の『正解は一年後』のチャンスクイズ「QRチャンス」で協力してくれた渋谷の沖縄料理店。なお店名は実際にあった(2022年2月閉店)ものと異なっている。
- 怪しいステッカーで大金を手に入れるイベント
- 2018年の『正解は一年後』の「QRチャンス」で番組が貼り付けたステッカーの内容。アクセスしてもらえるのはゲーム内では「仮想通貨で3億円」だったが、番組の企画では「10万円(亮の自腹)」だった。
- 竹やぶで穴掘りイベント
- 2014年の『正解は一年後』のチャンスクイズ「竹やぶに埋めた亮のサイフ 一年後ある? ない?」が元ネタ。掘り出したものがボロボロになるところまできっちり再現している。
- とあるシーンに登場するエゾシカ人間
- 2015年の『正解は一年後』の問題「今年ブレイクするハーフタレント」に対するくっきー!(当時は「川島邦裕」)の回答。
- とあるシーンに登場するUFOとグレイ型宇宙人
- 2019年の『正解は一年後』の問題「今年ブレイクするハーフアスリート」に対するくっきー!の回答。名前は「リトル宮川グレイ」。
- 作中に登場する一昔前の言葉を喋る九官鳥
- 2015年の『正解は一年後』のチャンスクイズ「九官鳥チャンス」で亮が調教していた(が、逃がした)九官鳥の「豚ホルモン」。
- サザエさんとこのホタテオ
- 2017年の『正解は一年後』のサザエさんの次回予告の問題でのくっきー!の回答に登場した架空のキャラ。
- 寺田魂、心ジョージ、寺寺心
- 前者は2022年、後者2つは2023年の『正解は一年後』の芸能界の出来事(という名の改名大喜利)の問題より。矢作のリクエスト。ご丁寧に絡んだ人物ごとに名乗る名前が違う。
- ???「インスタの投稿から居場所を特定するって企画で使われた花屋さん?」
- 2022年の『正解は一年後』の番組Instagram連動企画「インスタ指名手配犯」より、番組から指名手配になった女性が勤めている花屋さん「東京フラワー」。同店は本作にも関わっており、リアルの「東京フラワー」にて本作の攻略に必要なキーワードを掲示してある。
- 手がかりを盗んでいった「ダイナマイトジョンソンくん」
- 『ビートたけしのスポーツ大将』に登場したベン・ジョンソンを模した人形の名前。まさかの他局ネタ。なおベン・ジョンソン本人は『クイズ☆タレント名鑑』にも何回か出演している。
- パスワード
- 各章の最初から始めるパスワードは左下から縦読みができる。内容はファミコン世代なら共感できるかも。
以下、核心に迫るネタバレにつき隔離。
実は「田村淳が主人公」なのはこのゲーム全体の1/5でしかなく、ゲームをある程度進めると淳は黒幕の手によって殺害されてしまう。その後は有吉が主人公の『ありよしの名探偵』にタイトルが改められる。
だが有吉もまた核心を突いたことで黒幕の手にかかってしまい、タイトルも矢作が主人公の『やはぎの名探偵』に変更。直前に小木を殺害された矢作が事件の捜査に乗り出すも、矢作もまた黒幕の手で撲殺されてしまう。矢作の死後はフジモンが主人公の『ふじもとの名探偵』が始まり、フジモンが黒幕を探す展開となる。
フジモンが黒幕を言い当てると、なんと生き残っていた全員が黒幕のビームによってドロドロに溶かされて殺害されてしまう。
唯一「生きるっ!」の一発ギャグと共に踏みとどまった原西は黒幕を倒すべく、ディストピアと化した世界を駆けまわることになる。(タイトルも『原西の大冒険』に変更され、ロゴも他の4人が主人公の時とは毛色が違うものになる)