エリニュス(悪魔城ドラキュラ)
えりにゅす
『悪魔城ドラキュラ 暁月の円舞曲』で初登場した敵キャラクター。
復讐の女神。見た目は両翼から鎧まで全体的に赤色に染まった『ヴァルキリー』の色違い。
金髪のロングヘアーや鎧の下地部分が緑色になっているなど、細かな彩色の違いはあるものの、
姿形や性質は概ね共通しており、基本的にはヴァルキリーの純粋な強化型と言って良いだろう。
海外版での名称も同じく「Erinys」。折角なので、お仲間の記事の方も併せて参照して欲しい。
本来は恐ろしい老女の姿をした女神のはずなのだが、本シリーズでは普通のザコ敵扱いである。
元々多数からなる女神であるため、何体も同時に登場する事はそこまでおかしくはないのだが、
神話違いの女神同士が下位種と上位種の関係になっていると言うのは、一体どう言う事なの・・・?
しかしおかげで美しいヴァルキリーの容姿も受け継いでいるため、結果的には良しとしよう(?)。
HPは200。MPは100。弱点は刃(斬)属性、闇属性、毒属性、呪属性。耐性は聖(光)属性。
出現場所は『煉獄闘技場』『悪魔城最上階』『混沌』の3エリア。登場時期は終盤からとなる。
その性質は『ヴァルキリー』の完全上位互換であり、その倒し難さ故に対処法も同じで構わない。
攻撃後の隙を狙い、攻撃範囲の広い大剣系の武器で攻撃するか、遠距離系の能力を使用しよう。
この時期なら『レッドミノタウロス』のソウルの能力「巨大な斧を振るう」が相性が抜群だろう。
ドロップアイテムは槍系の武器『ロンギヌスの槍』のみ。
槍系の中では最高のATK(攻撃力)+102に加え、殆どの敵に有効な聖(光)属性を持っているため、
是非狙いたい・・・と言いたい所なのだが『地下水域』エリアでも普通に拾う事ができたりする。
彼女と出会う以前から入手できる上に、固有のドロップアイテムでもないため狩る価値は薄い・・・
もし狙いたい場合は『悪魔城最上階』到着後に狩る事をオススメする。・・・理由は余談を参照。
そして彼女のソウルから得られる能力は「獲得経験値が1.2倍になる」。・・・そう、補助系である。
確かに効果自体は優秀であり、他に同じ効果を持ったアクセサリなども存在しないのだが、
そもそもソウルやアイテム狩りで試行回数を稼ぐ内に、経験値もその間必ず入手しているため、
彼女の能力が真に必要となるのは全てが集め終わった後と、活躍できる機会が限られる上に、
その上昇率もボス敵クラスの相手にしか効果が実感できないと何とも微妙かつ不遇な扱いに・・・
HPは200。MPは186。弱点は突属性、斬属性、闇属性、毒属性。耐性は聖(光)属性。
出現場所は『悪魔城最上階』と『深淵』の2エリア。本作でもやはり終盤からの登場となる。
『ヴァルキリー』の純粋な強化型という扱いは健在であり、HPも大体3倍ほど強化されている。
弱点と耐性は同じだが、本作では力を溜めてから周囲に衝撃波を放つ技が新たに追加されている。
しかし実際に戦ってみると何故か『ヴァルキリー』よりも倒し易く感じるのではないだろうか?
