概要
神奈川県出身のシンガーソングライター、俳優、プロデューサー。
ニコニコ動画で「紫外線」名義でボカロ曲のカバーやラップの投稿を始めたが、2012年より『ぼくのりりっくのぼうよみ』に名称を改めた。由来はまだ歌うことに慣れておらず棒読み状態で歌っていたことから。
所謂「歌ってみた」が所属事務所のソリッドボンドの社長の目に止まり呼び出され、10代限定の音楽フェス「閃光ライオット」に応募。ここで約1万組の中からファイナリスト10組まで残ったことから、2015年に現役高校生としてビクターと契約しメジャーデビューを果たした。
ニコニコの歌い手としてはかなり珍しい経歴である。
特に女性ファンを中心にカリスマ的な人気を博し始めていたが、2018年9月に「NEWS ZERO」に出演し、2019年1月をもって3年間のアーティスト活動から“辞職”することを発表した。その後はTwitterでファンに「黙れよ説教ババア」などの暴言を吐いて炎上したり、youtubeを始めて1日で辞めるなどして何かと物議をかもしていたが、ラストアルバム「没落」リリースをもって宣言通り辞職=活動を終了した。
現在は『たなか』名義に改名し俳優活動などを行っている。
辞職
もともとマーケティング思考が強く「アーティストはこうやれば売れるだろう」という戦略として『ぼくりり』を演じていたが、次第に周囲から『ぼくりり』だったらこうするだろうと定義されるようになっていき、それが辛くなりリハーサルでも歌えなくなり鬱病になった。その時に『ぼくりり』は失敗したと悟ったという。
失敗の理由は自分の中に「目的」がなく、みんなが喜びそうなことといった正解を外部に要求したことだと自己分析している。失敗した『ぼくりり』を辞めることを決めたが、「辞める」という目的に向かってわざと炎上させるなど走り抜けたため、最後になんとか『ぼくりり』を「作品」にできたとしている。
ちなみに失敗したもうひとつの原因は「ファンがキモいこと」だが、そのようなキモいファン層を狙って刺しに行った自分の戦略ミスであり、ターゲットを間違えたとのこと。
楽曲
- BeNobel(実写映画版3月のライオン主題歌)
- Noah's Ark
- Sky's the limit(アネッサのCMソング)