ぼっち・ざ・きんぐ!
ぼっちざりたさま
リタ・カニスカに付いた渾名の1つ。
元ネタは言わずもがな『ぼっち・ざ・ろっく!』の主人公・後藤ひとりである。
彼女が本格的に登場する前にプロフィール解説の段階で陰キャ・コミュ障・孤独がちという癖強三拍子が揃っており、それを当時のコミュ障&陰キャの代名詞的存在だった後藤ひとりになぞらえて付けられた。
といっても、キャラ崩壊という二面性において、リタ様は普段の人前では毅然として厳格だが、一人になって緊張が解けたり逆にストレスが極限に達するとキャラが崩壊するのに対して、ひとりは普段は人前でまともに話せずしばしば物理的にキャラが崩壊しているが、バンドのピンチになると超絶ギターテクニックで危機を救うという対照的なキャラクターとなっている。
しかし、本編第5話『冬の王来たる』にて、実際に劇中に描かれたリタを取り巻く現状は割とシャレにならないほどハード。
まず被告の裁判に当たってはリタ本人が一人で世界各地を回って審議に必要な証言および証拠といったあらゆる情報を集め、そして評決も彼女が一人で考えて出さねばならないという超ワンオペ業務であり、しかもゴッカンの国民もそのほとんどがかつて彼女に裁かれた罪人の出であるため、皆彼女を恐れて嫌っていると言われるなど、日頃から国民や臣下に慕われ支えられている他国の王とは違い、公私共に彼女をサポートしている人間は極めて少ないのが実情である。
そのためか現在のリタの精神はいささか情緒不安定かつ躁鬱気味であり、プライベートではぬいぐるみの「もっふん」に語り掛けつつ自分で自分を慰めたり励ましたりするだけ(しかも既に彼女の内面を知っているモルフォーニャですら今のリタの精神状態を面白がっており、リタに対するメンタルのフォローは一切行っていない)という、とても一国の王とは思えない孤独な生活を送っており、実際問題ぼっち王とかいう不敬極まりないあだ名もあながち間違ってなかったりする(そのあまりに痛ましすぎる有様から視聴者からは「限界OL」などと呼ばれていたりする)。
ちなみにキングオージャーに初めて5人全員が搭乗した際にはリタはゴッドパピヨンのコックピットの都合上、1人だけ武器の中に配置されていた(=事実上巨大戦力の外にいた)。
しかししかし最終回「俺様たちが世界を支配する」にてヤンマがダグデドに向け「ぼっちの王様だろ」と言い放った。ある意味公式が追いついた。