概要
CV:子安武人
クラン「フリーダムフリート」のリーダーであるプレイヤー。
奇抜な見た目のアバターとは裏腹に態度は丁寧で、相手の実力が伴えば自身の敗北さえ素直に認める潔さも持つ。
逆に言えば「実力で勝ったものが正義」という価値観でもあるため、実力が伴わない相手には耳を貸さないし、バトルとなれば格下が相手であろうと気にも留めないため、ビギナー狩りのような状況になっても少しも気に病まず相手を叩き潰そうとする。
無駄にいたぶるようなサディストではないので良く言えばストイックな求道者だが、悪く言えば自分の世界観が最優先で大人気ない人でもある。
愛機はアナザーガンダムシリーズのパーツを組み合わせ、キャラ名と重なるカオスガンダムのマスク顔が印象的な「ブラックロータス」。
- 頭:カオスガンダム
- 胴:マスターガンダム
- 右腕:ガンダムサンドロック改(EW版)
- 左腕:ガンダムサンドロック改(EW版)
- 足:ガンダムデスサイズヘル(EW版)
- バックパック:デスティニーガンダム
- 射撃武器:ビームマグナム(バンシィ・ノルンが使っていたリボルビング・ランチャー増設型。ゲームではビーム・マグナム(バンシィ)と表示される。)
ネタバレ注意
開催中のバトルトーナメント決勝戦に突如乱入し、リリンを誘拐するという蛮行に出る。
あらかじめリリンのアバターに感染させていたコンピュータウイルスを利用して、『GBBBB』のシステムを掌握したと大々的に宣言した。
ゲームそのものがカオスらに掌握された事を知った『GBBBB』の運営陣は、もし1週間以内に事態が沈静化しない場合は『GBBBB』のサービスを終了させる決断を下し、カオスもその事を承知した上で全プレイヤーに自身との勝負を要求。不正規の手段で大幅に強化した四天王にキーアイテムを所持させたと発表し、彼らを倒せば自分の待つエリアまでの道が通じるという「ゲーム内イベント」を仕掛ける。
その後「ゲーム」は主人公達によって突破されたが、カオスはリリンをコアユニットにしたデビルガンダムと共に現れる。
リリンが救出されてなお自らがコアユニットとなり戦闘を続けようとしたが、主人公に敗れ去った。
カオスとの最終決戦後に、その正体が明らかになる。
彼は『GBBBB』の開発者の1人だった。
ある程度の推測は立てられていたが、リリンがゲーム掌握の鍵として使えることを知っていたのも、『GBBBB』のセキュリティをいとも簡単に破れたのも、システム全体をよく知っていたが故だったのだ。
「カオス(混沌)」を名乗って凶行に及んだ理由はGBBBBの運営をAIに任せるという方針を否定するため。
彼は元々「GBBBBは人間によって開発されたのだから、運営も人間が行うべきだ」という考えを持っていたため、運営をAIに託すという決断が下されたことに失望して開発を離れ、システムを知り尽くしている立場を利用して計画を練っていた。
カオスにしてみれば「ゲームを自分で考えて生み出す」ということを愛しているが故の行動であり、自身の計画がゲームイベントであるかのように振舞ったのも「自分という人間が作ったから、ゲームとして面白かっただろう?」と嘯き、無駄な事だと一蹴されてもゲームは無駄を楽しむ為にあると言い切って見せた。
その意味では「ゲームの勝敗」をつけることにもこだわっており、自身の敗北、つまりデビルガンダムが倒されたと同時にワクチンプログラムが散布されるよう仕掛けていた。これにより『GBBBB』に蔓延していたウイルスは沈静化、本人も厳罰を承知の上で大人しく連行された。
その去り際、「自分はAIに負けたのではない」と漏らし、「リリンに負けた負け惜しみだ」とリンにからかわれたが、この言葉は人の感情を学び、心を持ったリリンはもはやAIではなく、人間だと認めるものでもあった。
余談
声優の子安さんは言わずと知れたガンダム声優で、本作の発売される3ヶ月前のCMでギンガナムが「ガンプラゲームの春が来た!」と名言のパロディを披露していたり、作中で機体のブラックロータスが装備しているシールドは、ゼクスが劇中終盤に搭乗していたガンダムエピオンのシールドである。
関連タグ
ガンダムシリーズにおける中の人繋がり。
新機動戦記ガンダムW:ゼクス・マーキス ミリアルド・ピースクラフト
ガンダムSEEDシリーズ:ムウ・ラ・フラガ ネオ・ロアノーク
中の人繋がり
DIO:ジョジョの奇妙な冒険の登場人物でカオスの言動や決勝戦に乱入した時のDIO立ちや『GBBBB』のシステム掌握を宣言する時に満月を背にしていたりと、作中で彼を連想したプレイヤーは多いという。