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アンギラス(ゴジラS.P)
13
『ゴジラS.P』に登場するアンギラスを指す。

概要

「存在しない生物」の一つであり、逃尾市の山中に出現した陸棲四足歩行の肉食怪獣。


鎧竜ののような、または獣のような四肢の竜のような姿をしている。名前の由来は逃尾市長の孫がテレビでこの怪獣を見た際に、「アンキロサウルス」という単語を言い間違えたことに関係している。

体長は約6m程度。全身に大小様々な棘が無数に生えており、背中の装甲は燕の羽根のように尾の付け根で二股に分かれている。

前脚が蹠行(サルやクマのように足の裏全体を地面につける歩き方)、後ろ脚が趾行(ネコやイヌのように指だけをつけるもの)という特殊な歩行を行う。巨体ながらも高い跳躍力やスピードを誇り、高い崖を飛び越えたり目を離した隙にあっという間に姿を消してしまうことができる。


最大の武器は常識を超えた反応速度。相手の攻撃を予測して背中の棘を虹色に光らせながら振動させることで銃弾をも跳ね返してしまうどころか棘を角度調整する事により反射した跳弾で相手を逆に狙撃できる。その異様な反応速度から有川ユンアンギラスは『未来を予測している』のではなく、『直接未来を視ている』と推測しており、そこから別名「跳弾怪獣」、または「未来予知怪獣」と呼ばれることになった(性質的に後者が使われることが多い)。

一方でその能力が使えるのは「内容を理解している攻撃」に限られるらしく、初めて銃を見た時は普通に攻撃を受けていた。また、いくら未来を予測できるとしても至近距離からの攻撃では跳弾も回避も間に合わないという弱点も存在する。


第4話から登場し、ラドンの死体を漁った痕跡(オーディオコメンタリーによるとラドンから風化した紅塵を摂取していたらしい)と足跡をユンらに発見された(この時、不規則な行動パターンから子供なのではないかと推測されている)。

そのラストでは、トラックを破壊し、運転していた老夫婦に纒わりついていた所を、ラドン漁りの犯人探しをしていた自衛隊に発見され、怖気づいた隊員の銃撃を受ける。


続く第5話では上記の銃撃で逃げ出し、川で水を飲んでいたところをユンと遭遇。その直後やってきた猟師に狙撃されるが、銃撃を予測して跳ね返しそのまま姿を消す。

その後、度々山の周辺の民家や畑を荒らしたため山狩りが決行され、オオタキファクトリーの面々も協力することになったが誘導されて再び姿を現した時には成長したのか一回りも巨大化していた。捕鯨砲を乗せて山狩りに参加した大滝の知り合いの老人・源さんの軽トラの攻撃を跳ね返して襲いかかろうとしたが、直後にジェット・ジャガーと戦うことになった。


第6話にてジェット・ジャガーと激しい闘いを繰り広げた…

…が、当のアンギラスは上記のように子供だからかただ好奇心のままに猫のようにじゃれついてただけであり、ジェット・ジャガーが動かなくなるとあっさり興味を失くしてじゃれつくのを止めてしまった(その様子から「じゃれつき怪獣」だの「あきっぽい怪獣」だの呼ばれていた)。

その後装甲車2台による銃撃を受けるが跳弾反射で1台を破壊し、残り1台を追いかけるが、源さんから捕鯨砲を借りて持ってきたジェット・ジャガーにより球筋が読めるらしいが、こんだけ近けりゃ避けられねぇだろぉ!!」と至近距離からの砲撃を胸部に食らい、大量の血を流して絶命した……


……と思いきや実は仮死状態だったため、その後目の前で逃尾市長が記念撮影をしている時に目を覚まして活動を再開。

捕鯨砲の銛を受けての手負いなため凶暴化しており、車をひっくり返しながら町へ降りようとしたところ、再び捕鯨砲を構えた大滝の乗るジェット・ジャガーを尻尾で頭部を破壊してから凪払い、大滝を気絶させる。そのまま進撃を進めるが、ユングに自動操縦させたジェット・ジャガーとユンの指示によって誘導、発射された二度目の至近距離の捕鯨砲によって頭殻の一部が損壊する威力の銛で脳天を貫かれ、完全に絶命した。


