そこまでにしておけよ藤村とは、Fateシリーズのやりたい放題の権化に対する魂のツッコミである。
……まあ、概説を見るのは自由ですよね
元ネタは『Fate/hollowataraxia』のエピソード「クイズ鬼」。
このエピソードではクイズ鬼(どこからどう見ても藤ねえ)が、Fate/staynightに関連するクイズを出題してくる。
回答は選択式で、2択もしくは3択の選択肢が用意される。
難易度は【初級編/中級編/上級編/最終決戦】の4つ設定されており、上級編までは毎度のおふざけも挟みつつ普通にクイズが進行していく。
……の、だが。
最後の「最終決戦」が、明らかに藤ねえのヒロインルートがあること前提とした支離滅裂なものばかり。
一応言っておこう、そんなものはない。
しかし出てくる5つ問題がどれもそんなものばかり。
そんな問題の3問目の選択肢の一つとして、「そこまでにしておけよ藤村」が登場した。
さっきまで親し気にしていたにもかかわらず、いきなり苗字呼び捨てに切り替わる当たり、ツッコミを入れた当人の塩対応ぶりが浮き彫りになっている。
こんな型月らしいスチャラカな経緯の結果、Fateシリーズで藤ねえが何か仕出かそうとするorやらかした結果に対し、ファンから「そこまでにしておけよ藤村」と返すのがお約束となった。
その後関連作品がYouTubeやニコニコ動画に投稿されると、略称した「SSF」というフレーズも誕生した。
そこまでにしておけよジャガーマン
その後Fateシリーズの発展と共に、ギャグシナリオに突入するといかんなく暴れ回る藤ねえへのツッコミとして、すっかり本フレーズが定着していく。
そして月日は流れ、Fateシリーズ最大の全作品集合企画であるスマートフォンアプリ『Fate/GrandOrder』が始動する。
その中に、疑似サーヴァントと呼ばれる「英霊が現世の人間の肉体を依代に顕現したサーヴァント」が登場し、特に1部7章『絶対魔獣戦線バビロニア』の実装でイシュタルの依代に遠坂凛が選出されたことでSN勢の疑似サーヴァントの実装が現実となり、いずれは関係者も芋蔓式に疑似サーヴァントとして登場することが予想された。
―――矢先に。
藤村大河も同章で英霊「ジャガーマン」として実にトンチキな姿で実装された。
ジャガーと言いつつ、虎柄のぬいぐるみに猫の手型の棍棒を振り回す、どう見てもEテレの知育番組に出てきそうなゆるキャラな風体をしていた。
1部7章という最終決戦を前にした前哨戦という緊迫したシナリオにも拘らず、テンションもキャラもいつも通りの素っ頓狂ぶり。
(一応弁解するとこの姿はデフォルメされているとは云えど原典そのまま)
オマケに章クリア報酬としてついてくるうえに、第三再臨を済ますと、唐突に極道染みた黒スーツの姉御へと変身。第二霊基までのゆるキャラ路線をぶん投げてしまう。
もちろんマイルームでも言いたい放題のやりたい放題。
2018年のイベント『繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン』では、上司であるテスカトリポカからカカオ豆をネコババしていた事実まで発覚。その当人のバレンタインチョコはカカオ豆そのまま。
そして毎年恒例の武闘祭の超高難易度クエスト「エキシビションマッチ」の2018年度版にて、「おいでよジャガーの国」の対戦相手として出場。
武闘祭史上でも稀に見る地獄の難易度で、歴戦のマスターたちを悉く葬り去り、息も絶え絶えに突破or断念したマスターたちは、「そこまでにしておけよジャガーマン」と零すのだった。
ほんとそこまでにしておけよ藤村。
なお、先の上司については、とうとう2部7章で縁を結んだためカルデアに召喚される運びとなった。
なお、どこぞの笑い上戸のディレクターとは関係はないはずである。ましてもじゃ毛の芸人顔負けの俳優とも関係はない。当然、例の番組とも。
どこの関連タグですかそれ
ジナコ=カリギリ:CCC作中で「そこまでにしておけよジナコ」とセルフパロディされた。荒ぶる鷹のポーズとかランチャーとかやってたので残当である。
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