概要
「ふそみち」とは、ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』に登場する戦艦娘、扶桑型1番艦の扶桑と、駆逐艦娘、朝潮型3番艦「満潮」のコンビまたはカップリングを指す呼称である。
史実では、共に西村艦隊に所属し、レイテ沖海戦に参戦した縁がある。
ひねくれて気難しい満潮が、優しく穏やかな扶桑を慕いつつも、素直に甘えられない描き方が多い。
そもそもは西村艦隊の同僚である戦艦山城と駆逐艦時雨のコンビ・CPであるやましぐれの人気に触発されて生まれた側面もある。
西村艦隊は最上を含めて、サービス開始初期からほとんどのメンバーを揃えて編成できた、艦これでも珍しいグループでもある。その最上は姉妹艦の三隈とのコンビ・CPが定番なので、必然的に扶桑と満潮で手が空いた状態にもなっていた。
「ネガティブで捻くれ者の山城を、控えめで穏やかな時雨がフォローする」というあちらに対し、「大らかで慈愛に満ちた扶桑が、生真面目だが未なお過去の因果に囚われ苦悩する満潮に寄り添う」と、丁度役割も立ち位置もやましぐれと対極にあるのも面白い。
やましぐれに比してマイナーな一方、デレの破壊力に定評のある満潮だけに、扶桑の優しさに絆されつい不器用ながら甘えたり、ほかのメンバーには見せない顔を扶桑にだけ見せたりと、やましぐれとはまた違った見る側をほっこりさせるシチュエーションが多いのが魅力と言える。
史実
所属していた第八駆逐隊、第二四駆逐隊で、僚艦をすべて失い、新たに第二水雷戦隊の第四駆逐隊に配属された満潮と、それまで何度か出撃しつつも、直前に作戦が中止となったり敵と遭遇しなかったりで戦争開戦以来、一度も実戦の機会が無かった扶桑。対照的な戦績の二隻であったが、共に西村艦隊に配属されることとなる。
1944年10月下旬、フィリピンのレイテ島周辺海域にて、日米の大艦隊が激突するレイテ沖海戦が発生。その海戦の一つ、1944年10月25日のスリガオ海峡海戦にて、西村艦隊はレイテに突入を図るが、アメリカ軍は西村艦隊の数倍に達する数の大艦隊で待ち受けていた。
なすすべもなく、艦隊は次々に攻撃を受け、扶桑は船体が真っ二つになる大爆発を起こして撃沈、満潮も魚雷が命中、大爆発を起こして轟沈している。
ゲームについて
ゲーム中では、満潮と扶桑が、互いに名を呼ぶ台詞は今のところ無いが、両名ともレイテ沖海戦や西村艦隊に言及しており、どちらも部隊や戦いには思い入れがある模様。また、当初、満潮は西村艦隊を編成する任務の必須艦では無かったが、その後のアップデートで追加された西村艦隊の再編成任務では、必須艦になっている。