その後、討伐時に取れた角は第7話にて対巨大怪獣用の武器として「球を弾き未来を見通す力」に目をつけた大滝が「戦利品」としてちゃっかり回収し、ジェット・ジャガーの武器アンギラスの槍として使われた(角だけでも鋼鉄のワイヤーを切断するほどの鋭さがあるほか、当初大滝自身は弓矢の矢じりにするつもりだったが1回限りの使い捨てになることからさとみの案でになった)。


余談

  • エンディングムービーでは初代準拠のアンギラスが登場している。
  • 十数メートルの全長は「ちびゴジラ」シリーズ等のスピンオフを除く歴代アンギラスで最小である。『怪獣黙示録』においても、小型の個体の目撃例がある模様ではあるが。
  • デザインや能力など各所にオマージュが散りばめられており、例に挙げると、
    • 命名の経緯は、昭和ガメラシリーズのギャオスの設定に近い。
    • 背中の装甲の後部が二股に分かれている様子は、初代アンギラスの没案ひとつ「甲羅が2つにわかれる」のオマージュと思われる。
    • 四肢が前後で異なる形質や膝に生えた長い棘は着ぐるみ時代の姿勢(膝をつけた四つん這い)が由来であり、生物学的におかしくない形態にしつつも当時のシルエットに近づけるためのものだという。
    • 未来予知と称される反応速度は、昭和の図鑑に記載されていた『脳が体じゅうに分散しているため、動きが俊敏である』という設定の発展系だと考えられる。
      • オーディオコメンタリーによると、「未来予知」の属性はゴジラ由来のものであることが語られた(ゴジラの予習として各怪獣がそれぞれゴジラの特性を持っているようであり、ゴジラの身の守り方を考えた時に「巨体ゆえにあらかじめ分かってなければ攻撃を避けられない」として未来予知能力が考えられたという)。それに関連してか喉や四肢の付け根のひだの形質はゴジラウルティマのものに近い。
    • 『CGWORLD』6月号でのインタビューでもそのことが触れられ、デザインに関しては初代の設定からアンキロサウルスや近縁の恐竜の造形や化石から要素をちりばめ、そこにアンギラスのイメージを加えていったため全然苦労しなかった模様。また、本来は自己防衛のため後ろ向きに生えている背中の棘を攻撃的なイメージを出すため、相手への攻撃手段として全て前に向けている。
  • 劇中ではジェット・ジャガーが最初に討伐した怪獣(人類が最初に討伐した怪獣では同話でマンダも何個体か撃沈されている)ということになるが、上記にあるようにラドンと違って割と愛嬌のあるキャラクターとして描かれていた節もあるため、一部の視聴者およびアンギラスのファンの中にはあっさり倒されたことを残念がる者もいる。
  • 映像作品で劇中でアンギラスが死亡してしまうのは『ゴジラの逆襲』以来のことである。
  • 円城搭監修の小説版にて、アンギラスが逃尾市に出現した際も、ラドンやゴジラと同じく海中形態から進化の早回しをするような形で陸上に適応するという出現方式が語られた。作中ではラドンと共に陸上へ紅塵を拡散する役目を担当しており、角の数や細部の形状などに様々なバリエーションが付いたアンギラスの群れが発生している。
  • 英語字幕の台詞ではアンギラスに対してなぜか女性を表す「she」が使われていた
    • そのため、Twitter 上では「今作のアンギラスはメス」とか、「猫の代名詞は「she」が使われるため、その様子を子猫に例えた表現」とか「とりあえず未確認の存在には「she」をつける習わしがあるから」と言った考察がされているが、この事に関して公式からの発表は特にない。

