概要
漫画「SPY×FAMILY」に登場する殺し屋の暗号名(コードネーム)。
作中では主に〈いばら姫〉と表記される。
東国〈オスタニア〉にある秘密の暗殺組織「ガーデン」に所属する殺し屋の女性。
「ガーデン」の職員は、店長(CV.諏訪部順一)から〝お客さま(ターゲット)〟が来店(けってい)した連絡が入り、接客(あんさつ)の御仕事が始まる。
〈いばら姫〉は幼少期から「ガーデン」の御仕事を請け負う凄腕の実力者であり、また本作に登場する人物たちの中でも、最強無比といっても過言ではない程に腕っ節が人間離れしている。
さらに〈いばら姫〉という暗号名(コードネーム)にもあるように、容姿の優雅さも併せ持つ美しきアサシンである(もっとも、目標の〝お客さま(ターゲット)〟にとっては“彼女の姿を目にする=人生最期の合図”なのだから、恐怖しか浮かばないだろうが)。
〈いばら姫〉の特徴的な容姿は、薔薇を模した金の髪飾りに、黒いサイハイブーツ、裏地に紅薔薇の模様が施された黒いドレス。そして両手には、薔薇の棘のように鋭い釘のような金の刺突剣。
そうしてご来店(もくひょう)の“お客さま(ターゲット)”を華麗にもてなす。
自身の高い身体能力を活かした近接主体の接客を得意としており、正面突破の力技で〝お客さま(ターゲット)〟と〝お客さまの御付き方〟を次々と接客(さっしょう)していく。
これは「ガーデン」の支援や、予め〈いばら姫〉に御誂え向きな〝お客さま(ターゲット)〟の選別で御仕事をできるという事情もある(公式ファンブックより)。
だが、これら抜きにしても〈いばら姫〉単身で〝お客さま(ターゲット)〟を接客(しまつ)できてしまうのでは…と我々読者に思わせてしまうほど十分強く、仕事終わりの客間(げんば)は紅薔薇の様に真っ赫に染まる___と思いきや、意外にもガーデンには綺麗な接客という心掛けがあるようで、接客後はキレイに掃除をする。
経歴
〈いばら姫〉は当初幼かった弟を育てていくため始めた裏の顔であり、彼が一人立ちした後は、自身の接客業(ころし)で大切な人たちが健やかに暮らせる日常の守護へ繋がると考えている事、この思想から「ガーデン」の御仕事へ誇りを持っていることから、なるべく〈いばら姫〉という自分を続けたい意思は強い。
もちろん公に出来ない事へ関わっている事実は彼女自身も承知しており、実の弟にも〈いばら姫〉である事を秘密にしている。そして「ガーデン」の組織力もあってか、御仕事で〈いばら姫〉の目撃者がいても隠密に続けられている。
現在は、当時「スパイ疑惑」の風潮や人間関係の問題で表向きの公私へ支障が出始めた事で、これらを解決する疑似婚活を考えていた時、偶然に出逢った子持ちの精神科医と利害が一致した事から彼と偽装結婚を果たす。
新しい家族の暮らしを始めると共に、これまでの〈いばら姫〉も秘密裏に続けていく、はた目からは特異(バイオレンス)な-🥜ピーナッツが殻で中身(じぶん)を包んで守るみたいに大切な中身(ひみつ)を守りながら🥜-二重生活(シークレット・ミッション)を行っている。
備考・余談
公式ファンブック
色々なゲームやアニメを参考にし、容姿の趣旨(コンセプト)には殺し屋っぽさを1ミリも考えず、活動的な様態を出すため長髪や丈のある衣装で人物造形がされている。実際なら殺し屋的に動きづらいが、見栄え重視の制作である。
釘のような武器「スティレット」はスパイ小説『針の眼(作:ケン・フォレット)』を参考にしている。このような刺突武器は作者・遠藤達哉の前作「月華美刃」にも登場してたり、作者が戦うヒロインを愛好している事から、無意識に創作してしまったかもと回顧している。
この世界にも作品としての「いばら姫」があるかは不明。因みに本作「SPY×FAMILY」の初期構成から〈いばら姫〉という呼称や、作者にとって「殺す=刺す」のような固定観念、薔薇の棘みたいな愛用武器を登場させる案などから、もう一人のヒロインは「いばら姫」の存在(イメージ)が固まっていたとの事。
二次創作物
pixivで本作「SPY×FAMILY」を検索すると、本稿の〈いばら姫〉を主題にしたファンアート・二次創作が多く投稿されている。
作品の中には「躍動感ある構図」「黒の衣装を纏った美女」「美麗・綺麗と共に在る危険・秘剣な存在感」といった力作も多数みられる。
- 〈いばら姫〉の黒い容姿
- 〈いばら姫〉の御仕事をしている態様
などへ【いばら姫(SPY×FAMILY)】(タグ)が付けられると、より親和性が増すだろうか。また中には流血や返り血など暴力的・恐怖的な描写もあるため、これらが苦手な方は検索に留意ください。
関連イラスト
女は殺し屋だった
〝お客さま〟が入りましたよ〈いばら姫〉
「大変恐縮なのですが...」
「息の根 止めさせて頂いてもよろしいでしょうか?」
関連タグ
類似キャラクター
大佛(おさらぎ)(SAKAMOTODAYS)・・・中の人繋がり、〈いばら姫〉のように黒いドレス衣装(大佛は黒ベール付き)を纏う殺し屋の女性。また近接武器(大佛は丸鋸チェーンソー)を愛用した力技主体の手法という類似項もある。
フレデリカ・ソーヤー(BLACKLAGOON)、ニコニコクリーンハウス(酔狂文庫) ⇒〈いばら姫〉と同じく、お掃除(意味深)を得意とする。
〈黄昏〉・〈007〉⇒ 〈いばら姫〉自身は知らずの内に縁故が結ばれている二つ名
そして〈いばら姫〉の詳細事項は
⇒ヨル・フォージャーを参照。