それもそのはず。何故なら新技の追加で突進攻撃によって距離を離される機会が少なくなった他、
その新技も自分から接近してきて、攻撃まで若干の猶予があり、しかも攻撃後は隙だらけなど、
軸合わせの挙動が減ったのに対して、逆にコチラから攻撃できるチャンスは増えている訳で・・・
と、何はともあれ女神様の温情(または本気?)のおかげか、前作よりは弱体化していると言える。
また彼女のHPは同時期に登場するザコ敵達の中でも低めかつ、経験値は+300と割と高めであり、
しかも彼女が出現するフロアの近くにはセーブポイントまであるため、非常に狩り易いのだ。
『悪魔城最上階』を訪れたら経験値、ソウル、アイテム狩りと非常にお世話になる事だろう。
ドロップアイテムは体防具『ホーバーク』とHP回復アイテム『メロン』。
『ホーバーク』はDEF(防御力)+31に特殊効果は無しと、入手時期相応のまあまあな性能を持つ。
一応、固有のドロップアイテムではあるのだが、同じ時期にもっと優秀な装備が入手できるため、
活躍できる時期は少ないかもしれない。・・・しかし彼女の私物と考えればそれはそれで良いn(略)
ちなみに『ホーバーク』とは鎖帷子、つまり一般的に言うと『チェーンメイル』の事なのだが、
その『チェーンメイル』は1ランク前の体防具として別に登場していたりする。何処が違うの・・・?
高級感溢れる『メロン』の回復量は+300となかなかに優秀。これ以上の回復量を持つのは、
『スケルトンボーイ』がドロップする『カレー』の+500か、世界三大珍味の+1000か、
または『ファイナルガード』がドロップする回復量+9999の『エクスポーション』しかないので、
レベル上げやソウル狩りのついでに集めておくと良いだろう。後半の探索が楽になるはずだ。
・・・尤も、同等の回復量で良いのなら『ゴルゴン』がドロップする『うまいにく』の+290か、
『ハートイーター』がドロップする『ラーメン』の+300でもよかったりするのだが。
そして彼女のソウルから得られる能力は「広範囲に聖なるダメージ」。消費MPは+45。
発動すると前方に巨大な女神様を召喚して、接触した敵にダメージを与えるという能力であり、
使い勝手としては前作の『ヴァルキリー』の性能に近い。広い攻撃範囲と高い攻撃力を持ち、
やはり本作でも数少ない聖(光)属性持ちのおかげで、殆どの敵に有効と活躍の機会は非常に多い。
何よりビジュアル的にも美しいのが良い。・・・欲を言えば綺麗になったグラフィックでそのr(略)
また彼女のソウルは槍系の武器『ゲイボルク』を『ロンギヌス』に強化するためにも必要となる。
前作ではドロップアイテムでもあった武器だが、本作では彼女のソウルで完成させる事になる。
やはり槍系の武器の中では最高のATK(攻撃力)+92に加え、聖(光)属性を持つためかなり扱い易い。
彼女のソウルの最大レベルは『1』であるため、2つ目を入手したら是非強化して使ってあげよう。
ただしATK(攻撃力)+56、連続ヒット有り、雷属性持ちの『グングニル』にも強化できるため、
両方とも揃えたい場合は、もう1個ソウルを入手する必要がある。上記の狩場を有効活用しよう。
『暁月の円舞曲』では出現時期の関係上、『煉獄闘技場』が最も早く彼女と出会う事ができる。
しかしこのエリアで彼女のソウルやドロップアイテムを狙う事は絶対にオススメしない。
何故なら、彼女が出現する場所は『煉獄闘技場』の中にある『修厳道「技」』だけだから。
このフロアはプレイヤーの操作テクニックを試される場所であるため、狩場には向かないのだ。
正確に言うなれば、部屋の地面が即死級のダメージを受けるトゲトゲのトラップだらけで、
安全地帯は常に高速で動いている不安定なベルトコンベアーの上にしか存在しない中、
画面端から大量に無限湧きしてくる石化属性持ちの『メディウサヘッド』を対処しつつ、
部屋の奥にいる強力な『アークデーモン』を出現させない様に上手く立ち回る必要があるのだ。
如何にゲームに慣れたプレイヤーでもここで延々と狩り続けるのは正直、骨が折れるだろう。
だったら『悪魔城最上階』で狙った方が精神的にも楽であるため、素直に先に進みましょう。
・・・え?部屋の入口から遠距離攻撃すればいいって?確かに一撃で倒せるのなら問題はないのだが、
既にそこまで強くなっているのなら、尚更先に進んだ方が早いのは言うまでもないだろう。