関連項目

ゴジラS.P アンギラス

概要

「存在しない生物」の一つであり、逃尾市の山中に出現した陸棲四足歩行の肉食怪獣。


鎧竜ののような、または獣のような四肢の竜のような姿をしている。名前の由来は逃尾市長の孫がテレビでこの怪獣を見た際に、「アンキロサウルス」という単語を言い間違えたことに関係している。

体長は約6m程度。全身に大小様々な棘が無数に生えており、背中の装甲は燕の羽根のように尾の付け根で二股に分かれている。

前脚が蹠行(サルやクマのように足の裏全体を地面につける歩き方)、後ろ脚が趾行(ネコやイヌのように指だけをつけるもの)という特殊な歩行を行う。巨体ながらも高い跳躍力やスピードを誇り、高い崖を飛び越えたり目を離した隙にあっという間に姿を消してしまうことができる。


最大の武器は常識を超えた反応速度。相手の攻撃を予測して背中の棘を虹色に光らせながら振動させることで銃弾をも跳ね返してしまうどころか棘を角度調整する事により反射した跳弾で相手を逆に狙撃できる。その異様な反応速度から有川ユンアンギラスは『未来を予測している』のではなく、『直接未来を視ている』と推測しており、そこから別名「跳弾怪獣」、または「未来予知怪獣」と呼ばれることになった(性質的に後者が使われることが多い)。

一方でその能力が使えるのは「内容を理解している攻撃」に限られるらしく、初めて銃を見た時は普通に攻撃を受けていた。また、いくら未来を予測できるとしても至近距離からの攻撃では跳弾も回避も間に合わないという弱点も存在する。


第4話から登場し、ラドンの死体を漁った痕跡(オーディオコメンタリーによるとラドンから風化した紅塵を摂取していたらしい)と足跡をユンらに発見された(この時、不規則な行動パターンから子供なのではないかと推測されている)。

そのラストでは、トラックを破壊し、運転していた老夫婦に纒わりついていた所を、ラドン漁りの犯人探しをしていた自衛隊に発見され、怖気づいた隊員の銃撃を受ける。


続く第5話では上記の銃撃で逃げ出し、川で水を飲んでいたところをユンと遭遇。その直後やってきた猟師に狙撃されるが、銃撃を予測して跳ね返しそのまま姿を消す。

その後、度々山の周辺の民家や畑を荒らしたため山狩りが決行され、オオタキファクトリーの面々も協力することになったが誘導されて再び姿を現した時には成長したのか一回りも巨大化していた。捕鯨砲を乗せて山狩りに参加した大滝の知り合いの老人・源さんの軽トラの攻撃を跳ね返して襲いかかろうとしたが、直後にジェット・ジャガーと戦うことになった。


第6話にてジェット・ジャガーと激しい闘いを繰り広げた…

…が、当のアンギラスは上記のように子供だからかただ好奇心のままに猫のようにじゃれついてただけであり、ジェット・ジャガーが動かなくなるとあっさり興味を失くしてじゃれつくのを止めてしまった(その様子から「じゃれつき怪獣」だの「あきっぽい怪獣」だの呼ばれていた)。

その後装甲車2台による銃撃を受けるが跳弾反射で1台を破壊し、残り1台を追いかけるが、源さんから捕鯨砲を借りて持ってきたジェット・ジャガーにより球筋が読めるらしいが、こんだけ近けりゃ避けられねぇだろぉ!!」と至近距離からの砲撃を胸部に食らい、大量の血を流して絶命した……


……と思いきや実は仮死状態だったため、その後目の前で逃尾市長が記念撮影をしている時に目を覚まして活動を再開。

捕鯨砲の銛を受けての手負いなため凶暴化しており、車をひっくり返しながら町へ降りようとしたところ、再び捕鯨砲を構えた大滝の乗るジェット・ジャガーを尻尾で頭部を破壊してから凪払い、大滝を気絶させる。そのまま進撃を進めるが、ユングに自動操縦させたジェット・ジャガーとユンの指示によって誘導、発射された二度目の至近距離の捕鯨砲によって頭殻の一部が損壊する威力の銛で脳天を貫かれ、完全に絶命した。


