概要
並行世界エドラスの浮遊島「エクスタリア」に棲む種族。猫にソックリだが、卵から生まれる。しかも親の身長に匹敵するほどでかい。知能は極めて高く、人語を解し道具も使いこなす。服は着ていたり着ていなかったりする。
老若男女を問わず翼(エーラ)の魔法を使うことが可能で、生まれてからすぐに飛び回ることが可能。腕力も高く、人間一人程度であれば軽々持ち運ぶ(ハッピーは「2人目は流石に無理」らしい)。
エドラスでは天使に等しい扱いであり、人間は彼らを聖獣として崇め、首を垂れている。
女王シャゴットによる治世は独裁ながら人民からの信頼は厚く、人間を処刑する権限も有している……とされていたが真っ赤な嘘であり、シャゴットは単に己の予知能力で知った「死ぬ運命にある人」を予言しているに過ぎない。
彼らエクシードはさほど強い動物ではなく、人間から迫害を受けぬよう自分達の力を盛っていた嘘が時代を経るにつれて最早取り返しがつかないことになっていき、その正体を見抜いたエドラス国王・ファウストからは「(いずれ魔力が尽きるエドラス本土とは逆に)永遠の魔力を持つ者」として疎まれ、魔水晶の塊にされてしまい、エドラスの魔力源に変えられそうになる。
しかし妖精の尻尾一行により元に戻され、争いの元になる有限の魔力をエドラスから無くすべくファウストの息子・ミストガンによってアニマが逆転換されたことにより、体内に魔力を持つ全員がアースランドに送られた。
以降はフィオーレ王国の森に勝手に棲み着き、開墾して村を造り平和に暮らしている。それから程なくして小説版「心に宿るColor」にて闇ギルドに襲撃されたが、ナツとルーシィの活躍により悪党どもが壊滅したため事なきを得た。
ハッピーやシャルル、レクターにフロッシュ、レギオン隊のサミュエルなどは「エクスタリア崩落の未来」を見て恐怖したシャゴットによりアースランドに疎開させられた卵(計100個)であり、別に「滅竜魔導士には付き物」というわけではない。
また、パンサーリリーやサミュエルのように人間に似た戦闘モードに変身できる個体も稀に存在する。
用語
エクスタリア
エクシードの生まれ故郷。エドラス上空に浮かぶ島で、エクシード達が暮らす王国。
エドラスから魔力が消滅したことに伴い浮力を失って崩落し、完全に消滅した。
堕天
(自称)神であるエクシードが任務を放棄し、人間側に寝返る行為。またはそれを行ったエクシードの事。
シャゴットがエクシードの実態について明かしたため、この言葉は死語となった。
著名なエクシード
シャゴット派
名前 | 立場 | 人間のパートナー |
---|---|---|
シャゴット | 女王 | 無し |
ナディ | 国務大臣 | 無し |
ニチヤ | 近衛師団長 | 一夜=ヴァンダレイ=寿 |
四長老 | 長老 | 無し |
反シャゴット派
堕天
名前 | 人間のパートナー |
---|---|
パンサー・リリー | ガジル・レッドフォックス |