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エキノコックス

えきのこっくす

片節が連ならないサナダムシの仲間。人間に寄生するとエキノコックス症を引き起こす。
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概要

棘球蚴。片節が連ならないサナダムシの仲間。人間に寄生するとエキノコックス症を引き起こす。

エゾヤチネズミなどの野ネズミにまず寄生し、キタキツネイヌなどに食べられる事で乗り移る。

それらのにエキノコックスのが紛れ込み、土や植物の種、食物等を通してネズミ人間等の宿主に入り込む。

人間から人間に感染することはない。


人体に入ると肝臓に激しい症状を起こす事が多く、心臓に寄生する事も。

寄生虫による症状の中でも重く、手術で取り除くのも難しいのでまず感染しない事が大切。

また、悪化するまで自覚症状が無いのが厄介な点であり気付いた時には助からない事もある。

エキノコックスの幼虫の発育は非常に遅く、自覚症状があらわれるまで数年から10数年かかると言われている。

血液検査等で早期発見できるので定期的に健康診断を受けることが大事である。


北海道ではキタキツネや野良犬アライグマ等に触ってはいけない。餌付けなど以ての外

そして農業園芸で土いじり後の入念な手洗い、沢や湧き水、井戸水などの生水を飲まない事も大切。


愛犬には拾い食いをさせず、フンは必ず持ち帰ること。

感染が疑われる場合は直ちに動物病院へ。


日本への伝来

アラスカセントローレンス島起源をもつ。

20世紀初頭、千島列島では毛皮目的のキツネの飼養が盛んで、アリューシャン列島から良質なキツネが導入された際、寄生していたエキノコックスも千島列島へと移入され、更には流氷に乗って北海道本島へ渡った千島のキツネたちにより北海道へ移入されたとされる。


本州への進出

平成26(2014)年3月に愛知県阿久比町で捕獲された野犬からエキノコックスが検出された。

その後も、愛知県知多半島にて定期的にエキノコックスを持った野犬が確認されている。

本州でもエキノコックスは注意が必要。


関連イラスト

エキノコックスくん


関連タグ

感染症 寄生虫 天然危険物 病原体 病気 扁形動物

ブラック・ジャック:主人公が農薬で突然変異したエキノコックスに寄生される話がある。

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