その後、討伐時に取れた角は第7話にて対巨大怪獣用の武器として「球を弾き未来を見通す力」に目をつけた大滝が「戦利品」としてちゃっかり回収し、ジェット・ジャガーの武器アンギラスの槍として使われた(角だけでも鋼鉄のワイヤーを切断するほどの鋭さがあるほか、当初大滝自身は弓矢の矢じりにするつもりだったが1回限りの使い捨てになることからさとみの案でになった)。


余談

  • エンディングムービーでは初代準拠のアンギラスが登場している。
  • 十数メートルの全長は「ちびゴジラ」シリーズ等のスピンオフを除く歴代アンギラスで最小である。『怪獣黙示録』においても、小型の個体の目撃例がある模様ではあるが。
  • デザインや能力など各所にオマージュが散りばめられており、例に挙げると、
    • 命名の経緯は、昭和ガメラシリーズのギャオスの設定に近い。
    • 背中の装甲の後部が二股に分かれている様子は、初代アンギラスの没案ひとつ「甲羅が2つにわかれる」のオマージュと思われる。
    • 四肢が前後で異なる形質や膝に生えた長い棘は着ぐるみ時代の姿勢(膝をつけた四つん這い)が由来であり、生物学的におかしくない形態にしつつも当時のシルエットに近づけるためのものだという。
    • 未来予知と称される反応速度は、昭和の図鑑に記載されていた『脳が体じゅうに分散しているため、動きが俊敏である』という設定の発展系だと考えられる。
      • オーディオコメンタリーによると、「未来予知」の属性はゴジラ由来のものであることが語られた(ゴジラの予習として各怪獣がそれぞれゴジラの特性を持っているようであり、ゴジラの身の守り方を考えた時に「巨体ゆえにあらかじめ分かってなければ攻撃を避けられない」として未来予知能力が考えられたという)。それに関連してか喉や四肢の付け根のひだの形質はゴジラウルティマのものに近い。
    • 『CGWORLD』6月号でのインタビューでもそのことが触れられ、デザインに関しては初代の設定からアンキロサウルスや近縁の恐竜の造形や化石から要素をちりばめ、そこにアンギラスのイメージを加えていったため全然苦労しなかった模様。また、本来は自己防衛のため後ろ向きに生えている背中の棘を攻撃的なイメージを出すため、相手への攻撃手段として全て前に向けている。
  • 劇中ではジェット・ジャガーが最初に討伐した怪獣(人類が最初に討伐した怪獣では同話でマンダも何個体か撃沈されている)ということになるが、上記にあるようにラドンと違って割と愛嬌のあるキャラクターとして描かれていた節もあるため、一部の視聴者およびアンギラスのファンの中にはあっさり倒されたことを残念がる者もいる。
  • 映像作品で劇中でアンギラスが死亡してしまうのは『ゴジラの逆襲』以来のことである。
  • 円城搭監修の小説版にて、アンギラスが逃尾市に出現した際も、ラドンやゴジラと同じく海中形態から進化の早回しをするような形で陸上に適応するという出現方式が語られた。作中ではラドンと共に陸上へ紅塵を拡散する役目を担当しており、角の数や細部の形状などに様々なバリエーションが付いたアンギラスの群れが発生している。
  • 英語字幕の台詞ではアンギラスに対してなぜか女性を表す「she」が使われていた
    • そのため、Twitter 上では「今作のアンギラスはメス」とか、「猫の代名詞は「she」が使われるため、その様子を子猫に例えた表現」とか「とりあえず未確認の存在には「she」をつける習わしがあるから」と言った考察がされているが、この事に関して公式からの発表は特にない。

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ゴジラS.P アンギラス

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